前作でぶちのめした悪党オーウェン・ショウの兄、デッカード・ショウ（ジェイソン･ステイサム）がホブスやドム、そのファミリーへ復讐するため動き出す。

 

空前絶後のシリーズ第7弾！

 

（次々と投入されるアクション･ガイズ）

ヴィン・ディーゼル！

ドウェイン・ジョンソン！！

そして、

ジェイソン・ステイサム！！！

第3のスキンヘッド・タフガイが降臨だ！

 

さらにレジェンド、カート・ラッセルも参戦！

ますます豪華になったキャストで、ますますぶっ飛んだイカれアクションを存分に見せてくれます！

 

（監督ジェームズ・ワン）

「ソウ」シリーズ、「死霊館」シリーズなどでホラー界を席けんしたワンが超ド級のエンタメ・アクション・シリーズに参戦。

 

より派手で、より刺激的なアクションを求められ続ける人気シリーズに途中参戦するプレッシャーや、メインキャストの死亡など困難を乗り越えて見応え満点の作品を作り上げてます。

 

（見どころ）

●もちろんカー・アクション！　Touchdown, baby！！

邦題に付けられた SKY MISSION の通り、空中に飛び出すアクションが満載！

輸送機からの落下傘ダイブ、崖を飛び降りての山下りオフロード爆走、高層ビルぶち貫きダイブ、どれもこれもクレイジーでグッドです。

落下傘ダイブのシーンは実際に飛んでいる輸送機から車を落としてます。（もちろん演者は乗っていませんが）スカイダイバーも一緒に飛び降りて、落下しながら撮影をしてます。あぶねー。

 

車でいろいろ破壊しながらの大暴走レベルではなく、ドローン戦闘機によるミサイル攻撃や、ガトリング銃の銃弾が飛び交い、街そのものを崩壊させかねない災害級カタストロフィレベル。

もはやターミネーターに匹敵するアクションです。

 

シュワちゃんやスタローンの80年代アクションで育ってきた私的にはドウェイン・ジョンソンがガトリングをぶっぱなす画が最強に好きです。

 

カート・ラッセルの二丁拳銃アクションもカッコ良かったなー。

 

神出鬼没の敵デッカードは病院での登場シーンがカッコ良かったです。

捕まった悪役が刑務所にぶち込まれるラストシーンがある場合、次回作で脱獄しますというフリなので、次作以降の活躍にも期待しましょう。

●格闘アクションもグッド！

・ブライアン VS キエット　

魅せる格闘アクション！

キエット役のトニー・ジャー、やべー。

 

・レティ VS 護衛女性

互いにドレスにヒールでのアクションも見応えあり。

適役のロンダ・ハウジーは柔道家、総合格闘家。

 

 

 

・まさかのテズの格闘アクション

技術屋でミッションではサポート役に回るテズが一瞬ですが格闘アクションを見せてくれます。意外。カッコ良かったです。

 

（突然の別れ）

2013年11月30日。

サンフランシスコ州。

友人であるレース・ドライバーが運転するポルシェ･カレラGTに同乗していたブライアン役のポール･ウォーカー。

街灯などに衝突する事故を起こし爆発炎上。

40歳でこの世を去りました。

 

防犯カメラの様子から、車は160キロ近く出ていたそうです。

スーパーカーに乗っての事故死。因果だなあ･･･

 

本作の撮影期間中、クランクアップ前の事故死。

一部未撮影のシーンではポールの実弟であるコディ･ウォーカーやカレブ・ウォーカーが代役で出演、CG合成が使われました。

 

本作のラストシーン。

並走するドムのダッジ・チャージャーとブライアンのスープラ。

やがて道が分かれ2台は別々の道へと進んでいきます。泣ける。

（白いスープラはポールが実際に所有していたもの。）

 

直前の浜辺のシーンではレティ役のミシェル・ロドリゲスの目がちょっと潤んでるんだよなー。映画としてはハッピーエンドで、本来涙ぐむシーンではないので、観てるこっちも「ううっ」ときてしまいます。

 

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーはプライベートでも仲が良かったと言われています。

2021年、ポールの娘メドウ・ウォーカーの結婚式ではヴィン・ディーゼルがメドウとバージンロードを歩いたそうです。

 

激マッチョ･アクション･スターが次々に投入され、シリーズの方向性がド派手なアクション重視へと偏向する中で、スパコン日本車を愛するブライアン(ポール)が作中で占めるウェイトは下がっていたかもしれません。

それでも、個性をギラつかせるマッチョ･タフガイたちの中にいて、イケメンで、いつも爽やかな空気をまとうポールの存在はとても大きな意味を持っていたと思います。

 

彼はいなくなりましたが、シリーズはまだまだ走り続けます。

ありがとうポール。