ゴッサムの犯罪王ジョーカーと別れてご傷心のハーレイ･クインちゃん。

「ジョーカーの女」という立場をいい事にやりたい放題やってきたせいで、彼女に恨みを持った奴らから一斉に狙われることに！

ハーレイと傷つきボロボロの女たちが出会い解き放たれる！！

  

2016年「スーサイド・スクワッド」で人気が爆発したマーゴット・ロビー演じるハーレイ･クインのその後を描いたＤＣエクステンデット･ユニバースの8作目。

 

ポップで愉快で可愛いハーレイ･クインが贈るコメディ＆ガールズ･ドラマ。

 

もちろんもアクションもありますが、アクション作だと思って観ない方がいいと思います。

 

（絶対ヒロイン  ハーレイ・クイン）

ハーレイ･クインの可愛さに頼るところが大きい作品。

主演のマーゴット・ロビーは美人でスタイルもよく、ハーレイの魅力を存分に引き出してくれていますが、仮に渡辺直美がハーレイを演じても、それはそれで成立しそう。

それだけコメディ要素が強めの仕上がりになってます。

ハーレイのカラフルでポップな衣装。マーゴット・ロビーもばっちし着こなしていると思いますが、時折フワちゃんに見えて少しげんなりしたり････

 

（BIRDS OF PREY  バーズ･オブ･プレイ）

ＤＣコミックに登場する女性ヒーロー･チーム。意味は猛禽類。

コミックでのメンバーはバットガール、ハントレス、ブラックキャナリー。

映画では手癖の悪い少女カサンドラがバットガールに当たりますが、だいぶ設定変更されております。

コミックにおいては、ハーレイ･クインはバーズ･オブ･プレイとはまったく関係の無いキャラですが、知名度と人気のある(稼げる)女性キャラということでマッチングされたようです。

（タイトル原題からは、元々バーズ･オブ･プレイをメインにした企画だったのかなとうかがえますが、邦題は完全にハーレイ･クイン推しに。）

 

（あの子を解き放て！ あの子は自立した女子たちだぞ！）

負け犬ガールたちが復讐し、解放され、自立していくドラマ。

ＤＣは「ワンダーウーマン」含め、スーパーヒロイン作品を上手に成功させています。

ヒロインはもちろん美しくて可愛いですが、女らしさやセクシーさを武器にすることはなく、男や男社会に依存しないし、負けてもいない。

時代に即したヒロイン(女性)像が受け入れられているのかなと思います。

 

作り手も女性ばかり。監督、脚本、製作が女性。

（製作は主演のマーゴット・ロビーが務めてます。）

監督のキャシー・ヤンは中国出身のアメリカ人。

メインキャラたちの人種も多用。

ジェンダーとか人種とか、いろんなものの縛りから解放されつつあるのかもしれないハリウッド。

 

（見どころ＆好きなところ）

●もちろんハーレイ・クイン

戦闘力の高いキャラではないですが、アクロバティックなアクションを見せてくれます。

バイクに引っ張られながらのローラー･スケート･アクションがエキサイティングでした。

やっぱバットが似合う。

 

【金属バットが似合う奴ランキング！】

1位：高校球児！まあ当然。

2位：ハーレイ･クイン！無敵感はある。

3位：日比野晴矢！実際無敵。

 

●遊園地のブービートラップ（アトラクション）

ハーレイ･クインらしい決戦ステージ。

可愛さとキモさが合わさったポップなバトルステージは印象に残ります。

特に入り口となる叫んだような女性像のデザインが好き。