死霊館のシスター 

(THE NUN)2018

監督  
コリン・ハーディ  
キャスト  
タイッサ・ファーミガ アイリーン(シスター見習い) 
デミアン・ビチル バーク神父
ジョナ・ブロケ フレンチー 
イングリット・ビス シスター・オアナ 
シャーロット・ホープ シスター・ヴィクトリア(自殺したシスター)
ボニー・アーロンズ シスターの悪魔(ヴァラク)

ルーマニアの奥地にある修道会のシスターが自殺した。

調査を命じられたバーク神父シスター見習いのアイリーンが現地を訪れるが、封印から解かれし邪悪な存在が待ち受けていた!

 

死霊館シリーズの第5作目。

2016年「死霊館 エンフィールド事件」で登場したシスターの悪魔ヴァラクの起源に迫るお話。

 

(マンネリ化)

シリーズも5作目ともなると、流石にワンパターン化は免れないか。

これまでは家(個人宅)が舞台になることが多かったですが、本作は大きな古城

雰囲気はあるし、よりミステリアスな感じはするものの「ここには何かヤバイのがいる!?」という毎度のパターンには馴れてしまっているので怖さが半減。

 

これまでのシリーズ作と比べると、雰囲気で心理的に怖がらせるよりも、ゾンビみたいな奴らが直接物理的に襲ってくるシーンが多め。

そうなるとアトラクションぽさが増し、もはやホラーではなくダークファンタジーのような感じもしました。

自分は「パイレーツ・オブ・カリビアン」を思い起こしました。

 

神父がいきなり生き埋めにされたにも関わらず、翌朝には何事もなかったかのように修道院を訪ねていくなど、リアリティの欠如も怖くない一因でしょう。

 

(シリーズの広がりとニュー・ファミリー)

シリーズの中で時系列が一番古い作品になります。

その後のアイリーンとフレンチーが、シリーズ1作目「死霊館」でのウォーレン夫妻の講義資料になるという形で繋げてます。

 

またアイリーン役のタイッサ・ファーミガは、シリーズでロレイン・ウォーレンを演じるヴェラ・ファーミガの実の妹

歳の差なんと21歳。なんとなく似てる。

タイッサは本作の続編2023年「死霊館のシスター 呪いの秘密」で再びアイリーンを演じてます。

 

★★★PICK UP LINES★★★

呪われた地でミラクル・ハンティング

 

フレンチー

We walk the rest of the way. The horse won't go any further.

(こっからは歩きだ。馬が進もうとしない。)

 

バーク神父

Maybe you should get a new horse.

(新しい馬を買ったらどうだね。)

 

フレンチー

Well, it's not the horse, Farther.  It's what lies ahead.  He's scared.

The locals say it's a cursed place and the horse agrees.

(どの馬でもこの先は怖がってしまうんですよ、神父様。地元の人は呪われた地だと言ってる。馬もわかるのさ。)

 

アイリーン

If I may ask, Father, why is it the Church sends you on such tasks?

(お尋ねしても、神父様? 教会はなぜ神父様にこのような調査を?)

 

バーク神父

The Church reaches out to me when it needs an investigation into unusual phenomenon associated with Catholicism.

Unofficially, they caii it "miracle hunting".

(教義に関わるような不思議な現象が起こると私に連絡が来る。

「ミラクル・ハンティング」ってやつだ。)

 

     死霊館&アナベル・シリーズ(物語の時系列準)  
2018 死霊館のシスター
2017 アナベル  死霊人形の誕生   
2014 アナベル  死霊館の人形 C
2013 死霊館 B
2019 アナベル  死霊博物館  
2019 ラ・ヨローナ ~泣く女~  
2016 死霊館  エンフィールド事件
2021 死霊館  悪魔のせいなら、無罪。  
2023