ミレニアム2  火と戯れる女 A

Flickan som lekte med elden2009

監督 ダニエル・アルフレッドソン  
キャスト ミカエル・ニクヴィスト ミカエル・ブルムクヴィスト
  ノオミ・ラパス リスベット・サランデル
  ミカエル・スプレイツ ロナルド・ニーダーマン(巨躯の金髪)
  レナ・エンドレ エリカ(ミレニアム編集者)
  アニカ・ハリン アニカ(ミカエルの妹  弁護士)
  ソフィア・レダルプ マーリン(ミレニアム女性社員)
  ヤコブ・エリクソン クリステン(ミレニアム男性社員)
  ハンス・クリスティアン・トゥーリン ダグ・スヴェンソン(殺された記者)
  イェニー・シルフヴェルヘルム ミア(ダグの恋人)
  ピーター・アンダーソン ビュルマン(リスベットの後見人)
  ペール・オスカルソン

パルムグレン(前任の後見人)

  ラルフ・カールソン ビョルク(売春した公安)
  ヤスミン・ガルビ ミリアム・ウー(リスベットのレズ恋人)
  パオロ・ロベルト パオロ(ボクサー)
  ヨハン・キレン ブブランスキー(警察)
  ターニャ・ロレンツォン ソーニャ(警察)
  ニクラス・ユールストレム エクストレム(検事)
  オーラ・ヴァールストレム サンドストレム(売春客)
  アンデシュ・アルボム・ローゼンダール テレボリアン(精神科医 元リスベット担当
  ミカリス・コウトソグイアナキス アルマンスキー(調査会社 社長)
  ゲオロギー・ステイコフ ザラチェンコ

前作の事件から1年。

ミカエルの前から姿を消したリスベット。そんな中、ミレニアム詩に人身売買や売春の記事を寄稿予定だった記者とその恋人が殺された。さらにリスベットの後見人をしていたビュルマン弁護士も殺され、3人の殺害容疑がリスベットに掛けられる。

リスベットの無実を信じるミカエルが人身売買組織の黒幕とおぼしき「ザラ」と呼ばれる謎の男の存在に迫る!

一方、逃亡しながら単独で事件を調べるリスベットも「ザラ」の存在にたどり着く。

リスベットの過去にも深く関わる「ザラ」とは一体何者なのか!?

 

ミレニアム3部作の第2弾です。

前作が2009年2月に公開。2作目の本作が同年9月に。3作目が11月に公開されてます。元々2作目と3作目はテレビドラマとして撮影されていましたが、1作目の大ヒットを受け、映画用に再編集されて劇場公開されました。

 

(サスペンスドラマ)

前作が「依頼された事件をコンビで解決するバディ・ミステリー」だったの対して本作はだいぶテイストが変わりました。

「社会の裏に潜む巨悪・陰謀に立ち向かうサスペンスドラマ」であり、また「自身の過去と対峙していくリスベットのドラマ」となっています。

ミカエルとリスベットも最終盤まで会うことなく、互いに調査を進めていきます。

 

権力や暴力で抑え込もうとしてくる大きな犯罪組織の闇に切り込んで暴こうするサスペンスはありがちですが、そこにリスベットの過去を絡めたことで一気にドランマチックになりました。

 

(登場人物たち)

スウェーデンの人名に馴染みがないため、名前が覚えられない💦

サディストのクソヤローばかりがで出てくる中で、異質な存在感を放っていたのが金髪の巨躯、ニーダーマン

つえー、コエー、無痛野郎というガチ・モンスター。

 

(見どころ)

リスベットの過去と、犯罪組織の黒幕「ザラ」

2人の関係性が物語を盛り上げます。

サディストのクソ男を許さないリスベットの復讐は如何に!?

終盤、かなりハードボイルドな展開となり、リスベットのタフさ強さに圧倒されます。

 

★★★PICK UP LINES★★★

ザラと金髪の大男

サンドストレム(売春客)を吊し上げ、尋問するリスベット

 

サンドストレム

「無理矢理連れて行かれた。」

 

リスベット

「どこへ?」

 

サンドストレム

「倉庫みたいな建物だ。ぶちのめされた男がころがってた。そこに奴が。」

 

リスベット

「ザラ?」

 

サンドストレム

「いや、金髪の大男。筋骨隆々の。見たことはあったが、恐ろしい奴だ。」

 

リスベット

「名前は?」

 

サンドストレム

「知らない。」

 

リスベット

「それから?」

 

サンドストレム

「床の男は密告者とかで、金髪の男が目の前に座らせて首に両手を回した。

骨の折れる音が聞こえて、そいつはオレの目の前で死んだんだ。」

 

リスベット

「それで?」

 

サンドストレム

「大男がオレの首をつかんで、もう1人が耳に携帯を押し当ててザラと話せと言う。」

 

リスベット

「で、ザラはなんて?」

 

サンドストレム

「言われた通りにヤクを運べって。 やるしかないじゃないか。ううっ。」

 

      シリーズ作(スウェーデン3部作)  
2009年 ミレニアム  ドラゴン・タトゥーの女
2009年 ミレニアム2  火と戯れる女
2009年 ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士  
     
          リメイク作  
2011年 ドラゴン・タトゥーの女  
     
           続編  
2018年 蜘蛛の巣を払う女