ミレニアム･シリーズ第3弾。

一応の完結編です。

 

かつてザラチェンコと手を組んでいた公安の古参たちが、口封じのために、入院中のザラチェンコ、リスベットの暗殺に動く！

また真実を明るみに出そうとするミカエルはじめ、ミレニアム誌にも脅威が迫る中、父親ザラチェンコの殺人未遂容疑をかけられたリスベットが法廷での対決に挑む！

これまで汚い大人や男の都合や欲望に人生を踏みにじられてきたリスベットの戦いの行方は！

 

前半は闇の権力暗躍のお話。

たいした話でもないのに、テンポが悪くダラダラした感じ。

元々ＴＶドラマ用に撮影されたものを映画用に再編集したそうなので、その辺りも影響しているかもしれないです。

 

後半は法廷ドラマ。

逆転ドラマなので、その辺は楽しめます。

 

裁判に勝ち、異母兄ニーダーマンともケリをつけ、自身の過去に決着をつけて物語は終わります。

 

（続編）

急逝した原作者スティーグ･ラーソンに代わりダヴィッド･ラーゲルクランツがシリーズの続編三部作の小説を発表。（4作目「蜘蛛の巣を払う女」、5作目「復讐の炎を吐く女」、6作目「死すべき女」）

「蜘蛛の巣を払う女」は2018年にハリウッドで映画化されました。

 

（見どころ＆好きなところ）

●リスベット

ビシッと”正装”で法廷での闘いに挑むリスベットがカッコイイ。

ミカエルとのビミョーな距離感もいいと思います。