ハン・ソロ   スターウォーズ・ストーリー S

(SOLO  A STAR WARS STORY)2018

監督 ロン・ハワード  
キャスト オールデン・エアエンライク ハン・ソロ
  エミリア・クラーク キーラ
  ウディ・ハレルソン トバイアス・ベケット
  ヨーナス・スオタモ チューバッカ
  ドナルド・グローヴァー ランド・カルリジアン
  ポール・ベタニー ドライデン・ヴォス
  フィービー・ウォーラ・ブジッジ L3(性自認女のドロイド 声)
  タンディ・ニュートン ヴァル(ベケットのパートナー)
  ジョン・ファブロー リオ(猿っぽい手4本パイロット 声)
  エリン・ケリーマン エンフィス・ネスト(盗賊?リーダー)
  リンダ・ハント レディ・プロキシマ(女性?ワーム)
  レイ・パーク

??????!!(声)

I got a really good feeling about this!

(いい予感がするぜ!)

 

スター・ウォーズ エピソードⅣの10年程前。

駆け出しでイケイケの若きアウトローだったハン・ソロがいろいろ苦い経験も積んで、

I have a bad feeling about this.

(悪い予感がする。)と思ったりもするようになったのかしらと思う、そんな作品。

 

スター・ウォーズの外伝を描くアンソロジー・シリーズの2作目となります。

 

 

(SWファンは必見)

ハンの人格(キャラ)形成にまつわるエピソードが、わかりやすいものから、コアなものまでモリモリ。

SWファンなら「そうだったんだ~!」的にがっちり楽しめる反面、SWシリーズを見ていない人にとっては面白さは半減どころか、あまりないかも。

 

(興行成績振るわず)

興行的に振るわなかったせいで、アンソロジー・シリーズに水を差す事になってしまいました。

オビ・ワンやボバ・フェットを主人公にした話が考えられていたようですが、映画化は流れて、ディズニーの配信ドラマとして作られていきます。

 

興行的失敗の理由はいろいろあると思いますが、

やっぱりオールデン・エアエンライク演じるソロと、ハリソン・フォードのソロが結びつかなった事が大きいのかな~。

ビジュアル的にも、キャラ的にも同一人物としての連続性が感じにくかった。

アンソロジー・シリーズ1作目の「ローグ・ワン」の主人公達は新キャラでしたが、ハン・ソロはシリーズ屈指の人気キャラ。

みんなの頭の中にはどうしたってハリソン・フォードがいるわけで、そのハードルはやっぱり高い!!

 

ハリソン版ソロとの同一性という点では今一つでしたが、オールデンの芝居は悪くないし、他のSW作品との繋がりはたっぷりと感じられるし、映像のクオリティもハイレベルで個人的には非常に楽しめた作品です。

 

~ハン・ソロ エピソード諸々~

●名前「ソロ」って・・ 

お一人様って事だったのね・・・

 

●出会い①チューバッカ

ハンがウーキー語を話してます。ヒアリングだけじゃなかったのね。

ちなみにウーキー族は咽の構造上、人間語を話す事が出来ないそうです。オウ~~

 

 

 

 

●出会い②ランドとミレニアムファルコン号

ミレニアムファルコンはハンがランドからサバックというポーカー的なカードゲームの賭けで巻き上げた戦利品。

 

●ラッキー・ダイス⚀⚀

 ハン・ソロのお守り代わりのラッキーアイテム

これまで特にクローズアップされる事もなかったアイテムでしたが、本作前年に公開の「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」で急にキー・アイテム的に使われだしたサイコロ。

一応、SWシリーズ最初の作品「エピソード4」にも出ています。

(ミレニアムファルコンに初めて乗り込むシーン。チューバッカがコックピットに入る時に上からぶらさっがているのが一瞬見えます。)

 

 

●ケッセル・ランを12パーセクで!

シリーズ1作目エピソード4での台詞を本作で回収した格好になってます。

 

EP4の冒頭でC-3POがR2-D2に対して

「We'll be sent to the kessel spice mines」

(ケッセルのスパイス鉱山に送られてしまう)と話すシーンがあります。

→ドロイドが奴隷として使役されている場所であることが本作で描かれています

 

EP4のソロ登場シーンで

「It's the ship that made the kessel run in less than 12 parsecs.」

(ケッセル・ランをたった12パーセクで走ったんだぜ。)

と、ルークとオビ・ワンに自慢げに話してます。

 

ケッセル・ランとは、鉱山惑星ケッセルへの航路の事。

元々危険な航路ですが、ソロはさらに危険なショートカット・ルートを進んで最速で走り切ってやったと自慢しているわけです。

→重力井戸やヤベーモンスターなど、物凄く危険なルートであることが本作で分かります。

 

EP7ではレイに「14パーセクで飛んだ」と言われ、ムッとして「12だ」と訂正してます。

 

●「反乱」との出会い

帝国や犯罪シンジゲートなど弱者を搾取する奴らへ反旗を翻すエンフェス・ネストたちと出会い、彼らに協力することに。

アウトローだけどかつては自身も弱者の側であったハン。

キーラが言う通りやっぱり良い人。

 

 

 ~シリーズの定番、人間味溢れすぎるユニーク・ドロイド~

女性自認型ドロイドのL3と主人である人間ランドとの恋模様や、権利主張キャラが面白かったです。

 

~トバイアス・ベケット 師・父・友~

本作でハンを導き共に戦うアウトロー。

銃をクルクル回す仕草や、アウトローとしての生き方などハンに大きな影響を与えたキャラ

最期は切ない・・・

~まさかの登場ダース・モール~

犯罪シンジゲート「クリムゾン・ドーン」の影の支配者として登場します!

 

(時系列整理)

本作「ハン・ソロ」はEP3とEP4の間の時期のお話になります。

EP1でオビ・ワンに胴体を真っ二つにされて死んだかに思われたモールは実は生きていました。

アニメ・シリーズ「クローン・ウォーズ」(EP2とEP3の間に起きたクローン戦争を描いた作品)にも登場してます。

 

生き残ったものの、師であるダース・シディアスはドゥークー伯爵という強力な弟子を手に入れ、不要となったモールは捨てられ殺されかけます。

 

シディアス、そしてオビ・ワンの双方への復讐心をたぎらせていたのが本作の頃になります。

 

この頃のモールはすでにシスではないので、その部下であるキーラもシスではないと思います。

モールからフォースの訓練を受けていた(これから受ける?)可能性はあるのかな。

 

その後モールはタトゥイーンにいるオビ・ワンを見つけ出し決闘を挑みますが、敗れて死んでいきます。

 

キーラのその後については不明です。

また出てきてほしいなー。かわいいし。

 

(見どころ)

ハン・ソロ形成

チューイと出会ったり、ミレニアム・ファルコンの操縦席に座ったり。

ハン・ソロがハン・ソロになっていく様はしびれますね~

 

(好きなところ)

キーラ

かわいい。

 

チューバッカ

かわいい。

 

★★★PICK UP LINES★★★

お一人様

 

志願兵受付係

What's your name, son?(名前は?)

 

ハン

Han.(ハン。)

 

志願兵受付係

Han what? Who are your people?(ハン・・・なんだ? 家族は?)

 

ハン

I don't have people.  I'm alone.(家族はいない。独りだ。)

 

志願兵受付係

Han....  Solo.(ハン・・・ ソロ。)