羊たちの沈黙 SS

(THE SILENCE OF THE LAMBS)1991

監督 ジョナサン・デミ  
キャスト ジョディ・フォスター クラリス・スターリング
  アンソニー・ホプキンス ハンニバル・レクター
  テッド・レヴィン バッファロー・ビル
  アンソニー・ヒールド チルトン
  スコット・グレン クロフォード主任捜査官
  ブルック・スミス キャサリン
  ダイアン・ベイカー 議員(キャサリンの母)
  フランキー・R・フェイソン バーニー(刑務病棟の看護師)
  「・・・・・・・・・・・」
  「・・・・・・・・・・・」

若い女性を殺害しその皮を剥ぐ連続猟奇殺人犯”バッファロー・ビル”を追うFBI。

FBIの実習生クラリスは、事件解決の糸口を得るため、元精神科医で投獄中の連続殺人鬼ハンニバル・レクター博士へ捜査協力を求めるため接触を試みる・・・

 

クラリスとレクター博士との交流と、

バッファロー・ビルを追うサスペンスが軸。

 

サイコスリラーの傑作です。

ハンニバル・レクターという映画史に残る名キャラクターが誕生しました。

アカデミー主要5部門を獲得!

(作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞)

ジョディ・フォスターはこれが2回目の主演女優賞です。お見事!

(1回目は「告発の行方」です。)

アカデミー賞でこの主要5部門を制した作品は、本作で3作目になります。

(他2作品は1934年「或る夜の出来事」と1975年「カッコーの巣の上で」)

 

その他の主な受賞

・ジョディ・フォスター ゴールデングローブ主演女優賞

・ジョナサン・デミ ベルリン国際映画祭  銀熊賞(監督賞)

 

音楽もすごくいい。

 

原作はトマス・ハリスの同名小説。

レクター博士を軸にしたシリーズ3部作の二作目。

本作がヒットしたことで、残りの2つも映画化されました。

(2001年「ハンニバル」、2002年「レッド・ドラゴン」)

※小説は「レッド・ドラゴン」→「羊たちの沈黙」→「ハンニバル」の時系列順で書かれています。

※「レッド・ドラゴン」は1986年にも一度映画化されてます。

(邦題:「刑事グラハム 凍りついた欲望」 原題:「MANHUNTER」)

本作ヒットの影響か、その後、邦題が「レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙」に改められてます。)

 

さらにその後、若き日のレクター博士を描いた「ハンニバル・ライジング」も2007年に映画化されました。

 

(見どころ)

●名キャラクター ハンニバル・レクター

殺した人間の臓器を食べる異常殺人鬼でありながら、超インテリで不気味さの中にも品を感じさせるレクター博士をアンソニー・ホプキンスが好演!

はまってましたね。特にクラリスとの会話シーンは全ていいですね。

緊張感があり濃密です。

 

(好きなところ)

●井戸底のキャサリン VS わんこ 

★★★PICK UP LINES★★★

クラリスを脅かすレクター

 

レクター

A census taker once tried to test me.

I ate his liver with some fava beans and a nice Chianti.

(昔、国勢調査員が調べに来た時、キャンティワインのつまみに、豆と一緒にそいつの肝臓を喰ってやった。ジュルルルルーッ。)                                                                                       

 

牛も鳥もレバーうまいしね。

ちょっと食べてみたいなーって思ってしまうよね。まいう? 危険?

 

     シリーズ作品  
1991年 羊たちの沈黙  SS 
2001年 ハンニバル
2002年 レッド・ドラゴン
2007年 ハンニバル・ライジング