キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー 

(Captain America The Winter Soldier)2014

監督 アンソニー&ジョー・ルッソ 兄弟
キャスト クリス・エヴァンス キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)
  スカーレット・ヨハンソン ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)
  サミュエル・L・ジャクソン ニック・フューリー(SHIELD長官)
  ロバート・レッドフォード ピアース(委員会メンバー)
  アンソニー・マッキー サム(ファルコン)
  セバスチャン・スタン ウィンター・ソルジャー(バッキー)
  コビー・スマルダーズ マリア・ヒル(SHIELD ニックの部下)
  フランク・グリロ ラムロウ(SHIELDストライクチーム隊長)
  マキシミリアーノ・ヘルナンデス シットウェル(SHIELDエージェント)
  エミリー・ヴァンキャンプ シャロン(ケイト SHIELDエージェント)
  ヘイリー・アトウェル ペギー・カーター(キャプテンの元恋人)
  ジョルジュ・サンピエール バトロック(海賊のボス)
  トビー・ジョーンズ 電子脳ゾラ博士
  ギャリー・シャンドリング 議員
  トーマス・クレッチマン ストラッカー(ヒドラのボス)
  ヘンリー・グッドマン ヒドラの科学者
  エリザベス・オルセン スカーレット・ウィッチ
  アーロン・テイラー・ジョンソン クイック・シルバー
  スタン・リー(原作者) スミソニアン博物館の警備員

マーベル・コミック原作のヒーローによるクロスオーバー作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の9作目。

 

キャプテン・アメリカ第2弾!

 

前作「ザ・ファースト・アベンジャー」で、

キャプテンが壊滅させたはずの悪の組織ヒドラは、密かにSHIELDの中に潜んで生き残り、反撃の期を伺っていた。

 

SHIELD内の敵の存在に気付いたニック・フューリーが襲われ、キャプテンブラック・ウィドウも裏切り者としてSHIELDから追われる立場に。

さらに前作で死んだと思われていたキャプテンの親友バッキーがヒドラによって記憶を消され、体も改造された最強の殺し屋ウィンター・ソルジャーとなって立ちふさがる。

 

キャプテン・アメリカはMCUの中ではシリアスな作風。

その緊迫感と激しいアクションの組み合わせが巧くマッチしてスリリングでエキサイティング!

 

サプライズはロバート・レッドフォード(ピアース役)の参戦。

脇に大物、ベテランを起用することの多いMCU作ですが、その中でも驚きのキャスティングです。

出演理由は、CGフル活用のブルーバックを多用した撮影現場を体験してみかったとの事。

 

(新キャラ)

●ウィンター・ソルジャー

ヒドラの暗殺者。

その正体は「ザ・ファースト・アベンジャー」に登場し、死亡したと思われていたキャプテンの親友バッキー・バーンズ。なので正確には新キャラではないのかも。

引き続きセバスチャン・スタンが演じてますが、短髪からロン毛になり、顔の印象もだいぶ変わり、ただならぬヤバイ奴感がパない。

左腕の金属アームを使い、キャプテンと互角以上に渡り合ってます。

登場シーンで流れる、悲鳴のように軋むBGMがいい。不穏な感じと、悲痛な感じが伝わってくる。 

 

ファルコン(サム)

現代でのキャプテンの友人となり、アベンジャーズに仲間入りする事となります。いい奴ですが、能力的にはアイアンマンの劣化版みたいな感じ。

 

ラムロウ

SHIELDの精鋭部隊ストライクチームのリーダー。

その正体はヒドラの兵士。ワルそうな顔してます。

ファルコンとの戦闘の末、SHIELD本部ビルの崩壊に巻き込まれましたが、最後に全身ケガだらけの状態で病院に運ばれてます。

2016年「シビル・ウォー」にて再びキャプテン達とぶつかります。 

 

(キャプテンのスーツ)

前半は軍服的でマッシブなスーツを、終盤では2012年「アベンジャーズ」の時に着た、腹周りに赤白縦ストライプのあるダサいのを着てます。

 

