ハリー・ポッターと謎のプリンス 

(Harry Potter and the Half-Blood Prince) 2008

監督

デヴィッド・イェーツ

 
キャスト ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
  ルパート・グリント ロナルド(ロン)・ウィーズリー
  エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
  マイケル・ガンボン アルバス・ダンブルドア校長
  アラン・リックマン セブルス・スネイプ
  ジム・ブロードベント ホラス・スラグホーン
  トム・フェルトン ドラコ・マルフォイ
  ヘレナ・ボナム・カーター ベラトリックス・レストレンジ
  ヘレン・マックロリー ナルシッサ(ドラコの母)
  ボニー・ライト ジニー・ウィーズリー
  ロビー・コルトレーン ハグリッド
  マギー・スミス マクゴナガル先生
  イヴァナ・リンチ ルーナ・ラブグッド
  ジェシー・ケーブ ラベンダー(ロン好き)
  フレディ・ストローマ コーマック(ハーマイオニー好き)
  アンナ・シャッファー ロミルダ・ベイン(ハリー好き)
  フランク・ディレイン 少年トム・リドル
  ジェームズ・フェルプス フレッド・ウィーズリー
  オリバー・フェルプス ジョージ・ウィーズリー
  ジュリー・ウォルターズ モリー・ウィーズリー
  マーク・ウィリアムズ アーサー・ウィーズリー
  デヴィッド・シューリス リーマス・ルーピン
  ナタリア・テア ニンファドーラ・トンクス
  ティモシー・スポール ワームテール
  ワーウィック・デイヴィス フリットウィック先生
  マシュー・ルイス ネビル・ロンボトム
  デヴォン・マーレイ フィネガン
  デヴィッド・ブラッドリー アーガス・フィルチ

Once there was a young man, who, like you.

He seemed to all the world a student like any other.

His name.......  Tom Riddle.

 

かつて諸君らのようなある若者がいた。

はた目には他の生徒と変わらなかった。

彼の名は・・・トム・リドル。

 

生徒に語るダンブルドア。

闇の帝王復活が魔法界に知れ渡り、打倒ヴォルデモートのため動き出したダンブルドアは元ホグワーツの教授で学生時代のヴォルデモートをよく知るホラス・スラグホーンをホグワーツへと復職させる。

 

ホラスが担当する魔法薬の授業でハリーが手にした古い教科書。

教科書以上に正確で、様々な魔法についての注釈が書き込まれていた教科書にのめり込んでいくハリー。

その持ち主だった人物「半純血の王子(謎のプリンス)」とは?

 

物語への核心へと迫る急転直下のホグワーツ6年目。シリーズ第6弾!

 

(暗めのストーリー展開)

前作がバトル要素強めだったのに比べると、ヴォルデモートの過去、そして核心へと迫るシリアスでサスペンスフルなドラマが中心の作品。

 

前作ラストで「主要キャストであってもアバダ ケダブラの1発で即死する」という様を見せつけられているので、ベラトリックスやデス・イーターたちが出てくると緊迫感が走ります。

 

(3人のロマンス)

ハリー、ロン、ハーマイオニーのロマンスがシリーズ中で最も描かれた作品になります。

すったもんだあって「ハリー&ジニー」「ロン&ハーマイオニー」で落ち着きます。

 

(物語の核心 分霊箱(ホークラックス))

ホラスの秘された記憶から明らかになった恐るべき事実。

殺人を犯すことで自らの魂を分割し、例え肉体が滅びようとも死ぬことのない不死の秘術。闇の魔術の中の闇の魔術。

 

ヴォルデモートの秘密がとうとう明かされました。

トム・リドルが7つの分霊箱を作ろうとしていたことも。

そしてこれがハリーとヴォルデモートが繋がった理由でもあります。

 

【本作時点で破壊が確認された分霊箱】

トム・リドルの日記(2作目でハリーが破壊)とマールヴォロ・ゴーントの指輪(本作でダンブルドアが苦労して破壊したと言及)。

本作ではまだ触れられていませんが、指輪については、付いていた石の方が重要だったりする。

 

(見どころ)

●ヴォルデモートの過去 

めっちゃ悪そうそうな表情ですが、なかなか端正な顔つきの少年。

分霊箱を作り、魂を分ければ分けるほどに肉体も心も人間性を失っていくようです。そのため鼻が削げていき、現在のような姿になったようです。

 

●セブルス・スネイプ

物語のキーマンですね。敵か味方かモヤモヤ、モヤモヤ

前作では、ハリーの父親ジェームズたちにいじめられる陰キャな学生時代が少し描かれていました。彼の真意は「死の秘宝PART2」で明らかに。

 

●ダンブルドア

彼の偉大さがひたすら伝わってくる本作。

彼がスネイプに殺された意味とは?

