007 ロシアより愛をこめて C
(007 FROM RUSSIA WITH LOVE)1963
監督 | テレンス・ヤング② | |
キャスト | ショーン・コネリー② | ジェームズ・ボンド |
ダニエラ・ビアンキ | タチアナ・ロマノヴァ | |
ペドロ・アルメンダリス | ケリム・ベイ(英のトルコ支局長) | |
ロバート・ショウ | ドナルド・グラント(スペクターの刺客) | |
ロッテ・レーニャ |
クレッブ大佐(No.3) |
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ヴラディク・シェイバル | クロンスティーン(No.5) | |
アンソニー・ドーソン | No.1 | |
ウォルター・ゴテル① | ロシアの奴 | |
リサ・ギラウト | ベリーダンスの女(リサ) | |
マルティーヌ・ベズウィック | キャットファイター(ゾーラ) | |
アリジャ・ガー | キャットファイター(ヴィダ) | |
フレッド・ハガティー | クリレンク(ロシア側の殺し屋) | |
ロイス・マクスウェル② | マネーペニー | |
バーナード・リー② | M | |
デスモンド・リュウェリン① | Q | |
ユーニス・ゲイソン | シルビア・トレンチ(ボンドのガールフレンド) | |
ウォルター・ゴテル | スペクターの訓練島の責任者 | |
ナジャ・ジレン | ケリム・ベイの女 |
犯罪組織スペクターが動き出す!
ソ連、英国の双方を騙してソ連の暗号解読機をかすめ取ると同時に、前作でDr.ノオを倒したボンドを始末しようと目論む。
前作のヒットを受けて翌年に公開さたシリーズ2作目。
監督は引き続きテレンス・ヤング
日本公開当時の邦題は「007 危機一発」。
(「危機一髪」の「髪」を、銃弾にちなんで「発」に替えたもの。この邦題のせいで「危機一発」が正しいと勘違いする人が増えたそう。)
任務のため呼び出され、Mから任務内容の説明、Qから装備品の説明。
任務地でのボンド・ガールとの駆け引き、ロマンス。
屈強でサディスティックな追っての殺し屋。
車、列車、ヘリ、ボート、いろんな場所(国)で激しいアクション、派手に大爆発!
前作でジェームズ・ボンドのキャラ・スタイルが確立されたなら、本作では007映画の構成スタイルが確立された作品。
前作に比べて、セクシーとアクションはかなり増し増しになってます。
メインのボンドガール以外にもセクシーなガールがいっぱい登場しますが、
個人的には、地面に横たわる殺し屋グラントにオイルを塗るお姉ちゃんのプルンプルンのオッパイが素敵でした。
物語の主な舞台は異国情緒漂うトルコのイスタンブール。
映画中盤の見せ場となる列車は、作中では言及してませんがオリエント急行です。
(オープニング)
オシャレでセクシーなオープニングの映像もこのシリーズの見どころ。
本作ではベリーダンスを踊るセクシー・ガールの女体にクレジットを投影するというエロティックな演出。
(Q)
装備担当のQ役は前作から変わり、デスモンド・リュウェリンが演じました。
リュウェリンはQとしてシリーズ最多出演(17作)を果たすことになります。
(スペクターのボス No.1)
スペクターのボス、ブロフェルドが登場。顔は出しませんが。
ネコ(ペルシャ猫)を膝の上に抱えて撫でる画は悪の黒幕イメージとして定着し、いろんな作品で使われていきます。
クレジットでは演者は「?」とされていますが、前作「ドクター・ノオ」でデント役だったアンソニー・ドーソンが演じてます。
細かいですが、ブロフェルドの指輪や、No.5が水を飲んだ時のコースターにもちゃんとスペクターのマークであるタコさんが描かれてます。
(ボンドガール:ダニエラ・ビアンキ)
イタリア出身。当時21歳。メイクもありますが、かなり大人に見える。
彼女のイタリア訛りのひどい英語の声は、別の人に吹き替えられてます。
前作のボンドガールがワイルド系だったのに対して、本作はインテリ感があります。ボンドとの知的なユーモアのやり取りもシリーズの定番となっていきます。
