スーパーマン

(SUPERMAN)1978

監督 リチャード・ドナー  
キャスト クリストファー・リーヴ  スーパーマン / クラーク・ケント 
  マーゴット・ギター ロイス・レーン 
  ジーン・ハックマン レックス・ルーサー 
  マーロン・ブランド ジョー・エル(実父) 
  スザンナ・ヨーク ラーラ(実母)
  ネッド・ビーティ オーティス(レックスの部下) 
  ヴァレリー・ペリン テシュマッカー(レックスの部下)
  マーク・マクルーア  オルセン(同僚記者)
  ジャッキー・クーパー ペリー・ホワイト編集長
  グレン・フォード

ジョナサン(養父)

  フィイリス・サクスター マーサ(養母)
  テレンス・スタンプ ゾッド将軍
  サラ・ダグラス アーサ(ゾッドの部下)
  ジャック・オハローラン ノン(ゾッドの部下)
  ジェフ・イースト クラーク(高校生)

クリプトン星生まれ、地球育ち。

普段は冴えない新聞記者クラーク・ケント

弱きを守り、愛する人を救うため、正義のヒーロー スーパーマンとなり、悪と戦う!

 

アメリカン・スーパーヒーローの元祖にして象徴。DCコミックを代表するスーパーヒーローとして現在でも続編が作られるヒーロー・オブ・ヒーロー、スーパーマンの記念すべき本格映画1作目。

(これ以前にも映画化、TVドラマ化されていますが、一般的にこのクリストファー・リーヴ主演版がオフィシャルな1作目とみなされてます。)

 

今でこそ映画化やグッズ化で稼げるコンテンツとして認識され、大人も子供も楽しむようになったコミック(マンガ)ですが、70年代当時はまだまだその地位が低く、子供や一部マニアが楽しむものと見られていた時代。

その映像化作もコメディ、パロディ作が一般的。

そんな中、有名俳優を起用した本格大作映画として大成功したのがこのスーパーマン! ヒーロー映画の道を切り開いた名作です。

評価はもちろんの「S」!

(スーパーマンの胸のSマークは、クリプトン星人エル家の紋章みたいなものなので、アルファベットのSではないのですが。)

 

主演のクリストファー・リーヴ(当時26才)は無名の新人でしたが、敵役にはジーン・ハックマン実父役にはマーロン・ブランドと実力派大物俳優が起用されてます。マーロンのギャラは破格の400万ドル!!出演時間も短いし、誰がやっても差が出るような役ではないかなと思いましたが・・・

有名俳優を起用することで宣伝効果や、コミック原作の映画に信頼感を与えたかったんでしょう。

 

ゴッドファーザー」シリーズの脚本家マリオ・プーゾが本作の脚本を手掛けてます。その辺りもマーロン・ブランドの出演に繋がったのかな。

 

映画序盤を観ると、ファントム・ゾーンに追放されたゾッド将軍たちが復活して地球を襲ってくる展開になるだろうなと予測できるのですが、それは次作スーパーマンⅡでの話になります。元々二作品を制作する予定で、本作とⅡは同時進行で撮影されてました。しかしⅡについては大人の事情により、撮影途中で監督が変わってます。

 

(見どころ)

●しっかり作られたキャラ、ドラマ

ただ単に強いヒーローがどこからかやって来て大立ち回りで全部解決!ではなく、その生い立ちや苦悩、親子愛、ラブロマンスを描いた人間ドラマに仕上がっているところ。

「ヒーローだって人、弱さもあるし悩みもする」というヒーロー像は、その後のアメリカスーパーヒーロー像の原型となります。

 

個人的には、終盤、ロイスを救えず、涙を流し叫んで生の感情を爆発させるスーパーマンが好きです。

 

●スーパーマンのスーパーさ

飛行能力や怪力はオーソドックスですが、まさか時間を戻すとは。

 

★★★PICK UP LINES★★★

いい親子 息子を諭し、なだめる義父

 

ジョナサン・ケント

I know you can all these amazing things and sometimes you think that you will just go bust unless you can tell people about it.

(お前は何でもズバ抜けてる。時にはそれを見せたくなるのも当然だ。)

 

クラーク

Yeah, I mean, every time I get the football, I can make a touchdown.

Every time.  I mean, is it showing off if somebody's doing the things he's capable of doing?

Is a bird showing off when it flies?

(そうさ、フットボールでタッチダウンするのも簡単だ。いつでもできる。

できることをしちゃいけないの?鳥は飛んでいるよ。)

 

ジョナサン

No, no, now, you listen to me.

When you first came to us, we thought people would come take to you away because when they found out, you know, the things you could do, and that worried us a lot.

Then a man gets older, and he thinks very differently and things get very clear.  And there's one thing I do know, son and that is you are here for a reason.

I don't know whose reason, but whatever the reason, maybe it's because....I don't know, it's .... But I do know one thing.

It's not to score touchdowns.

(いいか、聞いてくれ。父さんたちはずっと心配だった。お前の能力を知られたら、お前がどこかへ連れて行かれるんじゃないかと。でも近頃はこう思うんだ。お前は何か理由があってここに来たんだって。その理由が何かはわからんが、何か理由がある、そう・・・何かはわからんがな・・・

でも一つだけ言えるのは、タッチダウンのためじゃあないさ。)

 

クラーク

Thanks, Dad.(ありがとう、父さん。)

 

       シリーズ作品  
1978年 スーパーマン  S 
1980年 スーパーマンⅡ  
1983年 スーパーマンⅢ  電子の要塞  
1987年 スーパーマンⅣ  最強の敵  
2006年 スーパーマンⅡ (ドナー・カット版)  
  ブライアン・シンガー監督版  
2006年 スーパーマン  リターンズ  
     DCエクテンデッドユニバース作  
2013年 マン・オブ・スティール A 
2016年 バットマン VS スーパーマン  ジャスティスの誕生

関連キャラ・・・・