スノー・ロワイヤル B

(COLD PURSUIT)2019

監督 ハンス・ペテル・モランド  
キャスト リーアム・ニーソン ネルズ・コックスマン
  トム・ベイトマン "バイキング"(トレバー・カルコート) 
  トム・ジャクソン ホワイトブル(先住民のボス)
  ローラ・ダーン グレース(ネルズの妻)
  ジュリア・ジョーンズ アヤ(トレバーの元妻)
  ニコラス・ホルムス ライアン(トレバーの息子)
  エミー・ロッサム キム(女性警官)
  ジョン・ドーマン ギップ(キムの上司のおっさん警官)
  ウィリアム・フォーサイス ”ウイングマン” (ネルズの兄 ")
  エリザベス・タイ ブロックの妻
  ドメニク・ランバルドッツィ マスタング(ハゲの太っちょ)
  ベンジャミン・ホリングスワース デクスター(マスタングと・・・)
  ガス・ハルパー ボーン(20$オン・ザ・イチモツ)
  デヴィッド・オハラ スライ(首を運んだ奴)
  ラウル・トルヒーリョ ホワイトブルの腹心
  ナサニエル・アルカン ライアン誘拐担当
  グレン・グールド ライアン誘拐担当(ハット被り)
  アーノルド・ピノック エスキモー(ヒットマン)
  マイケル・エクランド "スピード"(モヒカン)
  ブラッドリー・ストライカー "リンボー"(服屋)
  マイケル・アダムスウェイト ”サンタ”
  ウェスリー・マキネス ダンテ(カイルの同僚友人)
  ミホル・リチャードソン カイル(ネルズの息子)
便利すぎる渓谷
便利すぎる渓谷

息子を麻薬組織に殺された除雪作業員の父親。

怒れるダディの復讐劇が幕を開ける!

 

2014年のノルウェー映画

「ファイティング・ダディ  怒りの除雪車」のリメイク作。

このオリジナル作を監督した、ハンス・ペテル・モランド監督が本作でも監督を務めて、セルフリメイクという形なっております。脚本は結構変わっているようです。

 

原題の cold pursuit は「冷たい追跡」という意味。

邦題「スノー・ロワイヤル」は内容ともマッチして上手だなと思います。

 

(見どころはダークユーモア)

96時間」シリーズで「怒れる無敵ダディ」のイメージが付いたリーアム・ニーソンが似たような役所での出演となりましたが、無双アクションを期待していると完全に裏切られます。

クライム・アクション・スリラー作ではありますが、ダークユーモアを楽しむ作品。緊迫感やスリルを味わいながらも、どうぞ笑って下さいという作り。

やや、大人向け、玄人向けの作品です。

 

アクション好きとしては、もっと除雪車を使ったハチャメチャなアクションが欲しかったです。

 

(笑えたところ)

●死体処理に便利すぎる渓谷

BGMも笑いを誘うんですよねー。

 

登場人物もみなコミック・キャラみたいに突き抜けていて、シリアスさをまといつつも滑稽。

それを演じる脇役たちにも、知名度は小粒ながらピリリと味のある役者さんが揃ってます。

 

●人が死ぬと名前がクレジットされる演出

最初はカッコイイ演出だなと思いましたが、次々と人が死んでいく中で、だんだんと笑えてきました。

 

 

(ネイティブ・アメリカン)

ネイティブ・アメリカンのギャング達が予約なしで押しかけたホテルで、受付係に「you need  a reservation(予約が要ります)」と言われ、それに対してイチャモンを付けるシーンがあります。

これはアメリカ先住民族の住まう土地が「Indian Reservation(インディアン居留地(保留地))」と呼ばれている事にかこつけて「差別じゃないか!」と文句を言っています。

インディアン居留地については「ウインド・リバー」をご覧ください。

 

★★★PICK UP LINES★★★

ネルズからライアンへの読み聞かせ 確かに眠くなるかも

 

新型のC-130は除雪車の最上級モデル

母なる自然に負けず、3トンまで積載可能

オーバーハウゼンUTV噴射装置とパワフルな最新型エンジンを搭載

効率的で臨機応変

除雪量は1時間に4000トン 30メートル先まで雪を飛ばす