Where is the map？

（地図はどこだ？）

 

帝国の残党から生まれたファースト･オーダーが共和国の平和を脅かしていた。しかし、弟子の育成に失敗したジェダイ･マスターのルーク･スカイウォーカーは姿を消してしまう。

 

ファースト･オーダーとそれに対抗するレジスタンスの双方がルークの居所を示した「スカイウォーカーの地図」を手に入れようとする中、地図を託されたドロイド、ＢＢ-8が惑星ジャク―で、一人の若き女性と出会う。彼女の名はレイ。

 

遠い昔、はるか彼方の銀河系での物語が再び動き出す！！

 

ウォルト･ディズニーがルーカス・フィルムを買収し、シリーズ生みの親であるジョージ･ルーカスの元を離れて作られた、新たな三部作（続三部作：シークエル･トリロジー）の一作目。通算エピソードⅦ。

 

監督はＪ･Ｊ･エイブラムス。

ミッション：インポッシブル、

スター・トレック、SUPER８等を経て

満を持しての監督起用といったところでしょうか。

 

 

 

（懐かしや）

ハン・ソロ、チューバッカ、レイア姫、Ｃ3-ＰＯ、Ｒ2-Ｄ2そしてルーク。

シリーズを代表するキャラが出演するだけでファンはたまらないですね。

ストーリーはエピソード４の焼き直し（リメイク）みたいな感じ。

 

ストーリー以外にも、レイが暮らしている惑星ジャク―がアナキンやルークが過ごした惑星タトゥイーンと酷似していたり、ミレニアム･ファルコンの登場やその他メカや風景など、これまでのシリーズを意識した演出が多い。

ファンは嬉しいし、スター・ウォーズの世界観を崩さないという意味ではいいかもしれないけど、おもねりすぎの感も。

もっと新しいチャレンジがあってもよかった。

 

本作は、ルークの居所を示すスカイウォーカ－の地図を巡る物語でしたが、終盤でＲ２-Ｄ２が突如復活し、あっさりと居所を見つけてしまったのは、あまりにも都合がよすぎる気が･･･

 

そもそも帝国とまったく変わらないような組織があっさりと復活しているなんて、せっかくＥＰ6でルークとアナキンが皇帝を倒して大円団となった事がまるで無かったかのようで悲しい･･･

 

（新たな主人公たち）

●レイ

新たな主人公。

これまでのスター･ウォーズはスカイウォーカー家の物語でした。

本作で圧倒的なフォースの才能を見せつけたレイ。その正体は？

 

大抜擢されたデイジー･リドリー良かったです。

意思の強さを感じさせる瞳や表情がいい。勝気な感じがキーラ･ナイトレイに似てる気が。

 

●フィン

一ストーム･トルーパーに焦点を当てたのは面白かったですが、暑苦しいだけであんまり魅力を感じないキャラでした。

演じたジョン･ボイエガのキリッとした顔立ちはデンゼル・ワシントンに似てる気が。

 

（悪役 カイロ・レン）

ダース･ベイダ―という映画史上最高最強の悪役キャラを要するこのシリーズの中では、やっぱり見劣りしてしまう。

卑屈で幼稚な癇癪持ち君。

メンタルの弱さが先行し、あまり強さを感じない。

マスクもあんまかっこよくない。

作中でも「ベイダ―を超えられない」ことで苦しんでますが、キャラ人気も含めた自虐ネタのようにも・・・

 

主人公レイとともに、シリーズを通してその変化を楽しむキャラかな。

 

 

（好きなところ）

ラスト！！

登場は次作以降と思っていたら、最後に登場したシリーズ最初の主人公

ルーク・スカイウォーカー！

演じるのはもちろんマーク・ハミル！　お帰りルーク！ お帰りマーク！

 

ライトセーバーをルークに突き付けるレイ。哀しみ、怒り、疑念･･･

そしてフードを下したルーク。悲しみ、絶望････

両者の何とも言えない表情がいい！

 

次作に期待を持たせる最高のラストです！

 

（哀しいところ）

●ハン・ソロの最期

あれは可哀そすぎる。悲しい・・・

 

●ファースト・オーダーの必殺兵器スター･キラー。

一点を攻撃されたら大爆発という、とんでも欠陥品なのはデス･スターと

変わらず。

それともローグ・ワンのように内部に反乱分子でもいたか・・・