息をひそめろ、声を立てるな・・

 

空き巣犯の若者3人が侵入したのは大金を隠し持つと噂される盲目の老人の家。がしかし、そこはとんでもねーヤベーヤーツの家だった！

眼は見えぬが研ぎすまれた聴覚で迫り来て、圧倒的な強さで侵入者たちを始末しようとする。

追い詰められて逃げ込んだ地下室にはさらにヤベー光景が！

果たして泥棒さん達はこのサイコヤローの魔の家から無事脱出できるのかーっ！

っていうスリラー・ホラーです。

 

盲目の爺さんマジこえーです。ヤベーです。

 

若者3人と目の見えない老人。普通に考えたら前者が圧倒的に有利なはずだけど、盲目の老人の圧倒的な強さ怖さに説得力を持たせられているのが本作の秀逸なところでしょうか。

演じた筋骨隆々なスティーヴン・ラングははまり役だったと思います。

（元軍人ゴリゴリ系キャラは「アバター」で演じた役とかぶる感じ。）

 

 

ホラーでは「本来守られるべき弱者が凶悪だったら」というプロットがしばしば使われます。例えば子供が凶悪だったり。(「エスター」)

本作もその類だと思います。

 

オーソドックスに目が見ない人が怖い目にあう作品もあります。

（2010年「ロスト・アイズ」）

 

（見どころ）

●目の見えない相手への対し方が巧く恐怖演出になってる。

普通敵からは見つからないように身を隠します。

でも本作の敵は目が見えないので姿を隠す必要はありません。

極端な話、目の前にいても大丈夫ですが、音を立てたらＯＵＴなので下手に動けず。敵と近距離で相対しつつ動けないシチュエーションはこえーです。

 

●なかなか終わらない恐怖

危機を脱した！脱出できた！って思っても何度も追いかけ、引き戻してくるので終わりが見えない感じも怖い。

 

（ヤベーところ）

白ジャムドロ～リって、ヤバすぎでしょ。あのカットが一番えぐいわ。