蜘蛛の巣を払う女 A
(THE GIRL IN THE SPIDER'S WEB)2018
監督 | フェデ・アルバレス | |
キャスト | クレア・フォイ | リスベット・サランデル |
シルヴィア・フークス | カミラ(リスベットの双子の妹) | |
クリストファー・コンベリー | アウグスト(バルデルの息子) | |
スヴェリル・グドナソン | ミカエル・ブルムクヴィスト | |
シヌーヴ・マコディ・ルンド | グラーネ(スウェーデン公安副局長) | |
キース・スタンフィールド | ニーダム(NSA特別部門) | |
スティーヴン・マーチャント | バルデル(フィヤーフォール開発者) | |
キャメロン・ブリットン | プレイグ(リスベットのハッカー仲間) | |
クレス・バング | ホルツァー(カミラの部下) | |
アンドレア・ペジック | ソフィア(リスベットのレズ友) | |
ヴィッキー・クリープス | エリカ(ミカエルのパートナー) | |
ミカエル・パーシュブラント | ザラチェンコ(リスベットとカミラの父) |
リスベットには双子の妹がいた!
父に従い、ともに死んだと思われていた狂気の妹カミラの魔手がリスベットに迫る!
ミレニアム・シリーズ小説4作目の映画化作。
前三部作で父親との戦いに決着をつけたはずでしたが「実は双子の妹がいた!」というあからさまに取って付けたような設定により、リスベットが再び自身の過去・因縁に立ち向かう事になります。
謎解き要素は薄く、テンポのいいスリラー・アクションに仕上がってます。
(ミレニアム・シリーズについて)
スウェーデンのジャーナリストで作家のスティーグ・ラーソンが発表した3部作のシリーズ小説。
1作目:ドラゴン・タトゥーの女
2作目:火と戯れる女
3作目:眠れる女と狂卓の騎士
原作者ラーソンの急逝後は、ダヴィド・ラーゲンルクランツが引き継いで、続編3部作を発表してます。
4作目:蜘蛛の巣を払う女
5作目:復讐の炎を吐く女
6作目:死すべき女
1~3作目は母国スウェーデンで映画化され大ヒット。
ハリウッドが抜け目なく1作目をリメイク。
本作は原作小説ではシリーズ4作目。またハリウッドで映画化された2作目になります。ハリウッド版1作目からキャストは一新されてます。
本作ではあまり描かれなかったリスベットの父親でとんでもドS野郎ザラチェンコについてはスウェーデン版の2作目、3作目ご覧ください。
(キャラクター)
●リスベット
線が細くて、パンクなビジュアルはこれまでのシリーズ作を踏襲。
キャラ的には少し丸くなったかなという印象。
●カミラ
あの全身真っ赤なコーディネートはちょっとキャラ付け過剰では。
シリアスな作風の中で、なんかアニメっぽくてウソ臭く感じる。
●ミカエル
リスベットとともにシリーズの主人公だったはずのミカエルですが、本作ではただの一脇役と化してしまった。
ただやさしそうなだけのおじさんになってました。
ハリウッド版1作目で演じたダニエル・クレイグのようなギラッとしたタフさも欲しいところ。
(好きなところ)
かっこいいメカがリスベットと合うんですよねー。
●リスベットがバイクで氷上を駆け気抜けるシーン。
●アウグストとの逃走に使ったバットモービルみたいな車。
★★★PICK UP LINES★★★
過去 チェスをするリスベットとアウグスト
リスベット
Your father taught you?(お父さんが教えてくれた?)
アウグスト
He's dead now. Maybe I shouldn't think of him anymore.
(もう死んでいる。考えない方がいいのかも。)
リスベット
Why not?(なぜ?)
アウグスト
Because that's the past.
He once said the past, sometimes, can be like a black hole.
If you get too close it might pull you in. And you disappear.
I don't want to disappear.
(過去だから。パパが言ったんだ。過去はブラックホールみたいだって。
近づきすぎると、引きずり込まれて消えちゃう。僕は消えたくないよ。)
リスベット
You won't.(消えないよ。)
アウグスト
Who was that woman on the bridge?(橋にいた女の人は誰?)
リスベット
The past.(過去よ。)
オリジナル・シリーズ作(スウェーデン3部作) | ||
2009年 | ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 | A |
2009年 | ミレニアム2 火と戯れる女 | A |
2009年 | ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 | A |
リメイク作 | ||
2011年 | ドラゴン・タトゥーの女 | A |
続編 | ||
2018年 | 蜘蛛の巣を払う女 | A |