ハリー・ポッターと秘密の部屋 B

(Harry Potter and the Chamber of Secrets ) 2002

監督

クリス・コロンバス

 
キャスト ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
  ルパート・グリント ロン(ロナルド)・ウィーズリー
  エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
  ロビー・コルトレーン ハグリッド
  リチャード・ハリス ダンブルドア校長
  マギー・スミス マクゴナガル先生
  アラン・リックマン スネイプ先生
  トム・フェルトン ドラコ・マルフォイ
  ジェイソン・アイザックス ルシウス・マルフォイ
  ケネス・ブラナー ギルデロイ・ロックハート
  ボニー・ライト ジニー・ウィーズリー(ロンの妹)
  シャーリー・ヘンダーソン 嘆きのマートル
  トビー・ジョーンズ ドビー(声)
  クリスチャン・コールソン トム・リドル
  マーク・ウィリアムス ロンの父
  ジュリー・ウォルターズ ロンの母
  ジェームズ・フェルプス フレッド(ロンの兄)
  オリバー・フェルプス ジョージ(ロンの兄)
  クリス・ランキン パーシー(ロンの兄)
  ロバート・ハーディ コーネリウス・ファッジ魔法省大臣
  デヴィッド・ブラッドリー フィルチ
  ワーウィック・デイヴィス フリットウィック先生(小さい先生)
  ヒュー・ミッチェル コリン(ハリーファンのカメラ小僧)
  ショーン・ビガースタッフ ウッド(グリフィンドールのクイディッチリーダー)
  マシュー・ルイス ネビル(グリフィンドール同級生)
  デヴォン・マーレイ フィネガン(グリフィンドール同級生)
  ジョシュア・ハードマン ゴイル(ドラコの取り巻き / 一瞬ポッター)
  ジェイミー・ウェイレット クラッブ(ドラコの取り巻き / 一瞬ロン)
  ミリアム・マーゴリーズ スプラウト(植物の先生)
  ジェマ・ジョーンズ マダム・ポンフリー(校医)
  ハリー・メリング ダドリー・ダーズリー(従兄)
  リチャード・グリフィス バーノン・ダーズリー(叔父)
  フィオナ・ショウ ペチュニア・ダーズリー(伯母)
  ジョン・クリーズ ほとんど首無しニック

Tell them Hogwarts is not longer safe.

It is as we feared.

The Chamber of Secrets has indeed been opened again.

(もはやホグワーツは安全ではない。恐れていたことが起きた。「秘密の部屋」が今再び開かれたのじゃ。)

 

突如ハリーの前に現れた屋敷しもべ妖精ドビーの警告を振り切ってホグワーツへと戻ってきたハリー。

ホグワーツの創設者の一人サラザール・スリザリンがかつて城のどこかに作ったといわれる「秘密の部屋」。邪悪な魔物が巣食うその部屋が開かれ、ハリーたちに恐怖が迫る!

 

ホグワーツ2年目のハリーたちの冒険を描いたシリーズ第2弾!

 

(作りこまれた設定)

ホグワーツの4人の創設者の話や、それぞれのキャラクターの家族や歴史、魔法使いの血筋や選民・差別思想等々、いろいろと細かく設定されていて、子供向けファンタジーとはいえ骨組みはしっかりしてるなと思いました。

 

(サスペンスフル)

秘密の部屋を開けて生徒たちを襲わせている犯人捜しのサスペンスが見所の一つ。こちらも子供向け作品のわりにはなかなか凝っている。

 

毎作、「名前を言えないあの人」の存在が見え隠れし、避けられない対決の結末が気になります。

 

(演技)

前作では学芸会くらいな感じでしたが、メインの3人は演技を意識している感が出てきてます。

 

物語のキャラクターと演じる役者、双方の成長を楽しめるのもこのシリーズならでは。

 

 

(映画ハリポタ主な登場人物)

⑪ドラコ・マルフォイ

スリザリン所属のイヤなヤーツ・キャラの代表。ハリー達主人公トリオとは度々ぶつかる。

いつもゴイルクラッブという取り巻きを従えている。

 

⑫シリウス・マルフォイ

イヤなヤーツの父親で、さらにイヤーなヤーツ。

純血主義者のクズヤロー。

「名前を言えないあの人」とは・・・

 

⑬ギルデロイ・ロックハート

キザな伊達男。目立ちたがりで、かっこつけばかりの能無し。

前作で灰になって消えたクィレルに代わって、闇の魔術に対抗する防衛術の先生(2人目)として着任。

忘却術だけは得意。なぜなら・・・

 

⑭ジニー・ウィーズリー

ロンの1学年下の妹。兄と同じくグリフィンドール所属。

前作では駅のホームで少し映っただけですが、本作では憧れの相手ハリーとも絡んでます。

 

⑮スプラウト

ホグワーツの薬草学の女性教師。ハッフルパフの寮監督。

本作ではマンドレイクの植え替えを指導。

 

⑯フリットウィック

ホグワーツの教師。レイブンクローの寮監督。

ゴブリンの血を引いているので小柄。あまりピックアップされるキャラではないがほぼ全作に登場している。

 

⑰ドビー

 屋敷しもべ妖精(house-elf)。ハリーを守ろうとしてくれるが、冷酷なマルフォイ家に仕えて奴隷根性が染みついてしまっているせいか、病的なほどに卑屈な面がある。本作中では小間使い的な描かれ方をされてますが、魔力はかなり強い。

本編ラストでハリーが冗談で「もう僕を守ろうとするのはやめて。」と言うのですが・・・・

 

