スーパーマリオ 魔界帝国の女神 D

(SUPER MARIO BROS.)1993

監督  
ロッキー・モートン アナベル・ヤンケル
キャスト  
ボブ・ホスキンス マリオ・マリオ
ジョン・レグイザモ ルイージ・マリオ
サマンサ・マシス デイジー
デニス・ホッパー クッパ
フィッシャー・スティーヴンス イギ―(クッパの部下)
リチャード・エドソン スパイク(クッパの部下)
フィオナ・ショウ レナ(クッパの女)
ダナ・カミンスキー ダニエラ(マリオの彼女)
モジョ・ニクソン トード(ミュージシャン)
フランチェスカ・P・ロバーツ ビッグ・バーサ(赤服で大柄の女)
ジャンニ・ルッソ スカぺリ(ゼネコン社長)
ランス・ヘンリンクセン 王(デイジーの父)

隕石衝突での絶滅を免れていた恐竜たちが地下世界で進化を遂げ、独自の社会を築いていた。

地上(人間)世界の支配を企む恐怖の支配者クッパの野望に、2人の配管工マリオブラザーズが挑む!!

 

(世界的人気ゲームの実写)

任天堂のゲーム「スーパーマリオ」を実写化したSFアドベンチャー映画。

マリオ、ルイージ、クッパ、デイジー等々ゲームと同じ名前のキャラが多数登場しますが、ビジュアルや設定が大幅に変わっているものが多く、名前だけ使ったほとんどオリジナル作のような内容。

 

子供向けのアトラクション的ムービーですが、それにしても内容がまったくない。

 

(恐竜&サイバーパンクSF)

「恐竜」という子供向け要素を取り入れてますが、恐竜SF感は非常に薄く、サイバーパンク系SFアクションに仕上がってます。

 

恐竜でいうと、同年に「ジュラシックパーク」が公開されてます。

サイバーパンクとしては、いろーんな作品の影響を受けつつ、映画で本格的に使われた始めたCG技術も盛り込んだミーハーな感じ。

クッパが恐竜化けして死ぬ最後のシーンが「ターミネーター2」のT-1000みたいだったなあ。

 

(キャラクターたち)

マリオルイージ

「ブルックリン住まいのイタリア系の配管工」という設定は元々。

ゲームでは双子の兄弟ですが、本作では血の繋がりがない義兄弟。

作中でファミリーネーム(名字)が「マリオ」と名乗ってましたが、これは本作だけでの設定のよう。

 

クッパ

カメのモンスターですが、本作では恐竜が進化した人型キャラ。

頭髪だけツンツン尖ってます。微妙なビジュ。

 

デイジー

マリオのヒロインと言えばピーチですが、人間界のキャラに「ピーチ」という名前はどうかなという事でデイジーになったのかな。

 

クリボー

シリーズを代表する敵キャラ。海外での呼称はグンバ(Goomba)。

キノコのモンスターですが、本作では頭だけ恐竜人間。微妙なビジュ。

 

キノピオ

ピーチ姫の従者的なキノコちゃん。海外での呼称はトード(Toad)。

Toadstool(カエルの腰かけの意)という毒キノコが由来。

キノコなのにカエルと呼ばれている。

本作ではミュージシャンとして登場するも、すぐにグンバ(クリボー)に変身させられ、それでも主人公たちを助けるというカオスなキャラ。

 

ヨッシー

背中に小さな甲羅を背負っており、亀なのか、恐竜なのかはっきりとしていないキャラ。本作では王のペットで肉食恐竜の子供として登場。

 

(あぁハリウッドらしきかな)

50億円という巨額の製作費を投じながら、興行的に大コケした作品。

巨額の製作費をかけて、なんの内容もない駄作を生み出すというのも、ある意味ハリウッドらしさを象徴しております。

 

 

(再び脚光?)

2023年にアニメ映画「ザ・スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー」が公開されるて世界的大々ヒット!

その影響か、本作のBlu-rayに注文が殺到したそう。

内容まるで違うが、大丈夫か?

さらに、2023年秋より本作の4Kレストア版が日本で劇場公開されることになり、当時の損失を多少なりとも取り戻そうとしている??

 

★★★PICK UP LINES★★★

キノコ菌→王

 

I'm back.  Love those plumbers.

(戻ったぞ。最高の配管工たちだな。)