地獄の黙示録 S

(Apocalypse Now)1979

監督 フランシス・フォード・コッポラ  
キャスト マーティン・シーン ウィラード大尉 
  フレデリック・フォレスト シェフ
  サム・ボトムズ ランス(サーファー)
  ローレンス・フィッシュバーン クリーン
  アルバート・ホール チーフ
  ロバート・デュバル キルゴア
  マーロン・ブランド カーツ大佐 
  デニス・ホッパー カメラマン
  クリスチャン・マルカン  フランス植民者の主 
  オーロール・クレマン ロクサンヌ(未亡人) 
  ハリソン・フォード  

ゴッドファーザー」シリーズと

並ぶコッポラ監督の代表作です。

ヴェトナム戦争を題材とした映画です。 同じくヴェトナム戦争を題材とした映画には「プラトーン」や「フルメタル・ジャケット」などの傑作がありますが、本作がこれらと異なるのは、ヴェトナム戦争そのものではなく、その最中に起こったという設定の架空の物語を描いている点です。そのため、実際の戦争をベースにはしていますが、とても物語性のあるストーリー展開になっています。この物語を通して戦争を痛烈に風刺、批判した映画です。

 

2001年にコッポラ監督自身の編集により、50分以上もの未公開シーンが追加された「特別完全版」が作られ、劇場公開もされました。私もこの「特別完全版」を観ました。200分超える長編です。初回版も観たいですが、レンタル屋には完全版しかなかった。

ただ、追加されたシーンは何となくどこかわかりました。

(プレイメイトのステージシーンやフランス人入植者達との話等。ちなみにプレイメイトは本物のプレイメイトが出演してます。)

 

評価の分かれる作品のようですが、私は好きです。

戦争の狂気を巧く描いていると思います。

一つ一つのエピソードごとに区切れているので、連続ドラマにするのも有りだと思いました。

 

最期の方まで登場を引っぱって、期待をもたせたカーツ大佐ですが、登場してしまうと何てことない感じでした。マーロン・ブランドは好きですが。

 

オープニングで流れている曲はドアーズの「ジ・エンド」です。

 

(見どころ&好きなところ)

●前半のキルゴア編 この映画で一番おもしろいとこです。

キルゴアのクレイジー・キャラが超いけてる。

サーフィンとかワーグナーのワルキューレとか。

特にランスに波の具合を真剣に説明しているとことか、うける。

ロバート・デュバルが見事に演じてます。

いるわけないが、実際にあんな奴いそうって思ってしまう。

強烈な風刺ですね。

 

また戦闘シーンもすげー迫力です。

この部分だけも凄まじく金のかかった映画だというがわかります。

 

●若き日のハリソン・フォード 若い!細い!

1976年から撮影がスタートしたそうなので、当時34歳くらい。

ちょうど「スターウォーズ」と同じ頃ですね。

 

●若き日のローレンス・フィッシュバーン さらに若い!細い!

当時18歳。気づきませんでしたね。

   

★★★PICK UP LINES★★★

狂ってるね~

 

You smell that? Do you semll that?

Napalm, son. Nothing else in the world smells like that.

I love the smell of napalm in the morning.

 

どうだ?わかるか?この匂いが。

ナパームだよ。他にはない匂いだ。

朝のナパームの匂いは最高だよ。

 

*ナパーム弾。ガソリンのような匂いですね。

 

*非常に有名な台詞で、他作品で引用されることも

            (「最高の人生の見つけ方」)

 

*「地獄の黙示録」という邦題はいいですね。

 映画の内容からも外れず、インパクトもあって。