マッドマックス  サンダードーム A

(MAD MAX  Beyond Thunderdome) 1985

監督 ジョージ・ミラー  
キャスト メル・ギブソン  マックス 
  ティナ・ターナー アウンティ(バーター・タウンの女帝) 
  アンジェロ・ロシット マスター(小人) 
  ポール・ラーソン ブラスター(大男)
  ロバート・グラッブ 豚の世話係の囚人(ピッグキラー)
  アングリー・アンダーソン アイアンバー(仮面を背負った男)
  フランク・スリング ゴーグルのデブ(タウンの交易担当) 
  ジョージ・スパーテルズ ブラックフィンガー(タウンの車両係)
  エドウィン・ホッジマン サダードーム司会
  ヘレン・バディ サバンナ(部族の女性) 
  トム・ジェニングス スレイク(部族リーダーの青年)
  ロブ・ズアニック パンダ目の部族の少年
  ジュリエット・クラーク 部族の女の子
  ブルース・スペンス 飛行機乗り
  アダム・コックバーン 飛行機乗りの息子

マックスが辿り着いた次なる街、バータータウン。街を治める女帝と街のエネルギー源であるメタンガス(ブタの糞)を牛耳る男の対立に巻き込まれ、サンダードームと呼ばれる鉄檻デスマッチに挑むことに・・・・

 

タイトルになっているサンダードームのデスマッチは前半の見せ場。後半では、荒廃した世界から隔絶されたオアシスで穏やかに暮らす部族にマックスが出会う話。

 

子供たちが中心のこの部族の登場で、前作とはテイストがちょっと変わりましたね。

コミカルな要素が増えて「インディ・ジョーンズ」ような雰囲気も。

 

1作目、2作目と同じくオーストラリア製作映画ですが、前作がアメリカでヒットしたことを受けてか、アメリカの女性シンガー、ティナ・ターナーが出演するなど、ハリウッドの影響も感じます。

 

監督&脚本は変わらずジョージ・ミラーですが、これまでジョージと共にマッドマックスを作り上げてきた製作のバイロン・ケネディが急逝したため、ジョージが製作にも参加してます。

映画の最後に「バイロンに捧ぐ」と出てます。

 

前作「2」でジャイロコプター乗り役で出演したブルース・スペンスが、本作では別キャラの飛行機乗りとして出演してます。

 

(サンダードームのデスマッチ)

半球状の鉄檻デスマッチですが、腰にゴム紐を付けて吊るされて、ピョンピョン跳ねながらのアクロバティックなバトル。(途中で紐切れて、普通の地上戦になりますが)体がフワフワ浮いて力が入りにくいので、迫力がない。クオリティの低いシルクドソレイユ?

 

シリーズは本作で終了かと思われましたが30年後に、監督&脚本&製作ジョージ・ミラーで新作が公開されました。

 

(見どころ)

●終盤の暴走列車VS暴走車集団

やっぱこのシリーズの見せ場は、高速で走りながらのカー・アクション!

車体全身が白黒の牛皮張りの車がかわいかったです。

 

(好きなところ)

●マスター・ブラスター

こういうキャラが出てくるだけで私は楽しいです。

サンダードームでのバトルも、2人セットで戦って欲しかったな。

このキャラは、「北斗の拳」のコウケツのモデルになったと思われます。

 

★★★PICK UP LINES★★★

サンダードーム

 

サンダードーム司会

Now when men get to fighting, it happens here. And it finishes here.

Two men enter, one man leaves!

 

今や、争い事は全てここで始まり、ここで終わる。

2人が入り、出るのは1人!

     シリーズ作品  
1979年 マッドマックス B 
1981年 マッドマックス2
1985年 マッドマックス  サンダードーム  
2015年 マッドマックス  怒りのデス・ロード