前作にも登場したシルビア・トレンチ(ユーニス・ゲイソン演)が再登場。
二作続けて出演するボンドガールはレア。レギュラー化しそうな感じもしましたが、本作が最後の登場となりました。
(面白かったところ)
No.3のおばちゃんが、メリケンサックで殺し屋グラントの腹に一発。
「使えそうね。(He seems fit enough.)」
えええーっwwwww
(スメルシュ)
本作ではNo.3が所属するロシアの組織として名前が出ていました。
原作小説ではスペクターではなくスメルシュとボンドが対決していきます。
スメルシは大戦中のソ連の諜報部隊。(英語読みにするとスメルシュ)
戦後には代わりにKGBが設立されますが、007の世界では戦後もスメルシが存続している事になっているようです。
主題歌 |
ロシアより愛をこめて(ed) 歌:マット・モンロー |
M |
メイン・ボンドガール役 | ダニエラ・ビアンキ(イタリア) | 生存 |
ボンド、ジェームズ・ボンド | 言わない | |
ウォッカマティーニ、シェイク | 飲まない | |
Qからの装備品 | いろいろ仕込んだアタッシュケース |
★★★PICK UP LINES★★★
オン・ザ・ベッド
タチアナ
I know all about you from your file.
(あなたのことは資料で何でも知ってるのよ。)
ボンド
You do? Well, I hope you're not disappointed.
(そうかい。君を失望させなければいいんだが。)
タチアナ
I will tell you.... in the morning.(教えてあげる。 朝にね。)
シリーズ作品 | ||||
1 | 1962年 | ドクター・ノオ | B | ショーン・コネリー |
2 | 1963年 | ロシアより愛をこめて | C | ショーン・コネリー |
3 | 1964年 | ゴールドフィンガー | D | ショーン・コネリー |
4 | 1965年 | サンダーボール作戦 | C | ショーン・コネリー |
5 | 1967年 | 007は二度死ぬ | B | ショーン・コネリー |
6 | 1969年 | 女王陛下の007 | B | ジョージ・レーゼンビー |
7 | 1971年 | ダイヤモンドは永遠に | A | ショーン・コネリー |
8 | 1973年 | 死ぬのは奴らだ | B | ロジャー・ムーア |
9 | 1974年 | 黄金銃を持つ男 | C | ロジャー・ムーア |
10 | 1977年 | 私を愛したスパイ | A | ロジャー・ムーア |
11 | 1979年 | ムーンレイカー | B | ロジャー・ムーア |
12 | 1981年 | ユア・アイズ・オンリー | B | ロジャー・ムーア |
13 | 1983年 | オクトパシー | D | ロジャー・ムーア |
14 | 1985年 | 美しき獲物たち | C | ロジャー・ムーア |
15 | 1987年 | リビング・デイライツ | C | ティモシー・ダルトン |
16 | 1989年 | 消されたライセンス | B | ティモシー・ダルトン |
17 | 1995年 | ゴールデンアイ | B | ピアース・ブロスナン |
18 | 1997年 | トゥモロー・ネバー・ダイ | A | ピアース・ブロスナン |
19 | 1999年 | ワールド・イズ・ノット・イナフ | B | ピアース・ブロスナン |
20 | 2002年 | ダイ・アナザー・デイ | B | ピアース・ブロスナン |
21 | 2006年 | カジノ・ロワイヤル | A | ダニエル・クレイグ |
22 | 2008年 | 慰めの報酬 | C | ダニエル・クレイグ |
23 | 2012年 | スカイフォール | B | ダニエル・クレイグ |
24 | 2015年 | スペクター | B | ダニエル・クレイグ |
25 | 2021年 | ノー・タイム・トゥ・ダイ | B | ダニエル・クレイグ |