ノーラン監督とクリスチャン・ベール主演で送るバットマンの新シリーズ第１弾。これまでの4作品とは趣を異にしたシリアスな作風のバットマン。これまでの作品がヒーロー・アクションに重きを置いたエンタメ作だったのに対して、ノーラン監督のシリーズは、

自らの存在に苦悩するバットマンと、

揺るがぬ強さを持って人の性悪をえぐり出そうとする純悪との対決・葛藤を描いた大人向けのドラマです。次作「ダークナイト」次々作「ダークナイト ラジング」と合わせて

３部作となってます。

 

これまでのようなファンタジックなゴッサムで、ユーモラスな怪人相手の

派手目なアクションの方がシンプルに楽しめて個人的には好きなんですが、ノーラン監督版は本作、そして次作、次々作と観ていくとその脚本の深さ、出来にハマってきますね。ノーラン監督は３作全てで脚本も務めてます。

話が密接に繋がっているので順を追って観ましょう。

 

アクションは地味目。見せ場はバットモービルでのカーアクションくらいで、話もゆっくり進むため間延びしている感も。

それでもバットマン好きですからね、バットスーツ、マントでの立ち回りやジャンプなんかのモーション観てるだけでテンション上がるんですよねー。

 

主演のクリスチャン・ベールは線が細いし、顔もあっさりしててヒーローを演じるには華がない感じなんだよなー。

脇はすごいキャストで固められてます。

 

（見どころ）

●豪華なキャスティング

ゴードンを演じるゲイリー・オールドマン

執事アルフレッドを演じるマイケル・ケイン

武器担当フォックスを演じるモーガン・フリーマン

この３人はシリーズ通して主役を支えてくれます。

敵役のリーアム・ニーソンとキリアン・マーフィも良かったです。

「ラストサムライ」で成功した渡辺謙の次なるハリウッド作ということで

期待してましたが、チョイ役でした。

 

（好きなところ）

●バットマンのデザインは当然のことながら、あの野太い声がいいですね。

バットモービルやゴッサムシティは作風に合わせて非常に現実的な

デザイン、描かれ方がされてます。