死霊館(シリョウカン) B
(THE CONJURING)2013
監督 | ジェームズ・ワン | |
キャスト | パトリック・ウィルソン | エド・ウォーレン(心霊研究家:夫) |
ヴェラ・ファーミガ |
ロレイン・ウォーレン(心霊研究家:妻) |
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ロン・リビングストン | ロジャー・ペロン(父) | |
リリ・テイラー | キャロリン (母) | |
シャンリー・カズウェル | アンドレア(長女) | |
ヘイリー・マクファーランド | ナンシー(次女 メガネ) | |
ジョーイ・キング | クリスティーン(三女 足を引っ張られる | |
マッケンジー・フォイ | シンディ(四女 夢遊病) | |
カイラ・ディーヴァー | エイプリル(五女 末っ子) | |
シャノン・クック | ドル―(ウォーレン夫妻の助手) | |
ジョン・ブラザートン | ブラッド(警官) | |
スターリング・ジェリンズ | ジュディ(ウォーレン夫妻の娘) |
田舎の古い屋敷に越してきた夫婦と5人の娘達のペロン一家。次々と奇怪な現象が起こり「良からぬ何かの存在を」確信した夫妻は超常現象研究家のウォーレン夫妻に助けを求める。
アメリカの著名な超常現象研究家で、数々事件を調査解決してきたウォーレン夫妻。あまりの凶悪さから夫妻が封印してきた事件が今明かされる。
心霊系、エクソシスト系のホラーです。
「家に何かかがいる!?」系はたくさんありすぎて少しお腹いっぱいですが、終盤への恐怖の盛り上げ方が上手で怖くて楽しめました。
昔に比べると、派手な血や内臓なしの心霊系のハリウッド作も結構作られるようになりましたが、最後は悪魔祓いになるのが多い。
(悪霊館&エクソシスト系のお手本)
作中のエドの講義の中で悪霊の活動3段階が解説されてました。
①INFESTAION(出没) 囁き、足音、物音等々
②OPPRESSION(攻撃) 精神的に脆い人を攻める
③POSESSION(憑依)
このステップは、この手の映画の構成そのものでもあります。
映画の場合さらに④CONJURING(魔術、悪魔祓いによる退治)がクライマックスとして用意されています。
本作ではこのスッテプを忠実に踏んで、スッテプを追うごとに悪霊の動き(演出)もより激しく、攻撃的になって恐怖と興奮を盛り上げるパーフェクトな構成に仕上げてます。
ストーリーや演出そのものは古典的でありながら、怖がらせる構成、アングル、撮り方、見せ方をしっかりと抑えた教科書のような良作。
流石はホラーの雄、ジェームズ・ワン。
同じくジェームズ・ワン監督作の2011年「インシディアス」と似た感じもします。主演も同じパットリック・ウィルソン。
ホラーの中にも家族愛のドラマを描くの好きですね。
エンドロールに写真出てましたが、超常現象研究家のウォーレン夫妻や、 ペロン一家は実在の人たちです。
アナベル人形も実在しますが、あんなチャッキーのような激コワ面ではなく、実物のビジュアルはかわいいお人形さん(ラガディ・アン人形)のようです。
2014年にはスピンオフ作「アナベル 死霊館の人形」が公開。
以降「死霊館&アナベル・シリーズ」として多くの作品が作られていきます
(見どころ)
●悪魔祓いのシーン
怖かった。
「エクソシスト」に代表されるように、エクソシスト系の作品では、悪魔に憑かれた人の醜く凶悪な顔も見せどころですが、本作では途中までシーツを被せて顔が見えない状態。逆にそれが怖かった。吐いた血で赤く染まってくシーツとか。浮くとことか。
(好きなところ)
●恐怖演出満載のおうち
悪霊が住む家は、地下室以外にも壁の中に隠し通路があったりギミック感が満載。音がしたり、いろんな物が動いたり、悪魔祓いのシーンも含めてUSJのアトラクションにしたらコワ楽しそう。
★★★PICK UP LINES★★★
見ちゃったクリスティーン
クリスティーン
There was someone else in here!
I was just sleeping and then I felt somebody grab mey feet.
So I thought it was Nancy.
(そこに誰かがいたのよ!寝てたら誰かが足をつかむから、ナンシーだと思ったけど・・・)
ロジャー
Well, honey, I'm pretty sure that it was just a bad dream.
(きっと悪い夢でも見たんだよ。)
クリスティーン
No! No! It talked to me! It said that it wants my family dead.
(違う!いたのよ!そいつ私に話しかけてきた。お前の家族を殺してやるって。)
※タイトルの conjuring は「降霊術、降霊儀式」的な意味です。
死霊館&アナベル・シリーズ(物語の時系列準) | ||
2018 | 死霊館のシスター | |
2017 | アナベル 死霊人形の誕生 | |
2014 | アナベル 死霊館の人形 | C |
2013 | 死霊館 | B |
2019 | アナベル 死霊博物館 | |
2019 | ラ・ヨローナ ~泣く女~ | |
2016 | 死霊館 エンフィールド事件 | A |
2021 | 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 |