アリー スター誕生 A
(A STAR IS BORN)2018
監督&製作&脚本 | |
ブラッドリー・クーパー | |
キャスト | |
レディー・ガガ | アリー |
ブラッドリー・クーパー | ジャクソン(ジャック)・メイソン |
サム・エリオット | ボビー(ジャックの兄) |
ラフィ・ガブロン | レズ・ガブロン(アリーのプロデューサー) |
アンドリュー・ダイス・クレイ | アリーの父 |
アンソニー・ラモス | アリー友人 |
デイヴ・シャペル | ジャックの友人 |
マイケル・ハーネイ | ウルフィー(アリー父の仲間) |
バリー・シャバカ・ヘンリー | アリー父の仲間 |
マイケル・D・ロバーツ | アリー父の仲間 |
グレッグ・グランバーグ | フィル(ジャックのドライバー) |
ルーカス・ネルソン& プロミス・オブ・ザ・リアル |
ジャックのバンド |
ホールジー | グラミー発表プレゼンター |
ブランディ・カーライル | グラミーの前説で歌ってた女性 |
カントリーロックのスター歌手ジャック。
訪れたバーで歌う女アリーに惹かれ、自分のコンサートに強引に出演させたことがきっかけとなり、アリーはスターダムへと駆け上がって行く!
音楽で成功していく者たちの光と影、栄光と孤独を描いた
ショービス大国アメリカらしいテーマの歌手ドラマ作。
ブラッドリー・クーパーの初監督作になります。
1937年公開「スター誕生」(A STRA IS BORN)の、1954年版、1976年版につぐ3度目のリメイク作。
3度もリメイクされるとはいうことは、時代を超えて共感されるような普遍的なテーマをが描がかれているという事でしょう。
(スターの光と影)
スターに見出された無名女性シンガーがスターダムへ駆け上がる話ですが、シンデレラ・ストーリー的痛快さよりも、その影にある苦悩や葛藤のドラマをメインに描いてます。
アリーがスターになっていくのとは対照的に、彼女を見い出したジャックは酒と薬に溺れていきます。
成功したミュージシャンや俳優にありがちな話。
2005年「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」や2010年「クレイジー・ハート」を思い起こしたり。
逆転していく栄光と凋落という点では「アーティスト」とも同じ。
最後のジャックの決断は哀しく切ないですが、この辺の愛の物語性が何度もリメイクされるくらい人を惹きつける本作の魅力なんだと思います。
(見どころ)
●ジャックのドラマ
ただの成功したスター歌手ではなく、いろんな複雑さを抱えるキャラ。
年の離れた兄ボビーとのドラマが良い。
終盤、ジャックがボビーに本音を伝えるシーンがグッとくる。
ジャックを演じるブラッドリー・クーパーの低く抑えた声が響いて沁みてくるのよねー。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のロケットと同じ声の人とは思えん。
そして圧巻の歌唱力。
何せ相手役が歌姫ガガ様なので、遜色ないようにと相当練習したそうです。
プロ級よね。
●レディ・ガガ
世界的歌姫が映画初主演で本格的な演技に挑みました。
奇抜なメイクや衣装が多い人なので、本作ではじめてちゃんと素顔を見れたきがします。(知らずに観たらガガと気づかない人も多いのでは)
カワイイ系ではなく、カッコイイ系の美人さんだと思います。
自身もストリッパーをしてたいたり、ドラァグ・クイーンたちとも交友関係があったり、音楽関係者から顔のダメ出しを受けたり、アリーと重なる部分も多かったそう。
ブラッドリー・クーパーや、ボビー役のサム・エリオットの演技が素晴らしすぎたので、そこと比較してしまうとちょっと可哀想ですが、本業が歌手である事を考えたら十分すぎる好演。
クーパー、エリオットと共にガガもアカデミー賞(主演女優賞)にノミネートまでされています。3人とも受賞にはいたりませんでしたが、挿入歌の「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」(Shallow)がアカデミー歌曲賞を受賞しました。
※アカデミー作品賞にもノミネートされていましたが、本作と同じミュージック系映画の「ボヘンミアン・ラプソディ」に敗れ受賞ならず。
ちなみにレディー・ガガの名前の由来はクイーンの曲「RADIO GA GA」です
※最後に「エリザベス・ケンプに捧ぐ」というクレジットがあります。
ケンプさんは演技コーチでブラッドリー・クーパーも彼女に師事していたようです。2017年に他界されたそうです。
★★★PICK UP LINES★★★
はなのある女
'Cause almost every single person that I've come in contact with in the music industry has told me that my nose is too big and that I won't make it.
これまで会ってきた音楽業界の人みんなに、私の鼻は大きすぎて成功しないって言われたわ。
オリジナル 及 びリメイク作 | ||
1937 | スタア誕生 | |
1954 | スタア誕生(1954) | |
1976 | スター誕生 | |
2018 | アリー スター誕生 | A |