マーベル･コミック原作のヒーローによるクロスオーバー作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の2作目。「アベンジャーズ」の一員となるハルクが登場！

 

超人兵士を作り出すスーパー･ソルジャー計画の人体実験により、怒りやストレスを感じる事で制御不能のモンスター、ハルクへと変身してしまう体となってしまった科学者ブルース･バナー(ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ･ﾉｰﾄﾝ)。

自分を元にして超人兵士が作られてしまう事を危惧したバナーは逃亡生活を続けるが、計画を進めるロス将軍(ｳｨﾘｱﾑ･ﾊｰﾄ)の追っ手が迫る！

 

ハルクは2003年にも映画化されてますが、MCU作としてキャストや内容を一新してます。

出演作をかなり吟味している感のあるエドワード・ノートンがアメコミのヒーローアクションに出るとは意外。

人とモンスターの狭間で葛藤するという、それなりに演技力も求められる役とは言え、やっぱり迫力あるバトルを楽しむ作品なので。

 

アメリカのTVシリーズ「超人ハルク」でハルクを演じたルー・フェリグノがハルクの声を担当してます。大学の警備員役（ピザをもらった人）で出演もしてます。（フェリグノは2003年版でも警備員役で出演してます。）

 

（MCUリンク）

●スーパーソルジャー計画

作中でロス将軍が話していた通り、第二次世界大戦中に進んでいた計画で、その唯一の成功例がキャプテン･アメリカ。（2011年「キャプテン･アメリカ  ザ･ファースト･アベンジャー」）

 

●ロス将軍

本作では陸軍将軍ですが、2016年「シビル･ウォー  キャプテン･アメリカ」以降はアメリカ国務長官として登場。

高圧的でイヤな上役というキャラは変りません。

 

●ブルース・バナー（ハルク）

2012年の「アベンジャーズ」から、ブルース･バナー(ハルク)を演じる役者が変った(エドワード･ノートンからマーク･ラファロ)事もあり、本作は他のMCU作との繋がりがやや薄め。

以降のMCU作では、バナーやハルクがややコミカルな描かれ方をされるようになっていきます。

 

その他にも、シールドやニック・フューリーの名もちょろっと出てます。

 

（エンド･クレジット）

エンドロールの途中や最後ではなく、本編のラスト･シーンにトニー･スターク（アイアンマン）が登場し、ロス将軍と絡んでます。

 

（スタンじいさんを探せ！）

バナー（ハルク）の血が混じったソーダを飲んでしまったじいさん。

 

（見どころ）

●アクション！

最後のハルク VS アボミネーションは迫力満点。

合掌芭蕉扇での炎消しがよかったなー。

 

ハルクのムキムキマッスルボディはいいんですが、顔がダサい。

ヴィランのアボミネーションのヴィジュアルも陳腐。