アベンジャーズ C

(Marvel's The Avengers)2012

監督 ジョス・ウェドン  
キャスト ロバート・ダウニー・Jr トニー・スターク(アイアンマン)
  クリス・エヴァンス スティーヴ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)
  ジェレミー・レナー クリント・バートン(ホークアイ)
  スカーレット・ヨハンソン ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
  クリス・ヘムズワース ソー
  マーク・ラファロ ブルース・バナー博士(ハルク)
  サミュエル・L・ジャクソン ニック・フューリー(SHIELD長官)
  トム・ヒドルストン ロキ
  クラーク・グレッグ フィル・コールソン(SHIELD)
  コビー・スマルダーズ マリア・ヒル(SHIELD)
  ステラン・ステルスガルド セルヴィグ博士
  グウィネス・パルトロウ ペッパー・ポッツ
  ルー・フェリグノ ハルクの声
  ポール・ベタニー JARVIS(ジャービス)(声)
  アレクシス・デニソフ ジ・アザー(チタウリ軍のトップ)
  ハリー・ディーン・スタントン ハルクが落ちた工場の警備員
  イエジー・スコリモフスキ ウィドウを尋問するおっさん
  マキシミリアーノ・ヘルナンデス シットウェル(スキンヘッドのSHIELD)
  スタン・リー(原作者) テレビでインタビューされる人
 

それぞれの作品に互いの

キャラを出演させたり繋がりを持たせてきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。
アイアンマン

インクレディブル・ハルク

アイアンマン2

キャプテン・アメリカ

マイティ・ソー

の5作に登場するヒーロー達を結集したヒーロー・アクション超大作!

 

「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の

6作目

 

 

SHIELDニック・フューリーにより、個性の塊のようなヒーロー達が集められたが、意見はバラバラ、衝突ばかりでとてもチームなんて呼べる代物じゃない!

果たして彼らはロキ率いる異星人の侵略から地球を守ることができるのか!?

 

マーベルが総力を結集した大作だけあって興行的には大成功を収めました。

 

集められた個性溢れまくりのヒーローが、反発しながらも最後には結束して大立ち回り。ストーリー性はあまりないです。

最後の市街戦のシーンは見応えがありますが、CGフル活用の迫力満点バトルはすでに「トランスフォーマー」シリーズ等々で最近ではお腹いっぱい感があります。

 

(超大作)

これだけの大作となると、企画がスタートしてもなかなか映画化まで漕ぎ着けないこともまちまちですが、「アイアンマン」「アイアンマン2」の興行的な成功が決め手となり映画化が実現したようです。

 

監督&脚本のジョス・ウェドンは、これまでTVドラマの脚本や製作で活躍してきた人で、映画監督の経験はほとんどありませんでしたが、コミック好きということもあって抜擢されたよう。

 

2008年「アイアンマン」から始まったMCUシリーズ。

アベンジャーズが結成された本作までの6作品が「フェイズ1」となります。次作「アイアンマン3」から「フェイズ2」がスタート。

ヒーローワールドはさらなる進化&深化を続けていきます!

 

(反芻できる楽しみ)

初見ではただの派手なアクション&キャラ祭り程度の印象でしたが、2019年「アベンジャーズ エンドゲーム」まで観た後に改めて鑑賞すると、自分の中で各キャラに思い入れが出来ていて、「みんな若いな~」「口喧嘩なんかしてるよ~」等々いろんな想いを持って楽しめました。

 

振り返って観てみる」というのは「スター・ウォーズ」「ハリー・ポッター」シリーズなど、長期シリーズならではの楽しみ方。

 

(アベンジャーズ)

アイアンマン」「ハルク」「ソー」「キャプテン・アメリカの4人に、SHIELDのエージェントである「ブラック・ウィドウ」「ホークアイ」の2人を加えた夢のスーパーヒーローチーム!!第1期メンバーです。

 

ブルース・バナー博士(ハルク)役だけはエドワード・ノートンからマーク・ラファロに演者が代わってます。

 

(MCUリンク)

MCU各作品のヒーローを結集させた大作の中で、唯一ヒーロー以外(非戦闘要員)で参戦したのが「マイティ・ソー」登場の天文物理学者セルヴィグ博士。ロキの杖で洗脳された事も影響してか、「マイティ・ソー  ダーク・ワールド」ではかなり壊れたユニークなキャラになってます。

 

登場時間はわずかですが、ヘリキャリアの中でロキの索敵をしていたスキンヘッドのエージェント、シットウェル。 「マイティ・ソー」でもコールソンの部下としてちょこっと登場してました。

彼は実は・・・・ →2016年「キャプテン・アメリカ  ウィンター・ソルジャー

 

異星人(チタウリ軍)の残骸がNY中に残されます。

これが後に悪用されます。→2017年「スパイダーマン  ホームカミング

 

(初登場のアイアンマン・スーツ)

■MarkⅦ(マーク7)

前半ではMarkⅥ(マーク6)を着用してましたが、ソーの雷と空飛ぶ空母の修理でかなりダメージを負い、NYでの決戦時にはマーク7を着用。

普段は飛行ユニット形態で、トニーの両腕のブレスレットを認識して自動装着されます。カッコイイ。

胸部のマーク(レンズ)がMarkⅥの逆三角形から、それ以前の丸形に戻ってます。

 

(キャプテン・アメリカのスーツ)

