007 リビング・デイライツ 

(007 THE LIVING DAYLIGHTS)1987

監督  
ジョン・グレン④  
キャスト  
ティモシー・ダルトン① ジェームズ・ボンド(007) 
マリアム・ダボ カーラ・ミロヴィ(チェリスト) 
ジェローン・クラッベ コスコフ将軍(KGB)
ジョン・リス・デイヴィス プーシキン将軍(KGB)
ジョー・ドン・ベイカー① ウィテカー(武器商人)
アンドリアス・ウイスニウスキー ネクロス(殺し屋)
トーマス・ウィトリー ソーンダース(チェコでの協力エージェント)
ジョン・テリー フェリックス・ライター(CIA) 
アート・マリック カムラン(アフガンのレジスタンス) 
デスモンド・リュウェリン⑬ Q
キャロライン・ブリス① マネーペニー 
ロバート・ブラウン③ М 
ジョフリー・キーン 国防大臣
ウォルター・ゴテル⑦ ゴーゴル将軍(KGB) 

西側への亡命を希望するKGBのコスコフ将軍。

ボンドは亡命の手助けするが、その裏には武器の密売に関わる陰謀が!

 

4代目ジェームズ・ボンドティモシー・ダルトンを迎えたシリーズ第15作目!!

 

(4代目 ティモシー・ダルトン登場)

当時40歳。

前作でのロジャー・ムーアが57歳(ボンド役で歴代最高齢)だったので、かなり若返りました

 

比較的シリアス路線な作風の影響もあるかもしれませんが、歴代で最も真面目で固い印象のあるボンド。

もちろんユーモアも言いますが、柔らかなセクシーさがない

最も原作に近いボンドとも言われていますが、最も人気のないボンドでもあるような気がします。

 

ちなみにマネーペニーも一気に若返ってます。

本作のキャロライン・ブリスは当時25歳。

前作のロイス・マクスウェルは57歳。(ロジャー・ムーアと同い年)

 

武器商人の悪役ウィテカーを演じたジョー・ドン・ベイカーは次々作「ゴールデンアイ」ではボンドをサポートするCIAの役で出演してます。

 

(ボンドガール)

マリアム・ダボ(カーラ・ミロヴィ役)

イギリス人。当時26歳。

ボンドガールはロングヘアで大人な雰囲気を醸すレディが多いですが、本作のマリアムはボブで幼さを感じさせるカワイイ系。

個人的には妖精オードリー・ヘップバーンに重なるような気がしていて、かなり好き。

 

(ソ連あっての007?)

スパイはスパイする相手国あってこその存在。

007シリーズでは利権問題でスペクターが使えなくなって以来、冷静下のソ連を敵国として物語が進むことが多かったです。

 

本作ではKGB内部での争いや対立がストーリーの軸になってます。

また後半ではソ連が侵攻したアフガニスタンが舞台になってます。

(馬に乗ってアフガンの抵抗勢力(ムジャーヒディーン)たちと共にソ連兵たちと戦う様は、翌年1988年公開の「ランボー3 怒りのアフガン」でも似たような感じで描かれてます。)

 

(好きなところ)

●ギミック満載アストン・マーティンのカー・アクション

●終盤の輸送機での空中アクション

 

新ボンド役登場、シリーズ25周年という事で、大きな予算が付いた大作映画ですが、これといった目新しさやアクションがなかった・・・

 

主題歌

The Living Daylights

(a-ha)

M
メイン・ボンドガール役 マリアム・ダボ(英) 生存
ボンド、ジェームズ・ボンド 言う  
ウォッカマティーニ、シェイク

飲まない

ラストシーン、カーラの控室にウォッカマティーニと思われるグラスが2つ置いてはあった

 
Qからの装備品

口笛起動キーホルダー

レーザー&ミサイル&スパイクタイヤ等々搭載アストン・マーティンなど

 

★★★PICK UP LINES★★★

 

ボンド

Whoever she was, I must've scared the living daylights out of her.

(あの女は死ぬほど驚いただろうな。)

 

 

living daylights は「死ぬほど驚く」という意味の慣用表現。

007シリーズでは、作中のどこかの台詞でタイトルを言うのがお決まりになっています。

 

      シリーズ作品    
1 1962年 ドクター・ノオ ショーン・コネリー
2 1963年 ロシアより愛をこめて C ショーン・コネリー
3 1964年 ゴールドフィンガー ショーン・コネリー
4 1965年 サンダーボール作戦 C ショーン・コネリー
5 1967年 007は二度死ぬ ショーン・コネリー
6 1969年 女王陛下の007 B ジョージ・レーゼンビー
7 1971年 ダイヤモンドは永遠に A  ショーン・コネリー
8 1973年 死ぬのは奴らだ B ロジャー・ムーア
9 1974年 黄金銃を持つ男 C ロジャー・ムーア
10 1977年 私を愛したスパイ ロジャー・ムーア
11 1979年 ムーンレイカー B  ロジャー・ムーア
12 1981年 ユア・アイズ・オンリー ロジャー・ムーア
13 1983年 オクトパシー ロジャー・ムーア
14 1985年 美しき獲物たち ロジャー・ムーア
15 1987年 リビング・デイライツ   ティモシー・ダルトン
16 1989年 消されたライセンス   ティモシー・ダルトン
17 1995年 ゴールデンアイ   ピアース・ブロスナン
18 1997年 トゥモロー・ネバー・ダイ   ピアース・ブロスナン
19 1999年 ワールド・イズ・ノット・イナフ B  ピアース・ブロスナン
20 2002年 ダイ・アナザー・デイ   ピアース・ブロスナン
21 2006年 カジノ・ロワイヤル   ダニエル・クレイグ
22 2008年 慰めの報酬 ダニエル・クレイグ
23 2012年 スカイフォール   ダニエル・クレイグ
24 2015年 スペクター ダニエル・クレイグ
25 2021年 ノー・タイム・トゥ・ダイ ダニエル・クレイグ