(MCUリンク)

●キャプテンとブラック・ウィドウ

本作で行動を共にした2人は信頼関係を育み、ナターシャ(ブラック・ウィドウ)は、サムとともに親キャプテン派のキャラになるのですが・・・

→「シビル・ウォー」へ。

 

●ニック・フューリー

本作で自らの死を偽装し、公には死んだ事になったままです。

2015年「アベンジャーズ  エイジ・オブ・ウルトロン」で再び登場。

また本作中で、左目の眼帯について言及。

「信頼していた奴に片目を奪われた。」との事。

その愉快な真相は2019年「キャプテン・マーベル」で明らかに。

 

キャプテン、新たな恋の予感?

老齢で病に伏せるかつての恋人ペギーと再会して過去に区切りをつけたキャプテン。

ナースのふりをしてキャプテンの監視任務にあたっていたSHIELDのエージェント、シャロン(ケイト)といい感じになりそうな感じ。

シャロンは「シビル・ウォー」にも登場し、キャプテンとの意外な接点が明らかに。

 

●ヒドラだった!

SHIELDのエージェント、シットウェル。

2011年「マイティ・ソー」、2012年「アベンジャーズ」にもちょこっと登場していたスキンヘッドのおじさん。実はヒドラでした。

 

スターン議員

シットウェルの耳元で Hail HYDRA.(ハイル・ヒドラ) と囁いたおっさん。

2010年「アイアンマン2」では、公聴会でトニーにアイアンマン・スーツを政府に引き渡すよう要求してました。危険な兵器だからという理由でしたが彼がヒドラであったとなると、別の意図があったのかも。

 

(エンド・クレジット)&(インフィニティ・ストーン)

エンドロール途中で、「アベンジャーズ」の後にSHIELDで保管されていたはずのロキの杖(マインド・ストーンがヒドラ残党の施設に置かれており、現在のヒドラのボス、ストラッカーが登場。

ヒドラ残党はまだまだ健在だという事がわかります。

そして「エイジ・オブ・ウルトロン」に登場するヤバイ感じの双子(クイック・シルバーとスカーレット・ウィッチ)が登場。

 

エンドロール最後には、スミソニアン博物館で自身の過去を知るウィンターソルジャーの姿が。

果たしてバッキーは過去の記憶、そしてスティーヴとの友情を取り戻す事ができるのか!?「シビル・ウォー」へと続きます。

 

(スタンじいさんを探せ!)

スミソニアン博物館の警備員。

 

(見どころ&好きなところ)

●アクション!!

盾アクションが前作よりもアクロバティックでスピーディーで力強く進化してます!飛ばして、殴って、防いで、シンプルだけど力強いアクションがカッコ良い!

キャプテンは変身したり、空を飛んだり、ビームを出したりもしないので、他のヒーローと比べるとやや地味目のアクションになってしまいそうですが、キャプテンの強さがしっかりと表現出来ているいいアクションでした。ブラック・ウィドウやファルコンの格闘、ニックのカーアクションも良く、全体的通してアクションは見応えあります。

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)

ランニング中、追い越しする際の律儀な挨拶が慇懃無礼なキャプテン

 

On your left.(左から失礼。)

 

 

(シーン②) 

謎の暗殺者ウィンター・ソルジャー

 

ナターシャ

I know who killed Fury.

Most of the intelligence community doesn't believe he exists.

The ones that do call him the Winter Soldier.

He's credited with over two dozen assassinations in the last 50 years.

(フューリーを殺した奴を知ってるわ。ほとんどの情報機関もそいつの存在を信じていない。ウィンター・ソルジャーと呼ばれる男。20件以上の暗殺事件に関わっている。過去50年間でね。)

 

キャプテン

So he's a ghost story.(幽霊ってわけか。)

 

 

※ウィンター・ソルジャーは、任務以外の時は冷凍されていたので、キャプテン同様、あまり歳をとっていません。

         シリーズ作品  
2011年 キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー C 
2014年 キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
2016年 シビル・ウォー  キャプテン・アメリカ SS 
     
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