サイレント(無声映画)時代のハリウッド。

スター俳優と女優を志す女が出会う。

やがて映画はトーキーの時代に。落ちぶれていくスター俳優と、トーキー映画で成功していく女優とのロマンス。

 

（モノクロ、サイレント）

3Ｄ映画も上映されるこのご時世にあえてのサイレント（無声映画）。

なかなかのチャレンジだとは思います。

その甲斐あってアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞を受賞。

またジャン・デュダルジャンはカンヌ国際映画祭でも男優賞を受賞しました。

 

（フランス産のハリウッド映画）

監督と主演の2人はフランス人。それ以外の出演者はほぼアメリカ人になります。ちなみに監督とヒロインペペ役のベレニス・ベジョは夫婦。

 

仏･米合作映画で舞台はハリウッド。内容もハリウッドのサイレント映画への郷愁やオマージュに満ちてるので、その辺もアカデミー賞受賞につながったのかなー。

 

落ちぶれた主人公が自暴自棄になり出演作のフィルムを燃やすシーンがあります。これは映画黎明期の仏人映画製作者ジョルジュ・メリエスがモチーフになっていると思われます。

メリエスについては「ヒューゴの不思議な発明」をご覧ください。

 

モノクロサイレント。本作の場合は内容によるところも大きいかもしれませんが、どこか温かみを感じる。チャップリン観たくなるなー。

 

（見どころ）

●間違いのないハートウォーミングなお話

ラストのタップダンスのシーン、いいな～。

 

（好きなところ）

●ワンコ！