死霊館 エンフィールド事件 A
(THE CONJURING 2)2016
監督&脚本 | |
ジェームズ・ワン | |
キャスト | |
ヴェラ・ファーミガ | ロレイン・ウォーレン |
パトリック・ウィルソン | エド・ウォーレン |
マディソン・ウルフ | ジャネット・ホジソン(次女) |
フランセス・オコナー | ペギー(母) |
ローレン・エスポジート | マーガレット(長女) |
パトリック・マコーリー | ジョン(長男) |
ベンジャミン・ヘイ | ビリー(次男) |
サイモン・マクバーニー | モリス・グロス(英の心霊研究家) |
サイモン・デラニー | ビック・ノッティンガム(向かいの家の人) |
マリア・ドイル・ケネディ | ミセス・ノッティンガム |
フランカ・ポテンテ | イギリスのTVプロデューサー |
スターリング・ジェリンズ | ジュディ(ウォーレン夫妻の娘) |
ボブ・エイドリアン | ビル・ウィルキンス(爺さんの霊) |
ボニー・アーロンズ | 悪魔シスター(ヴァラク) |
著名な心霊研究科ローレン夫妻が挑む次なる事件はイギリス・ロンドン郊外エンフィールドで起こった超常現象!
現場の家に入るが、霊的なモノを感じられないロレイン。恐ろしい心霊現象の数々は果たして本物なのか狂言なのか!?
1977年、長期に渡り数々のポルターガイスト、心霊現象が確認され、メディアにも取り上げられて話題となったエンフィールド事件を描いたホラー作で、死霊館・アナベルシリーズの3作品目。
(定番の流れからの・・・)
とある家族が住む家で、奇妙な出来事が起こり始め、徐々に徐々にエスカレートして、邪悪な存在がその姿をのぞかせるという定番の流れは「死霊館」とまったく同じ。
(サスペンス要素)
まったく同じではつまらないので、本作では「心霊現象が本物かウソか」というサスペンス的な要素を入れて物語の展開を楽しめるような脚本に仕上がってます。
またジェームズ・ワン作品らしく家族愛、夫婦愛のドラマも盛り込んで、うまい事まとめてあります。
舞台は大きなお屋敷ではなく、小さな集合住宅のおウチ。
限られたスペースの舞台で、サスペンスフル、スリリング、ドキドキ、ビクビク、そしてハートフルを目一杯詰め込んで、フリ、オチもしっかりつけたエンタメを作り上げたのは、さすがはジェームズ・ワンといったところ。
(見どころ)
●心霊現象の正体
死人の霊。その霊を影で使役する悪魔。二段構えの心霊現象。
日本の心霊系ホラーでは、強い恨みを持って死んだ人の霊が悪さをしてきます。
欧米でもそういう話はあるけど、最終的には悪魔が全ての根源で、悪魔祓いをして終わるという絶対的なお決まりからハミ出してくれる作品がない。
怨念、怒り、嫉妬、絶望など人の心こそが根源である方が物語的にはグッと深くなるのになー。
キリスト教社会では人じゃなくて悪魔をワル者にしておく方が抵抗がないのかなー。
(好きなところ)
●ジャネット役のマディソン・ウルフちゃんが抜群に可愛かった。
(エンフィールド事件)
母親と4人の子供が住む町営住宅で、1977年から2年程超常現象が続いた事件。物が動いたり、少女が浮いたり、野太い声でしゃべったり、家族だけでなく警官も目撃、証言していたり。作中で描かれていたことは実際の事件を参考にしてます。
また家を最初に調査した英の心霊研究家モリス・グロスも実際の人物。
(アミティビル事件)
冒頭で夫妻が関わっていた事件。
1965年に両親兄弟6人を皆殺しにする事件があった家を1975年に購入した家族が心霊現象にみまわれた事件。
こちらは1979年に映画化さてます。
(The Amityville Horror:邦題 悪魔の住む家)
死霊館・アナベルシリーズ中でも映像化するかもしれませんね。
★★★PICK UP LINES★★★
元旦那の件
エド
If you don't mind me asking...
uh... is your ex-husband still in the picture?
(ぶしつけですが、元旦那さんとは今でも連絡を?)
ペギー
Nope.(いいえ。)
エド
I'm sorry to hear that. Any chance of reconcilliation?
(それは失礼。関係修復の見込みは?)
ペギー
He had twins with a woman from round the corner.
(近所の女とデキて双子がいるの。)
エド
So I'm gonna take that as a "no".
(つまり見込みなしってことで・・)
ペギー
Yeah, it's been a lot to deal with.(ええ、いろいろもめたのよ。)
死霊館&アナベル・シリーズ(物語の時系列準) | ||
2018 | 死霊館のシスター | |
2017 | アナベル 死霊人形の誕生 | |
2014 | アナベル 死霊館の人形 | C |
2013 | 死霊館 | B |
2019 | アナベル 死霊博物館 | |
2019 | ラ・ヨローナ ~泣く女~ | |
2016 | 死霊館 エンフィールド事件 | A |
2021 | 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 |