⑱嘆きのマートル

 女子トイレでメソメソしている甲高い声の女生徒の幽霊。

50年前のとある事件の被害者。個人的にけっこー好きなキャラ。

 

(主な魔法道具)

空飛ぶ車

フォード・アングリアをロンの父アーサーが魔法をかけて飛べるようにしたもの。透明化もできる。

 

煙突飛行粉(フルー・パウダー)(Floo Powder

暖炉から暖炉へ瞬間移動できる灰みたいな粉。

行き先をハッキリと発音しないと変なところへ飛ばされる。

 

吠えメール(Howler)

怒鳴りつけたい相手に送り付けるボイス・メール。

 

ニンバス2001(Nimbus 2001)

ルシウスが息子ドラコが所属するスリザリンのクィディッチ・チームに差し入れた最新型ホウキ。

前作でハリーが手に入れたニンバス2000より速いらしい。

 

ポリジュース(Polyjuice Potion)

変身薬。本作ではハーマイオニーが調合。超不味。

以降、「ルパン三世」や「イーサン・ハント」ばりに使われる便利などんでん返しツール。

 

グリフィンドールの剣

ホグワーツの創設者の1人ゴドリック・グリンフィンドールの剣。

組み分け帽子に隠されていた。ハリーがこの剣でバジリスクを退治。

切ったものの力を吸収する能力があり、この剣でバジリスクを倒したことが後々、大いに役に立つ。

 

トム・リドルの日記

トム・リドル、すなわち若き日のヴォルデモートが自身の記憶(魂)を封じたもの。ハリーがバジリスクの毒牙で破壊。

実は、シリーズ終盤でキーとなる分霊箱というアイテムの一つ。   

 

(主な呪文)

イモビラス

動いているものを止める呪文。

教室を暴れまわるピクシーの動きをハーマイオニーが止める。

 

 

 

 

 

 

フィニート・インカンターテム

かかっている呪文を終わらせる呪文。

作中ではハリーを追いかけるクィディッチの暴れ玉ブッラッジャー・ボールをハーマイオニーが止める(破壊する)。

 

エクスペリアームス

武装解除呪文。相手の持っている対象物(武器等)を吹き飛ばす。

ついでに相手自身も吹っ飛ばすことも。

決闘クラブにてスネイプが使用。以降、シリーズ通して多用される魔法。

 

オブリビエイト

人の記憶を消したり、修正する呪文。

ギルデロイお得意の魔法のようだが、壊れた杖で使ったため呪文が自分に跳ね返ってしまった。

 

(いろんな生き物図鑑)

ピクシー

イタズラっこなちびっこ妖精。

ギルデロイが教室に解き放ち収取不能に。

 

フォークス

ダンブルドアが飼っている不死鳥。涙には癒しの力が。

その尾羽より2本の兄弟杖が作られたという・・・

 

アラゴグ

ハグリッドが飼っていたアクロマンチュラという知性を持った人喰い蜘蛛

50年前の秘密の部屋事件で女生徒を殺した犯人と疑われ、ハグリッドが禁じられた森にかくまって現代にいたる。

シリーズ6作目「謎のプリンス」で死亡が確認されている。

 

バジリスク

秘密の部屋に潜む邪悪な大蛇。その目を直接見た者は即死。

間接的に見ただけでも石になる。

ハリーがグリフィンドールの剣で退治。腕に刺さった毒牙でトム・リドルの日記を破壊。

 

マンドレイク

石にされた者を直す力を持つ魔法植物。その泣き声は人を死に至らしめる。

 

暴れ柳

校庭の一角に植えられた巨大な柳。ハリーとロンが車で突っ込み襲われる。

根元には穴が開いており・・・・

 

(見どころ)

●事件の真相、黒幕。

「名前を言ってはいけないあの人」の一端に触れます。

 

 

(好きなところ)

ハーマイオニー! 

やっぱ、きゃーいー!!

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)ホグワーツ創設者と秘密の部屋

 

マクゴナガル先生

You all know, of course that Hogwarts was founded over a thousand years ago by the four greatest witches and wizards of the age.

Godric Gryffindor,

Helga Hufflepuff,

Rowena Ravenclaw, and

Salazar Slytherin.

Now, three of the founders coexisted quite harmoniously.

One did not.

(皆さんもご存じの通り、ホグワーツは1000年以上も前に、当時最も偉大な魔女や魔法使いたちによって創設されました。

ゴドリック・グリンフィンドールヘルガ・ハッフルパフロウェナ・レイブンクロー、そしてサラザール・スリザリン

創設者の内3人は協調しあっていましたが、1人は違いました。)

 

ロン

Three guesses who.(誰だか想像つくよね。)

 

マクゴナガル先生

Salazar Slytherin wished to be more selective about the students admitted to Hogwarts.

He believed magical learning should be kept within all-magic families.

In other wards, pure-bloods.

Unable to sway the others, he decided to leave the school.

Now, according to legend, Slytherin had built a hidden chamber in this castle know as the Chamber of Secrets.

(サラザール・スリザリンはホグワーツに入る生徒をより選別すべきだと考えました。魔法教育は魔法族の家系にのみ与えるべきだと。そう、純血者たちに。しかし他の3人が反対したため、スリザリンは学校を去りました。

伝説によるとスリザリンはこの城のどこかに隠された部屋を作ったと言われています。それが「秘密の部屋」なのです。)

 

 

(シーン②)

終盤のハリー、カッケ~!!

 

ルシウス

Well, let us hope that Mr. Potter will always be around to save the day.

(せいぜい祈るとしましょう。ポッター君が今後も救ってくれることを。)

 

ハリー

Don't worry.  I will be.(ご心配なく。そのつもりです。)