アナベル 死霊館の人形 C
(ANNABELLE)2014
監督 | ジョン・R・レオネッティ | |
キャスト | アナベル・ウォーリス | ミア |
ウォード・ホートン | ジョン | |
アルフレ・ウッダード | エヴリン(本屋 引越し先の隣人) | |
トニー・アメンドーラ | ペレズ神父 | |
エリック・ラディン | クラーキン刑事 | |
ツリー・オトゥール | アナベル・ヒギンズ | |
ブライアン・ホウィー | アナベルの父 | |
ケリー・オモリー | アナベルの母 |
2013年「死霊館」の冒頭で語られたアナベル人形が、超常現象研究家のウォーレン夫妻の元にやって来る前の話。
「死霊館」で監督を務めたジェームズ・ワンが製作。ワン監督作で撮影を務めてきたジョン・R・レオネッティが監督。
「死霊館」の前日譚、スピンオフ的作品になってます。
(お人形×ホラー)
お人形さんのホラーといえばチャッキーという大御所がいます。
チャッキーは刃物を持って直接襲ってくるモンスター。
対してアナベルは恐怖や呪い・悪魔の象徴として描かれ、チャッキーのように自身が動いて襲ってくることはありません。
チャッキーとは異なり、ホラーモンスターの映画ではなく心霊系のホラー作というくくりになると思います。
(うっ、うっ、動かん!!)
本作の主役でもアナベル人形は度々アップで映ります。
「いつか動くぞ~、いよいよ動くぞ~、とうとう動くぞ~」
ずっとそう思いながら観てましたが、ついぞ動かず。
眼球(視線)を動かすことすらなかったです。
(ミアの主観(幻覚)としてアナベル人形が浮いているシーンはあります)
表情や佇まい、見せ方だけであそこまで怖いんだからすごい。
多くのホラー作に撮影監督として関わってきたレオネッティ監督。
人を怖がらせるアングルやショット、カメラワークをよく心得ているんだと思います。
怖さは味わえましたが、もう少しストーリー性が欲しかった。
主演女優の名前がアナベルなのは偶然ですかね。
実際のアナベル人形は、あんな激コワ面ではなく、かわいらしいラガディ・アン人形だそうです。
以後「死霊館」と「アナベル」の両主軸が同じ世界観の元、続編が作られていきます。
(シリーズ・リンク)
本作の前日譚となる2017年「アナベル 死霊人形の誕生」では、ミアの隣家の娘で、ミアに襲い掛かってきた女アナベルの少女時代が描かれます。
(見どころ)
●アナベル人形
汚れや傷による演出のせいもあるかと思いますが、あんなに絶妙に極悪な顔した人形を買う奴なんていないだろww
どのアングルから見ても、どこから光を当てても怖く見える絶妙な表情。
秀逸な造形。
●恐怖の演出
アナベル人形以外にも「悪魔」や「狂信女」などを要所要所で登場させてビビらされる。
「悪魔」は音楽担当のジョセフ・ビシャラが全身に特殊メイクをしたもの。
ジョセフは「インシディアス」でも悪魔、「死霊館」では魔女役で特殊メイクして出てます。
★★★PICK UP LINES★★★
冒頭
It started out small, like a hand or a leg was in a different position.
And then its head was looking up instead of down.
And then one day, it was in a completely different room.
It was moving around by itself.
Camilla got in touch with a medium.
We learned from her that doll was possessed by a girl named Annabelle Higgins.
初めは小さな事だった。手や足の位置が変わってたり。
うつむいていた顔が上がっていたり。
でもある日、別の部屋に移動してたの。ひとりでに動いたんだわ。
カミラが霊媒師に聞いたら、アナベル・ヒギンズって娘の霊が憑り付いてるって。
死霊館ユニバース(死霊館&アナベルシリーズ) | 時系列 | ||
2013 | 死霊館 | ④ | B |
2014 | アナベル 死霊館の人形 | ③ | C |
2016 | 死霊館 エンフィールド事件 | ⑦ | A |
2017 | アナベル 死霊人形の誕生 | ② | B |
2018 | 死霊館のシスター | ① | |
2019 | ラ・ヨローナ ~泣く女~ | ⑥ | |
2019 | アナベル 死霊博物館 | ⑤ | |
2021 | 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 | ⑧ |