マーベル･コミック原作のヒーローによるクロスオーバー作品群「マーベル･シネマティック･ユニバース(MCU)」の13作目。

 

キャプテン・アメリカの第3弾！

ですが内容的には2015年「アベンジャーズ  エイジ･オブ･ウルトロン」の続きな感じで、アベンジャーズの主要メンバーも、ソーとハルクを除いてほぼほぼ勢揃い。

いよいよMCU「フェイズ3」に突入です。

 

NYでの市街戦(アベンジャーズ)やソコヴィアでの壊滅的被害(エイジ･オブ･ウルトロン)を目の当たりにした人々や各国政府の中には、強力な力を持つアベンジャーズの存在に危機感を覚える者も現れ、その活動を監視･規制するためのソコヴィア協定への調印を迫られたアベンジャーズ。

協定を巡りアベンジャーズ内で賛成、反対意見が割れる中、ウィーンでの協定調印式会場が爆破される！

ウィンター・ソルジャーを利用してアベンジャーズの崩壊を目論む謎の男が動き出す･･･

 

ヒーロー大活躍の裏で起こる一般市民の「巻き込み被害」がテーマの一つになってます。(戦闘で建物がメチャクチャに壊れたり、その下敷きになって人が死んだり)

ヒーロー映画や怪獣映画では時折り扱われるテーマです。

同年公開の「バットマン ＶＳ スーパーマン」でも扱われてました。

 

 

（内戦(シビル･ウォー)勃発！！　アベンジャーズ分裂！？）

ソコヴィア協定、そして爆破犯と目されるバッキー(ウィンター･ソルジャー)を巡り、トニー(アイアンマン)とスティーヴ(キャプテン･アメリカ)が対立！アベンジャーズを2分する大乱闘に！！

 

【チーム・キャプテン・アメリカ】

キャプテン、ウィンター･ソルジャー、ホークアイ、スカーレット･ウィッチ、ファルコン、アントマン

　　　　　　　ＶＳ

【チーム・アイアンマン】

アイアンマン、ブラック･ウィドウ、ウォーマシン、ヴィジョン、ブラックパンサー、スパイダーマン

 

これまでもキャプテンとトニー(アインマン)は意見の相違で対立する事があったし、その他のメンバーもケンカしてバトルってましたが、本作では敵の計略にはまったこともあり、2つに割れてのチームバトル！！

ヒーローが互いの能力を駆使しての大乱闘バトルはアドレナリンMAXの必見シーンです！

（見どころ）

●ヒーロー同士のバトル！！

後半のバトルシーンは何度観たことか。何度観てもエキサイティング！！

6対6の大乱闘ですが、様々な能力が協力しあい、ぶつかりあい、皆に見せ場がある。

 

●救われる者なきストーリー

「敵の策略にはまり仲間同士で争うが、本当の敵に気づき最後は共闘する」まではオーソドックス。（「バットマン VS スーパーマン」もそうでした）

ここまでは予測できる範囲ですが、本作ではもう一つどんでん返しが用意され、ヒーローの決裂が決定的となる悲劇のお話になってます。

キャプテン・アメリカ・シリーズは、マーベル・シネマティック・ユニバースの中でもシリアス路線の作風でしたが、本作はより一層シビアなお話となりました。それでも全体としてワクワク感を失わないのは、本作で新たに参戦したニューヒーロー達の明るさや、カッコ良さのおかげだと思います。

 

（ニューフェイス①）

●ブラックパンサー

なんだこのカッコよさ！

ビジュアルも動きも最高にかっこいい！

キャプテンの盾と同じヴィヴラニウム製スーツと爪を持ち、攻撃力も防御力も高し！

 

その正体はワカンダの若き新国王ティ・チャラ。

2018年の主演作「ブラックパンサー」に先だっての先行登場。

 

（ニューフェイス②）

●スパイダーマン

言わずと知れたマーベルの誇る最強人気ヒーローがMCUに参戦！

トビー・マグワイア版のようなコミカル強めのキャラ。

キャプテンの盾を奪っての登場シーンはファンとしては鳥肌ものです。

 

2017年の主演作「スパイダーマン ホームカミング」に先立っての先行登場。

 

トニーがネット動画から見つけて、アベンジャーズにスカウト。

メイ叔母さんが、お婆ちゃんじゃなくホットなおばちゃんでビックリ。

 

（ヴィラン） 

スーパーヴィランは登場しませんが、アベンジャーズ分裂を計ったジモがヴィランかな。本作のヴィランを強いて言いうなら、ヒーロー達の心に潜むエゴや葛藤でしょうか。

 

（初登場のアイアンマン･スーツ）

■マーク46

キャプテンとの壮絶な戦いの末、胸部リアクターを壊されて機能停止。

 

（MCUリンク）

●ロス国務長官

2008年「インクレディブル・ハルク」で登場した米陸軍のロス将軍が国務長官として登場。高圧的でヤな感じは変わらず。

 

●ラムロウ（クロスボーンズ）

2014年「キャプテン･アメリカ  ウィンター･ソルジャー」に登場したヒドラの戦闘員。SHIELD本部ビル崩壊に巻き込まれ、全身傷だらけで病院に運び込まれてましたが、再びキャプテンと対峙することに。

 

●エヴェレット・ロス

ロス国務長官と同じ名前ですが別人。対テロ共同対策本部の副指令。

捕らえられたバッキーやジモにからんでます。

いかにも使えなさそうでヤな奴ですが、2018年「ブラックパンサー」にCIAエージェントとして登場。結構いい所も見せてくれます。

 

●BARFをけなすトニー

人の記憶を立体映像化するシステム。トニーが両親との過去をホログラム化して見せていましたが、このシステムについて「こんなモノに金を出す奴はいない。」とこき下ろします。

それが後に新たなヴィランを生み出すこととなり、その尻拭いをスパイダーマンがする事になります。

（2019年「スパイダーマン ファー･フロム･ホーム」）

 

（エンド･クレジット）

本編のラストで、刑務所を破り仲間を助け出したキャプテン。

以後、キャプテン派の面々は逃亡犯として地下に潜みます。

 

エンド･クレジット途中では、ティ･チャラ(ブラックパンサー)の国ワカンダに匿われるキャプテンとバッキーが。

 

エンド･クレジット最後には、トニーから与えられたスパイダーマン・スーツを起動させるピーターの姿が。

 

（スタンじいさんを探せ！）

トニーにキャプテンからの荷物を届けたフェデックスの配達員。