クリード  チャンプを継ぐ男 

(CREED)2015

監督 ライアン・クーグラー  
キャスト マイケル・B・ジョーダン アドニス(ドニー)・ジョンソン 
  シルヴェスター・スタローン ロッキー・バルボア 
  テッサ・トンプソン ビアンカ(ドニーの恋人) 
  トニー・ベリュー コンラン(英人のチャンプ)
  グレアム・マクタヴィッシュ ホリデイ(コンランの マネージャー)
  フィリシア・ラシャド メアリー・アン(アポロの妻)
  ゲイブ・ロサード レオ(ボクサー  ピートの息子)
  リッチー・コースター ピート(ミッキージムの今のオーナー) 
  リチャード・マギル ミッド名人 
  ジェイコブ・デュラン スティッチ(カットマン)
  アンドレ・ウォード ウィーラー(スパーでドニーを負かす)

2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」から9年。

シリーズ初のスピンオフ作。

 

ロッキーのライバルにして盟友アポロの息子が、ロッキーに師事してチャンプを目指す物語。

 

 

 

(ロッキーとは王道なり)

やってる事は同じなんですが、この王道ストーリーは強いなー。

「わかりやすさ」「友情、努力、勝利」の持つ普遍的な魅力を体現したシリーズ。

 

シリーズのファンだった若干29歳のライアン・クーグラーが企画発起人となり、脚本&監督を務めてます。

これまでの6作品全てで脚本を書いてきたシリーズの生みの親スタローンは、本作では製作に参加してます。

王道ストーリーやベタな人間ドラマを踏襲しつつも、描き方に新鮮味が感じられます。特にオープニングとか。

 

アポロと愛人との間に生まれた主人公のアドニスは、少年時代に施設に入れられるなど荒んだ時を過ごしますが、その後はアポロ夫人に引き取られて、金銭的には不自由しない生活を送ってきているので、ハングリー・スピリットにはやや欠ける感じ。

 

アドニス役のマイケル・B・ジョーダンは、クーグラー監督の前作「フルートベール駅で」でも主演、また次作「ブラックパンサー」でもメインキャストとして出演予定です。

 

ラジー賞常連のスタローンですが、本作ではその演技が評価され、ゴールデングローブ助演男優賞を受賞。スタローンが演技で賞を取るのは始めてじゃないかな。

 

(見どころ)

●王道ロッキー・ストーリー。

●ファイトシーン 映画ならではの激しい打ち合い。

本作でアドニスの打ち合った、ウィーラー、レオ、コンランの3人を演じてるのはみなプロボクサーです。

 

(好きなところ)

●オープニング

アドニスの少年時代~タイトル「CREED」までの流れ。

深い人間ドラマを予感させる見せ方。引き込まれます。

スタローン脚本、監督作にはない撮り方、見せ方かなと思いました。

 

★★★PICK UP LINES★★★

ロッキーの叱咤 

 

One step at a time, one punch at a time, one round at a time.

(まず一歩、そして打つ、そうして1ラウンドだ。)

 

字幕「踏み込め、打ち抜け、攻めろ」

吹替「一歩ずつ、一発ずつ、1ラウンドずつ」

 

      シリーズ作品  
1976年  ロッキー C 
1979年 ロッキー2
1982年 ロッキー3
1985年 ロッキー4 炎の友情
1990年 ロッキー5 最後のドラマ
2006年 ロッキー・ザ・ファイナル
     
      関連作品  
2015年 クリード  チャンプを継ぐ男
2018年 クリード  炎の宿敵