トマス・ハリスの小説が原作のハンニバル・シリーズ第2弾。

 

前作で脱走に成功しイタリアに潜伏するハンニバル・レクター博士。

レクターへの復讐に燃える異形にして狂気の富豪メイスン。

そして再びレクターと対峙する事となるＦＢＩのクラリス。

常軌を逸した者達のおぞましいドラマ・・・

 

シリーズの中では一番不人気。

実際おもしろさもいまいち。

「羊たちの沈黙」「レッド・ドラゴン」と違い、”事件を解決する”という大目的がないので、ストーリー展開が精彩に欠ける。

 

相当グロいシーンがあるので、それは覚悟する必要あり。

強烈なので、そのグロシーンしか印象に残らないかも。

そのシーンだけホラー映画みたになっちゃってる。

以前テレビ放送された時、グロシーンはばっさりカットされていて、話がうまくつながっていませんでした。

そんな事するならはじめから放送しなければいいのに。

 

またラストが原作小説とはまったく異なります。

小説では「レクター博士の洗脳により、クラリスとレクターは2人で過ごしていく」的な感じのラスト。

映画最後でのハンニバルの選択については意見が分かれるところでしょう。映画版でも小説版でも、しっくりこない感じのラストです。

 

ジョディ・フォスターのクラリス役が素晴らしかったせいか、ジュリアン・ムーアのクラリスは評判が良くないようですが、僕は良かったと思います。

 

ゲイリー・オールドマンが演じたホラー･モンスター（メイスン）は、特殊メイクが激しすぎて誰が演じてるのかまったくわからなかった。

 

（見どころ）　

いいか悪いかともかく、印象には残る・・・

●ブタ？イノシシ？

　「スナッチ」でもブタが人を喰ってます。

 

●脳みそ