フルメタル・ジャケット A

(FULL METAL JACKET)1987

監督 スタンリー・キューブリック  
キャスト マシュー・モディーン ジョーカー
  R・リー・アーメイ ハートマン軍曹(教官)
  ヴィンセント・ドノフリオ パイル(デブ、レナード)
  アーリス・ハワード カウボーイ
  アダム・ボールドウィン アニマル・マザー
  ケヴィン・メイジャー・ハワード ラフターマン
  ドリアン・ヘアウッド エイトボール
  ティム・コルセリ ヘリからぶっ放す奴

ヴェトナム戦争を描いた映画の名作の

一つかなと思います。

ヴェトナム戦争を題材にした映画では

他には「地獄の黙示録」と

プラトーン」は観ておきたいですね。

 

訓練時代の前半と、戦地ヴェトナムでの後半がはっきり分かれた作りになっています。

 

前半は初めドキュメンタリーを観ているかのように思いました。

そしてハートマン教官の怒鳴りが凄まじく下品で強烈。とにかく印象に残ります。和訳も下劣さをよく言い表しているんじゃないかと思います。

聞くに堪えないという人もいるかもしれません。

ハートマンを演じたR・リー・アーメイは元軍人でヴェトナムでの戦争経験も有り、海兵隊時代には実際に教練指導官も務めた人です。

当初はアドバイザーとしての参加でしたが、役者達を指導する時の彼の言葉の汚さと迫力を監督が気に入ってこの役をもらえたそうです。

 

パイル(デブ)がおかしくなっていくあの表情は、同じくキューブリック

監督作「シャイニング」のジャック・ニコルソンって感じでした。

 

後半はうって変わってヴェトナムでの戦闘がメインです。

戦闘シーンも緊迫感、迫力があってよかったです。

 

FULL METAL JACKETは、真鍮などの金属で覆われたライフルの弾の事です。そうすることで貫通力が増すのでしょう。

 

普段私達が聞くヴェトナム戦争は、反戦運動であれ、兵士の叫びであれ基本アメリカ視点です。ヴェトナム戦争を描いたヴェトナム映画があるなら観てみたいです。

 

(見どころ)

●狂気。

 

(好きなところ)

●行進、ランニングする時の掛け声

 言ってる下品な内容はともかく、小気味いいリズムは楽しい。

 

●兵士達がミッキーマウスマーチの替え歌を唄うラストシーン。

 とても印象に残りました。狂気ですね。

 

★★★PICK UP ENGLISH!★★★

洗脳ですな。

 

This is my rifle.

There are many like it, but this one is mine.

My rifle is my best friend.

It is my life.

I must master it, as I must master my life.

Without me, my rifle is useless.

Without my rifle, I am useless.

 

これが我が銃。

数はあれどこれが我がものなり。

これぞ我が最良の友なり。

我が命なり。

己を制するが如く、我が銃を制するなり。

我なくして銃は役に立たず、銃なくして我は役にたたず。

 

Right shoulder, hut! Port, hut!     Order, hut!
Right shoulder, hut! Port, hut!     Order, hut!