ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 C

(FANTASTIC BEASTS and Where To Find Them)2016

監督 デヴィッド・イエーツ  
キャスト エディ・レッドメイン ニュート・スキャマンダー 
  キャサリン・ウォーターストン

ティナ(ポーペンティナ)ゴールドスタイン 

  ダン・フォグラー ジェイコブ・コワルスキー(ノー・マジ) 
  アリソン・スドル クイニー(ティナの妹) 
  コリン・ファレル クレイブス(MACUSA 保安局長)
  カルメン・イジョゴ ピッカリー(MACUSA議長)
  エズラ・ミラー クリーデンス
  サマンサ・モートン メアリー・ルー(クリーデンス養母  新セーラム代表)
 

フェイス・ウッド・ブラグローブ

メアリー・ルーの次女
  ジェン・マーリー

メアリー・ルーの長女 

  ロン・パールマン ナーラク 
  ローナン・ラフテリー ラングドン(メアリー・ルーに注目した記者)
  ジョン・ボイト 新聞社 社長(ラングドンの父)
  ジョシュ・カウダリー 議員(ラングドンの兄)
  ゾーイ・クラヴィッツ リタ・レストレンジ(写真)
  ジョニー・デップ グリンデルバルド

1926年。

アタッシュケースを持ってイギリスからやってきた一人の男がNYに降り立つ。

彼の名はニュート・スキャマンダー

魔法生物をこよなく愛する魔法生物学者

 

闇の魔法使いの脅威が忍び寄り、魔法会に不穏な空気が漂う中、ニュートの愛する魔法生物たちが逃げ出してあちこで騒ぎを起こす!

 

「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」公開から6年。

ハリポタの約70年前のアメリカを舞台とした新たな魔法ワールドの始まりです。

 

(脚本&監督)

ハリー・ポッターの生みの親J・K・ローリングが映画脚本に初挑戦

FANTASTIC BEASTS and Where To Find Them」は「ハリー・ポッター」の中で、ハリー達の教科書として使われていた本のタイトル。

ローリングは2001年にニュート・スキャマンダー名義で実際に出版。

(邦題:「幻の動物とその生息地」)

これを原案として本作の脚本を書いています。

映画邦題「魔法使いの旅」はしっくりこないですね。

 

●デヴィッド・イェーツ監督続投

「ハリー・ポッター・シリーズ」後半4作品を監督したイェーツが監督続投。

 

(ハリポタとはまた違った)

魔法ワールドというハリポタ・シリーズと同じ世界観の話ですが雰囲気は結構違うかも。

主人公:子供→大人

国:イギリス→アメリカ

主な舞台:魔法会→人間界

 

愉快な魔法生物があちこちでトラブルを起こすドタバタコメディと、魔法の暗部の一端に触れるシリアス話を合わせた感じです。

 

 

 

(主人公! ニュート・スキャマンダー)

魔法動物をこよなく愛する魔法使い。あちこち旅して魔法生物を研究。

その成果を本にまとめている。

ホグワーツではハッフルパフに所属していた。

動物への思いは熱いが、それ以外では控えめな性格でうつむき加減。

シャイなムツゴロウさんみたいな感じでしょうか。

 

「ハリポタ」シリーズで、不思議な動物好きと言えばルーナちゃん

ルーナはニュートの孫と結婚します。

 

(ヒロイン! ティナ・ゴールドスタイン)

ハリポタにはハーマイオニー(エマ・ワトソン)という絶対的ヒロインがいました。

ファンタビのヒロイン、ティナ役のキャサリン・ウォーターストンは欧米人のわりに童顔で可愛らしいですが、身長182㎝という背の高さ。(ニュート役のエディ・レッドメイン(181㎝)よりも高い。)そのせいで可愛らしさが半減してる感じもします。

 

(ゲラート・グリンデルバルド登場!)

 ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」で、ボルデモートにニワトコの杖のありかを教えていた男グリンデルバルドがファンタビ・シリーズのメイン悪役として登場。

本作では、その姿を現すにとどまり、次作「黒い魔法使いの誕生」から本格的に動き出します。

またグリンデルバルドと因縁深きアルバス・ダンブルドアは名前のみの登場でしたが、次作からは本編に登場して物語に深く関わってきます。

 

(キー・パーソン クリーデンス・ベアボーン!)

抑圧された魔法使い族から生まれるオブスキュラスなる闇の力を宿した青年。オブスキュラス力は街を壊滅させるほどの圧倒的な破壊力を持ち、その力をグリンデルバルドが狙います。

 

本作最後で大爆発を起こし、死んだかと思われたクリーデンスは実は生きており、次作ではその出自が物語の肝になっていきます。

 

(見どころ)

愉快で不思議な生き物たち

 

(好きなところ)

●エディ・レッドメイン(ニュート役)と、エズラ・ミラー(クリーデンス役)の演技

普段は抑えめだけど、内に秘めたもの(ベクトルは真逆だけど)を感じさせる表情、演技。

 

(ファンタスティックビーストたち)

●ニフラ

モグラとカモノハシを足したような姿。ヒカリモノ(硬貨や宝石など)が大好きで、有袋類のようなお腹の袋にせっせと集めてニュートたちを困らせるが愛くるしくて憎めないマスコット的なヤツ。

 

●マートラップ

毛のないネズミのような姿。

背中にイソギンチャクのような触手が生えている。

ジェイコブが首を噛まれて弱っていた。噛まれると最悪、お尻の穴から火が出ることがあるらしい。

 

●ボウトラックル

小枝っぽい生き物。ピケットと名付けられた個体がニュートにべっとり。

 

●エルンペント

巨大なサイみたいなヤツ。角で触れたものを爆破させる。

 

●デミガイズ

透明になる&すぐ先の未来が見えるというハイスペックな能力をもったサルみたいな生き物(E.T.に毛を生やした感じ)。作中ではドゥーガルという個体が、逃げ出したオカミーの子供を世話していた。

個人的には一番好き。

 

●オカミー

ヘビみたいな体に翼が生え、顔は鳥類のよう。

周囲に合わせて体の大きさが伸縮自在。卵の殻が銀。

 

★サンダーバード

ファルコンみたいな奴。天気を操る本作の目玉モンスター。カッコイイ。

故郷であるアメリカで放たれる。

そもそもそのためにニュートは渡米してきた。

 

★★★PICK UP LINES★★★

魔法の世界、想像を超える! 

 

ジェイコブ

Newt, I don't think I'm dreaming.

(ニュート、これは夢じゃないよな。)

 

ニュート

What gave it away?(なんでそう思う?)

 

ジェイコブ

I ain't got the brains to make this up.

(俺の頭じゃこんなの思いつかない。)