 

終盤でドラコが放ったエクスペリアームスが後々に大きな意味を持つ・・・
終盤でドラコが放ったエクスペリアームスが後々に大きな意味を持つ・・・

 (好きなところ)

●クィディッチを観戦するルーナのかぶりもの。ライオンキング?

 

●デス・イーターになってしまったドラコ・マルフォイ。

ハリーたちと同じ年に見えない老け切った顔が、恐怖や苦悩を物語っていていい感じです。

 

 

 

(映画ハリポタ主な登場人物)

㊳ホラス・スラグホーン

元ホグワーツの教授。ダンブルドアに乞われて、再びホグワーツで教鞭をとることに。優秀な生徒を好み、かつて教えたトム・リドルもお気に入りの一人だった。

魔法薬の教授として着任。それに伴い、魔法薬教授だったセブルスが念願の闇の魔術に対する防衛術の先生(6人目)となる。

個人的には、英の映画監督のアルフレッド・ヒッチコックを彷彿とさせるキャラでした。

 

㊴ベラトリックス・レストレンジ

最も危ないデス・イーター。シリーズ1のドSキャラ。キレキレの武闘派。

ハリーにとってはシリウス・ブラックの仇。

ネビルにとっては両親を再起不能にした因縁の敵。

ブラック家の分家の出身でシリウス・ブラックの従妹にあたる。

また三姉妹の長女で妹にアンドロメダ・トンクスナルシッサ・マルフォイがいる。ナルシッサの息子ドラコと、アンドロメダの娘ニンファドーラは甥、姪にあたる。

 

㊵ニンファドーラ・トンクス

魔法省の闇祓いの魔女。

アラスター・ムーディの弟子で不死鳥の騎士団メンバー。

母親のアンドロメダ・トンクスはベラトリックスの妹。

騎士団メンバーで狼人間のリーマス・ルーピンと恋に落ち結婚する。

 

㊶ラベンダー・ブラウン

ハリー達と同学年。グリフィンドール所属。

ロンに夢中で、付き合うことに。あまりにもベッタリでロンも辟易。

 

(主な魔法道具)

インスタント煙幕

ただの煙幕。

フレッド&ジョージのイタズラ魔法道具専門店の売れ筋商品らしい。

ハリーが電車内で使用。

 

フェリックス・フェリシス(幸運の液体)

一口飲めば、効き目が効いている間は、物事なんでもうまくいく!

 

姿をくらますキャビネット(vanishing cabinet)

2対で1セットのキャビネット。中に入ると、もう一方に通じて移動できる。

結果が張られたホグワーツに潜入するのに使われた。

 

(主な呪文)

姿現し(apparition)

瞬間移動の魔法。特に呪文は唱えない。初心者は吐くらしい。

腕を組んだりして、別の人も連れていくことも可。

 

破れぬ誓い(unbreakable vow)

作中ではセルブス・スネイプとナルシッサ(ドラコの母)が腕をつなぎ誓いを立てていました。破ったら死ぬらしい。

 

エピスキー

ルーナがハリーの鼻を直す。

 

セクタムセンプラ

半純血のプリンス考案の、相手を切り裂く呪文。

ハリーがドラコに対して使う。

 

ヴァルネラ・サネントゥール

傷を治す呪文。スネイプが、セクタムセンプラで切り刻まれたドラコを治すのに使用。服まで治った。

 

(いろんな生き物図鑑)

ラックスパート

ルーナの信じる魔法生物。普段は目に見えないが、ルーナが持っているヘンテコな眼鏡をかけると小バエみたいなのが飛んでいるのが見えるかも。

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)仲良し兄弟

 

ロン

How much for this?(これいくら?)

 

フレッド&ジョージ

5 Galleons.(5ガリオン。)

 

ロン

How much for me?(まけてくれよ。)

 

フレッド&ジョージ

5 Galleons.(5ガリオン。)

 

ロン

I'm your brother.(弟だぞ。)

 

フレッド&ジョージ

10 Galleons.(10ガリオン。)

 

 

 

(シーン②)不思議カワイイ、ルーナちゃんの台詞から

 

I've never been to this part of the castle.

At least not while awake. I sleepwalk, you see.

That's why I wear shoes to bed.

 

この辺は初めて来るんだ。起きてる時にはね。

夢遊病なんだ。だから靴を履いて寝るの。