ダーティハリー4 B

(SUDDEN IMPACT)1983  

監督 クリント・イーストウッド  
キャスト クリント・イーストウッド ハリー・キャラハン
  ソンドラ・ロック ジェニファー
  パット・ヒングル ジャニングス署長
  マーク・キールトン ベネット(警官)
  マイケル・キュリー トネリー警部補
  ポール・ドレイク 強姦犯・弟
  オードリー・J・ニーナン 交換犯・姉
  ブラッドフォード・ディルマン ブリッグス
  アルバート・ポップウェル オレス(ハリーの友人刑事)
  マイケル・V・ガッツオ スレルキス(マフィアのボス)

シリーズ第4弾です。シリーズ5作全てで

監督が異なるこのシリーズ。本作ではイーストウッド自らがメガホンを取りました。

 

強姦された女性が復讐のため強姦犯たちを

処刑していくという筋立てで、悪には容赦ないハリーが彼女をどう裁くのかも見どころかな。でも逃がしちゃだめでしょ。時代の違いですかね~。

 

救いようのない悪党どもを、ニューウェポンの.44オートマグでぶち抜いていきます。

S&W M29に代わり登場した.44オートマグは世界初、マグナム弾をぶっ放せる自動拳銃(オートマ)です。

ジェニファーが復讐のために相手の股間に撃ち込んでいた38口径はコルト・ディテクティブです。 

 

ジェニファーを演じたソンドラ・ロックは映画の共演がきっかけでイーストウッドと10年以上にわたり愛人関係にあった女優さんです。

本作の撮影も愛人関係真っ只中の時です。その後別れてイーストウッドに

慰謝料請求の訴訟を起こしたりしてます。

 

アルバート・ポップウェルはシリーズ1~4作目まで脇役として毎回出演してます。

前作でハリーのイヤな上司マッケイを演じたブラッドフォード・ディルマンが同じようなキャラをなぜか違う役名で演じてました。

 

前作から7年経ち、イーストウッドも少し老けたなと感じました。

              (当時53歳)

 

(見どころ)

●ハリーの台詞

毎シリーズ、カッコイイ決め台詞や、皮肉の効いた台詞も魅力の一つ。

特に下の(シーン①)で取り上げた Make my day. は話題になりました。

「ケチャップなんかつけやがって」と、同僚のフランクフルトをいじる所もおもしろかったです。

 

●ハリーの見せ場での登場シーン

終盤で逆光を浴びて銃を握ったシルエット姿で登場する所。かっこいい!

今までボコスカやられてたけど、最後の見せ場で一気に爆発して悪党を容赦なくやっつけるスタイルがイーストウッド監督っぽい。

 

(好きなところ)

●下の(シーン③)のスレルキスを演じたマイケル・V・ガッツオの

 シャガレ声。 

 「ゴッドファーザーPARTⅡ」でもマフィアを演じてました。

 

●ブサかわいいブルドッグ 

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)本作での決め台詞

Go ahead.  Make my day.(やれよ。望むところだ。)

 

(シーン②)本作での口癖

Swell.(最高だよ。)

 

(シーン③)ハリーに向けて話すスレルキス(マフィアのボス)

You know, men, like wine, should grow finer, more civilized.

They should mellow, become more worldly.

But not Challahan.

Challahan is the one constant in an ever changing universe.

(ワインってのはだんだんと良くなっていい味になるもんだ。人間だって

世間慣れして丸くなる。でもキャラハン、あんたは違うようだ。あんただけはずっと変わらないようだな。)

 


    シリーズ作
1971年
ダーティハリー A 
1973年
ダーティハリー2

1976年
ダーティハリー3

1983年
ダーティハリー4

1988年
ダーティハリー5