ワンダーウーマン 1984  A

(WONDER WOMAN 1984)2020

監督 パティ・ジェンキンス  
キャスト ガル・ガドット

ダイアナ・プリンス(ワンダーウーマン) 

  ペドロ・パスカル マックス・ロード
  クリステン・ウィグ バーバラ・ミネルバ(チーター)
  クリス・パイン スティーヴ・トレバー
  クリストファー・ポラーハ スティーヴが乗り移った男
  ルシアン・ペレス アリスタ(マックスの息子)
  オリヴァー・コットン サイモン(マックスの出資者)
  スチュワート・ミリガン 米大統領
  ラヴィ・パテル 石の事を知る自称シャーマン
  ガブリエラ・ワイルド ラクエル(マックスの秘書)
  エド・バーチ ホワイトハウス職員
  ナターシャ・ロスウェル キャロル(博物館員)
  ケルヴィン・ユー ジェイク(博物館員 アジア系)
  リリー・アスペル ダイアナ(少女)
  ロビン・ライト アンティオペ(アマゾンの将軍)
  コニー・ニールセン アマゾンの女王
  リンダ・カーター アステリア

前作から66年、1984年のワシントンD.C.。スミソニアン博物館で働きながら、ワンダーウーマンとして世の悪と戦う日々を送るダイアナ

ある日、博物館の鉱物学者バーバラの元に遺物や宝石などの調査依頼が舞い込むが、その中に正体不明の謎の石が。

願いを叶える」という危険な力を持った石。ダイアナ、バーバラ、実業家のマックス、次々と石の力に魅せられていく者たちの代償とは!?

人の飽くなき欲望が巻き起こす混沌にワンダーウーマンはどう立ち向かう!

 

ワンダーウーマン第2弾!

DCエクステンデット・ユニバス通算9作目の作品。

 

 

 

 

 

 

 

 

(飽くなき人の願いの果てと愛を描いたドラマ)

ヒーロー・アクション映画なので、ワンダーウーマンのカッコ良いアクションはもちろんありますが、人間ドラマが主体の作品になってます。

ヒーロー映画でありながら、地球侵略を企む異世界人、魔物、復讐鬼のような本質的な悪党(ヴィラン)が登場しないのが特徴。

 

マックスやバーバラも、石の力に飲まれてしまったものの、根は良い人。

ヴィラン退治を目的としたアクション作ではなく、欲望が巻き起こす人間ドラマや、ダイアナ(ワンダーウマン)たち登場キャラの愛の物語に主体をおいたストーリー展開になってます。

 

これはこれでいいかな~と思いますが、アクションを期待している方にとっては消化不良があるかも。

「最後に強敵ヴィランを派手なアクションでやっつける!」のがヒーロー作の醍醐味ですが、本作の最後の一手はアクションではなく「語りかけ」。

ラストはガツンと大立ち回りでキメてもらいたいなという気もします。

 

(女性的)

前作から監督続投となったパティ・ジェンキスは女性。

本作では脚本にも参加してます。

また主演のガル・ガドットが製作に参加しています。

 

スティーヴの80年代ファッション着せ替えショーや、花火の上がる空を飛行機で飛ぶシーンなんかはとても女性的な描き方だな~と思いました。

 

前作では、初めて外の世界に触れたダイアナの挙動が面白かったですが、本作では立場が逆転し、突然甦った80年代に驚くスティーヴが面白かったです

 

エンドクレジット途中で登場する女性アステリアを演じたリンダ・カーターは、1970年代に放送されたTV版ワンダーウーマンを演じた方です。

 

(見どころ)

●願いの連鎖、その果て

●アクション

●豹変、いやチーター変していくバーバラ

チーターはコミックにも登場するワンダーウーマンの宿敵ヴィラン。

 

(好きなところ)

●美ししく、華麗で、力強いワンダーウーマンのアクション!

序盤のショッピングモールでのアクションが一番好き。

縦横無尽に駆け回るワンダーウーマンのロープ(鞭)アクションが爽快!

 

悲しみを乗り越え、風をつかんで空を飛ぶシーンもいいですねー。

「飛ぶ」って、やっぱりヒーローとしての象徴的な力ですよね。

 

ゴールドアーマーは一方的に翼を剝がされるばかりで、もう少し活躍シーンが欲しかったです。

 

オープニングのセミッシラのアマゾン族版のSASUKEも楽しかったです。

少女時代のダイアナを演じたリリー・アスペル(当時10歳)が、ほとんどのスタントを自身でこなしたそうです。スゴイ。

ちなみにリリーは前作でもダイアナの幼女時代を演じてます。

 

★★★PICK UP LINES★★★

HOW TO FLY

 

ダイアナ

You know, it's the one thing. 

The one thing that's always been you to me.

(やっぱりあなたはすごい。あなたは特別よ。)

 

スティーヴ

What?(何が?)

 

ダイアナ

Flight.  Your gift.  I'll never understand it.

(飛ぶことよ。あなたの才能。私にはとても無理。)

 

スティーヴ

Ah, it's...  It's so easy, really.

It's wind and air and knowing how to ride it, how to catch it.

How to join with it.  Yeah.  It's like anything.

(飛ぶって、案外簡単なのさ。 風の流れさ。風に乗って、風を掴まえて、

楽しむんだ。そう、それだけのことさ。)