自身が持つ強大な能力を制御できずに苦しんでいたミュータントの少女ジーン・グレイ。

彼女に救いの手を差し伸べたチャールズ（プロフェッサー）の元で成長し、Ｘ-ＭＥＮの一員となったジーンが、宇宙でのミッション中に起きた事故がきっかけで、再び自身の力と対峙することに！

Ｘ-ＭＥＮ達は巨大な力を持ち暴走をはじめたジーンを止められるのか！

さらに彼女の力を狙う新たな敵も！

 

 

前作「アポカリプス」に続く、ファースト・ジェネレーション・シリーズの4作目。Ｘ-ＭＥＮたちのキャストは「アポカリプス」の時と変わりなく。

 

Ｘ-ＭＥＮシリーズは「人間」と「ミュータント」との対立や融和をストーリーの軸にした能力者同士のバトルが魅力でしたが、本作ではそこにいきなり「異星人」が出てくるので違和感を感じずにはいられません。

異星人は能力も目的もイマイチ。Ｘ-ＭＥＮシリーズに馴染んでいなかった気がします。　本作が興行的に伸びなかった一因では。

 

●ダーク・プロフェッサー

常にミュータントと人間の融和を願い、皆から慕われ尊敬されるプロフェッサーですが、本作ではエゴや傲慢さが見える人間的なキャラになってます。

 

●主演ソフィ・ターナー

前作「アポカリプス」でもジーンを演じてましたが、本作では脇役から一気に主演に昇格。最近ハリウッド映画でよく見かけるＧＯＴ(ゲーム･オブ･スローンズ)出身のイギリス人女優です。体がガッシリしていて、顔も凛々しく、力強そうな感じが良かったです。

 

●敵役ジェシカ･チャステイン

クールな役が良く似合う、私が好きな女優さんの一人です。

本作でも異星人という、クールと言えばクールな役ですが、わりと無表情ですむ役なので、ハマってるなという感じはしなかったです。

 

●監督、脚本、製作のサイモン・キンバーグ

Ｘ-ＭＥＮシリーズの多くに脚本や製作として参加してきた人。

本作が監督デビュー作となります。

 

（見どころ）

●ダーク･フェニックスへと変わりゆくジーン。

 

●スコット(サイクロプス)、ストーム、カート(ナイトクローラー)、クイックシルバーなど、これまでのシリーズでもやや脇役的なキャラ達にも一定の活躍シーンがあるので、シリーズのファンはその辺もうれしいかも。