ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 

(Harry Potter and the Deathly Hallows PART1 )2010

監督

デヴィッド・イェーツ

 
キャスト ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
  ルパート・グリント ロナルド(ロン)・ウィーズリー
  エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
  レイフ・ファインズ ヴォルデモート
  アラン・リックマン セブルス・スネイプ
  ロビー・コルトレーン ハグリッド
  ブレンダン・グリーソン アラスター(マッドアイ)・ムーディ 
  デヴィッド・シューリス リーマス・ルーピン
  ナタリア・テナ ニンファドーラ・トンクス
  ジョージ・ハリス キングズリー
  アンディ・リンデン マンダンガス・フレッチャー
  イヴァナ・リンチ ルーナ・ラブグッド
  リス・エヴァンス ゼノフィリウス・ラブグッド(ルーナの父)
  ヘレナ・ボナム・カーター ベラトリックス・レストレンジ
  ボニー・ライト ジニー・ウィーズリー
  ジェームズ・フェルプス フレッド・ウィーズリ(双子)
  オリバー・フェルプス ジョージ・ウィーズリ(双子)
  マーク・ウィリアムズ アーサー・ウィーズリー(ロン父)
  ジュリー・ウォルターズ モリー・ウィーズリー(ロン母)
  ドーナル・グリーソン ビル・ウィーズリー
  クレマンス・ポエジー フラー(ビルの新妻)
  トビー・ジョーンズ ドビー(声)
  トム・フェルトン ドラコ・マルフォイ
  ジェイソン・アイザックス ルシウス・マルフォイ(ドラコ父)
  ヘレン・マックロリー ナルシッサ・マルフォイ(ドラコ母)
  ティモシー・スポール ワームテール(ペティグリュー)
  ジョン・ハート オリバンダー(杖屋)
  イメルダ・スタウントン ドローレス・アンブリッジ
  ピーター・マラン ヤックスリー
  ガイ・ヘンリー パイアス(魔法省役人→大臣)
  ニック・モラン 人さらいのリーダー
  ビル・ナイ スクリムジョール魔法省大臣
  デヴィッド・オハラ ランコーン(ハリーの変身)
  ステファン・ロードリ カターモール(ロンの変身)
  ソフィー・トンプソン マファルダ(ハーマイオニーの変身)
  デヴィッド・ライオール エルファイアス・ドージ
  ヘイゼル・ダグラス バチルダ・バグショット
  マシュー・ルイス ネビル・ロングボトム
  ハリー・メリング ダドリー・ダーズリー
  リチャード・グリフィス ダドリーの父
  フィオナ・ショウ ダドリーの母
  ジェイミー・キャンベル・バウアー グリンデンバルド(青年)
  マイケル・バーン グリンデンバルド(老齢)

Tell me where it is.

Tell me who possesses it.

言え!どこにある?誰が持っている?

 

兄弟杖を持つが故、自分の杖でハリーを殺す事が出来ないヴォルデモートが最強の杖「ニワトコの杖」を探し出そうと動き出す。

一方、ホグワーツ最終学年の7年生となったハリー、ロン、ハーマイオニーは学校を離れ、分霊箱を見つけ破壊するための過酷な旅にでる。

 

いよいよ最終章!シリーズ第7弾!

 

(二部作構成)

原作7作目にして最終巻の「死の秘宝」の内容を網羅するために映画では二部作にしたそう。

そのせいか少し話が間延びした感が。

ハリー達の分霊箱探しの旅は大きな起伏が無くちょっと退屈。PART2への繋ぎ的な感じは否めません。

 

(よりハードでシビアな展開に)

シリウス・ブラック、ダンブルドア校長に続き、本作では白フクロウのヘドウィグアラスター・ムーディ、屋敷しもべ妖精のドビー等次々と仲間を失い、さらに自身の杖も壊れてしまうハリー。悲壮感が漂います

 

序盤のデスイーターの会議で女教師がアバダ・ケダブラで惨殺されるシーンや、ハーマイオニーがベラトリックスから拷問を受けるシーンは残酷でホラーのごとく怖い。

 

闇の帝王が最強の杖を手にして終わるラストシーンは、PART2への期待が膨らむ良い繋げ方。

 

(終盤で、ハリーがドラコから、ドラコの杖とベラトリクスの杖を奪うシーンがあります。一瞬のシーンなので気にしていないと見逃してしまうかも。あの場においてのハリーの行動としては少し不自然な気もしますが、この行動がとても重要な意味を持ちます。)

 

(好きなところ)

死の秘宝に関する三兄弟の話の影絵っぽいアニメーション

絵的にすごい好きです。「死」のキャラデザインとか。

 

●ハーマイオニー役のエマ・ワトソン

当時19歳。魔法ですか?美人が止まらない!