前作「ザ・ファースト・アベンジャー」時の軍服風から、ヒーローらしい派手めのスーツになってます。 

腹周りの縦の赤白ストライプはダサい。

基本的にシールドか徒手空拳で戦うキャプテンですが、本作では敵から奪ったライフルで銃撃戦に応酬するシーンがあります。

キャプテンが銃を撃つのは珍しい。

 

両雄 初対面
両雄 初対面

(アイアンマンとキャップ)

アベンジャーズを引っ張っていく両雄初顔合わせとなります。

出会った当初から2人の考え方や意見に違いがあり、本作でもかなり辛辣な言い合いをしてます。この2人のスタンスの違いが、後にアベンジャーズを二分してしまう大きな対立を生み出してしまいます。

(2016年「シビル・ウォー」)

 

(ヴィラン)

ロキ

マイティ・ソー」に登場したロキがヴィランとして登場。

当時から情けないキャラ全開だったロキを今さらメインのヴィランに据えられても凄みや、強さを感じられず・・・

ただチタウリを通じて「あの方」から杖(セプター)を与えられ、その力で他人を操る事ができるようになりました。この杖の先端についている石こそインフィニティ・ストーンの1つで人の心を操る事ができるマインド・ストーンになります。

 

チタウリ

ロキと手を組み、ワームホールからワラワラと地球に侵攻してきた宇宙人。

そのリーダーのジ・アザー(6本指の奴)は「あの方」の部下で、その目的はテッセラクト(スペース・ストーンを奪取し「あの方」に献上する事。

 

(新キャラ)

マリア・ヒル

コールソンとともに長官ニック・フューリーを支えるSHIELDの美しきエージェント。今後のアベンジャーズ作品でもニックとともにヒーローを支えていきます。

 

(逝く?キャラ)

フィル・コールソン

これまでヒーローのリクルートに勤しんできたニックの部下。

彼がロキに殺された事がきっかけとなり、ヒーロー達が結束していきます、が、実はコールソン生きていて、翌年に「エージェント・オブ・シールド」というアメリカのTVドラマシリーズにメインキャストストとして登場してます。

 

(インフィニティ・ストーン)

スペース・ストーン(テッセラクト)、さらに初登場となるマインド・ストーン(ロキの杖セプター)の2つが登場。

スペース・ストーンはチタウリ軍が地球に攻め込むための次元の穴を開き、マインド・スト―ンはロキの杖として人の心を操り洗脳してました。

本作後、スペース・ストーンはソーがアスガルドへ持ち帰り保管

マインド・ストーンはSHIELDにて保管される事になります。

 

マインド・ストーンは本来黄色ですが、杖先きのストーンは青く輝いてます。これは青い結晶に覆われているためで、2015年「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」で、覆っている青い結晶が壊され黄色いストーンが出てきます。

 

(エンド・クレジット)

エンドロール途中で、マーベルのスーパーヴィランで、アベンジャーズの宿敵となる、あの方ならぬアゴの方サノスが一瞬ですが初登場!

 

エンドロール最後には笑えるシーンが。不味かったのかな?

戦いの後のトニーの「シャワルマって知ってる?近くに有名な店がある。 一度食べてみたかった。」という台詞を回収したオマケ的シーン。

肉料理ですね。

 

(スタンじいさんを探せ!)

テレビのインタビューを受けるじいさん。

 

(見どころ)

●ヒーロー同士のバウト(ケンカ)

①アイアンマン VS ソー

雷神様相手にアイアンマンが善戦したと思います。

キャップの仲裁で終了。痛み分けかな。

 

②ハルク VS ソー

パワーファイター同士のぶつかり合い!

ハルクが空母ヘリキャリアから落下して終了。痛み分けかな。

 

③ブラック・ウィドウ VS ホークアイ

ロキに洗脳されたホークアイをブラック・ウィドウがノックアウトして洗脳を解きます。2人が強い絆で結ばれている事がわかります。

(ホークアイは既婚者なので、男女の愛ではなく、友情、信愛的な感じ。)

しかし、この深いつながりが後の悲劇へと・・・・

 

2人ともカッコよくて強い事は間違いないけど、生身の地球人。

シリーズ通して非常によくやっているなと思います。

 

マンハッタンで遂に集結!

ハルクが魚タイプの巨大な敵を殴った後、6人が輪になって結集するシーンのワクワクゾクゾク感がパない。

 

(好きなところ)

ホークアイがかっこよかったなー。

弓矢というローテク武器に、最新ハイテクが盛り込まれてかっこ良かった。

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)アベンジャーズ計画

コールソンの死を受けてヒーローに語るニック・フューリー

 

There was an idea, Stark knows this, called the Avengers Initiative.

The idea was to bring together a group of remarkable people to see if they could become something more.

To see if they could work together when we need them to, to fight the battles that we never could.

 

その計画はスタークも知っているがアベンジャーズ計画という。

特殊な力を持った者たちを集めて彼らがチームを組む事でより大きな力が得られるか試したかった。結束する事が出来れば強大な敵とも戦えるはずだ。

 

 

(シーン②)アングリー!!

 

キャプテン・アメリカ

Dr. Banner.

Now might be a really good time for you to get angry.

(バナー博士。今なら怒っていいぞ。)

 

バナー

That's my secret, Captain.   I'm always angry.

(僕には秘密がある、キャプテン。 いつも怒ってる。)

 

 

バナーがハルクに変身するこのシーン、超カッコイイ!

 

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公開年  
2012  
ランク  
C  
年代  
   
舞台