MI6に届いた黄金の弾丸には007の刻印が！

黄金銃を持つ正体不明の殺し屋スカラマンガからの暗殺予告を受けたボンドは、逆にスカラマンガの正体を探ろうと動く！

シリーズ第9弾！

（ボンドVSスカラマンガ）

事件やその首謀者を追う展開ではなく凄腕の暗殺者スカラマンガとの相対に軸を置いたストーリー展開。

スカラマンガも世界征服がどーのこーのという事はなく、ボンドとの対決を楽しんでる愉快犯みたいな感じです。

（ボンドガール）

●ブリット・エクランド

メイン・ボンドガール。当時32歳。スウェーデン出身。水着姿がまぶしい。

元夫は英の喜劇俳優ピーター・セラーズ(1968年離婚)。

（ちなみにピーター･セラーズは非イオン系のボンド映画「007 カジノ･ロワイヤル」(1967年)で007を演じてます。）

●モード・アダムス

ブリット・エクランドと同じくスウェーデン出身。当時29歳。

ムエタイリングの観客席での死体は結構衝撃的でした。

（3作目「ゴールドフィンガー」の全身が金の死体の次くらいに可哀想な死体。6作目「女王陛下の007」のラストを思い出したり。）

アダムスは、13作目「オクトパシー」で、別の役でメインのボンド・ガールを演じます。別の役で2度ボンド・ガールを演じたのは彼女だけ。

（個性的なキャクターたち）

●黄金銃を持つ男スカラマンガ

黄金銃という個性は持っているものの、その実力を見せつけるようなシーンはほとんどなく死んでいきました。

（遠くからシャンパンの栓を撃ったくらい？）

もう一つの個性「３つの乳首」はどうなんだろうww？

医学的には副乳と言って有り得ることのようですが、普通にアザとかで良かったんじゃないか。

●スカラマンガの従者ニック・ナック

ただ従順なだけでなく、スカラマンガが死んだらその遺産を貰えるらしく、そのチャンスも狙うしたたかさを持っていて、コミカルな見た目とのギャップが面白いキャラ。

演じた小人症の俳優エルヴェ・ヴィルシェーズはフランス出身。

そのためか、作中でニックはスカラマンガをよく「ムッシュ」と呼んでます。

●クセ強キャラ、ペッパー保安官再び

前作で人気の出た南部のクセ強保安官がまさかのタイで再びボンドと邂逅。

登場シーンは何故かボートとセットのようで、前作と同様ボンドがボート･チェイスをしているシーンで登場。その後、カーチェイスでもボンドと行動を共にします。

（見どころ）カー・スタント！

●車体をひねり回転しながらの川越えジャンプは凄い！

今ならば、スタジオのセット内でワイヤーや装置を使って車を回転させ、それをＣＧ合成すると思のですが、あれをロケで完全実写でやるのはまさに神業。

ただ、あのヘンテコな効果音は萎える。

●空飛ぶ車！

ジェットエンジン付きの翼を装着して飛んだ車。

実際にあった装置だそう。

今観ると画的にはやや地味に感じるかもしれませんが、当時は今でいったら「ワイスピ」シリーズを観るくらいのインパクトがあったと思います。

（好きなところ）

 ●2人の制服ガールのアクション！

美少女×制服×アクションの原点なのかなー？

全体的にエロティックなシーンが多かったきがする。