 

(見どころ)

●分霊箱の破壊方法

バジリスクの毒牙、またその力を吸収したグリフィンドールの剣で破壊できることに気づきます。シリーズ2作目「秘密の部屋」でのハリーの頑張りが生きてきます。長いシリーズ作の伏線が回収されていくのは楽しいです。

 

行き詰ったハリーの前に都合よく牝鹿の守護霊が現れ、都合よくグリフィンドールの剣を見つけ出しますが、その真相は次作にて。

 

トゥーム・レイダー・ヴォルデモート
トゥーム・レイダー・ヴォルデモート

(死の秘宝  The Deathly Hallows)

「吟遊詩人ビードルの物語」の中の一編「三兄弟の物語」に登場する。

ぺべレル三兄弟が「死」から与えられた3つのアイテム。

 

 

 

 

 

 

ニワトコの杖(The Elder Wand)

最強の杖。所有者を倒した者に所有権が移っていく。

ダンブルドアが使っていた杖であり、彼の亡骸と共に埋葬されていた。

ヴォルデモートが墓を暴いて手に入れるが・・・

 

蘇りの石(The Resurrection Stone)

くるりんぱと3回まわすと死者に会える。(生き返るわけではない。)

最初の持ち主だった三兄弟の次男の子孫にあたるマールヴォロ・ゴーントの手に渡り指輪にはめ込まれていた。後にヴォルデモートに奪われ分霊箱にされるが、前作「謎のプリンス」でダンブルドアが破壊。石は取り外され次作PART2でハリーへ引き継がれることに。

 

透明マント(The Cloak of invisibility)

最初の持ち主だった三兄弟の末っ子の子孫にあたるジェームズ・ポッター(ハリーの父)からダンブルドアが借り受けていた。1作目「賢者の石」でハリーに贈られる。

 

【本作で破壊が確認された分霊箱】

サラザール・スリザリンのロケット

ロンがグリフィンドールの剣で破壊。

トム・リドルの日記、マールヴォロ・ゴーントの指輪に続き3つ目。

 

(映画ハリポタ主な登場人物)

㊷ビル・ウィーズリー

ロンの一番上の兄。4作目「炎のゴブレット」でボーバトン校の代表選手として登場したフラー・デラクールと結婚。

演じたドーナル・グリーソンはアラスター(マッドアイ)役のブレンダン・グリーソンの息子。本作で親子共演を果たしています。

 

㊸マンダンガス・フレッチャー

一応不死鳥の騎士団メンバーだが盗品売買を生業とする正義感とは無縁の男。(ダンブルドアに救われた恩から騎士団に加入。)

かつてブラック家から盗んだサラザール・スリザリンのロケット(分霊箱)をアンブリッジに賄賂として渡していた。

 

㊹ゼノフィリウス・ラブグッド

ルーナのパパ。雑誌「ザ・クィブラー」の編集長。

幻の魔法動物の存在を信じるキャラが娘ルーナに受け継がれている。

 

㊺ギャリック・オリバンダー

杖屋のオヤジ。1作目「賢者の石」以来の登場。

前作でデス・イーターに拉致されていた。

ヴォルデモートにハリーの杖、ニワトコの杖について尋問されたよう。

 

(主な魔法道具)

ハナハッカのエキス(Essence of Dittany)

ハーマイオニーのバッグに入っていた。ロンの傷ついた腕を治す。

 

(主な呪文)

プロテゴ・トタラム

防御呪文。ハリー達のキャンプ地の防御に使われる。

 

サルビオ・ヘクシア

プロテゴ・トタラムと一緒にキャンプ地の防御に使われる。

 

ディセンディウム、エクスパルソ、ディフィンド

分解呪文。爆破呪文。引き裂き呪文。

ハリーがロケット(分霊箱)を壊そうと使うが効果なし。

 

インセンディオ

炎の呪文。ハーマイオニーがロケット(分霊箱)を壊そうと使うが効果なし。

 

コンフリンゴ

爆破呪文。ハーマイオニーがナギニを吹っ飛ばす。

 

(シリーズ・リンク)

ゲラート・グリンデルバルド

ヴォルデモートが台頭するまでは最強と言われていた闇の魔法使い。

「ファンタスティックビースト・シリーズ」のメイン悪役。

本作では若き日にニワトコの杖を盗み出すシーンと、杖のありかをヴォルデモートに問い詰められるシーンでちょこっと登場。

 

★★★PICK UP LINES★★★

死の秘宝

 

The Elder Wand. The most powerful wand ever made.

The Resurrection Stone.

The Cloak of invisibility.

Together, they make the Deathly Hallows.

 

ニワトコの杖。最強の力を持つ杖。

蘇りの石。

透明マント。

3つ合わせて、死の秘宝。

 

※elderは、「にわとこ」という植物です。 oldの比較級ではありません。

※hallowは「聖なるもの」という意味合いだと思います。