ウルフ・オブ・ウォールストリート B
(THE WOLF OF WALL STREET)2013
監督 | マーティン・スコセッシ | |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ | ジョーダン・ベルフォート |
ジョナ・ヒル | ドニー(副社長) | |
マーゴット・ロビー | ナオミ(ジョーダンの2番目の妻) | |
カイル・チャンドラー | デナム(FBI捜査官) | |
ロブ・ライナー | ジョーダンの父(会計士) | |
P・J・バーン | ニッキー(ヅラコフ ストラットン初期メンバー) | |
ジョン・バーンサル | ブラッド(ヤクの売人) | |
ケネス・チョイ | チェスター・ミン(ストラットン初期メンバー) | |
ブライアン・サッカ | ロビー(ストラットン初期メンバー) | |
ヘンリー・ジェブロフスキー | シー・オッター(ストラットン初期メンバー) | |
ステファニー・クルツーバ | キニー(ウェイトレス / ストラットン初期メンバー) | |
クリスティン・ミリオティ | テレサ(ジョーダンの最初の妻) | |
ジャン・デュジャルダン | ソーレル(スイスの銀行家) | |
ジョアンナ・ラムレイ | エマ(ナオミの叔母) | |
ジョン・ファブロー | リスキン(顧問弁護士) | |
ボー・ディートル | 探偵(本人役) | |
スパイク・ジョーンズ |
ドウェイン(ペニー株会社 社長) |
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マシュー・マコノヒー | ハンナ(LFロスチャイルドの上司) | |
バリー・ロスバート | LFロスチャイルドのジョーダン指導役 | |
シェー・ウィガム | テッド(クルーズ船キャプテン) | |
ジョーダン・ベルフォート | 司会者 |
1990年代、株式仲介会社ストラットン・オークモントを創設して投資詐欺で荒稼ぎ。ウォール・ストリートのウルフ(狼)と呼ばれた男ジョーダン・ベルフォート。
金、ドラッグ、女、狂乱にまみれた男の半生を描いたファッキン・コメディ伝記映画。
原作はベルフォートの自伝『ウォール街狂乱日記「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生(Catching the Wolf of Wall Street)』。
実話ベースとは言え、映画なので当然脚色や誇張はしてありますが、ハチャメチャすぎる主人公やその仲間たちのおバカさ加減は大いに笑えます。
主人公ジョーダンのような破天荒な男は、現実世界ではそうそういないですが、映画や物語の世界ではそういう破天荒な人物こそ取り上げられるので、よくある「破天荒キャラ」のテンプレートのように感じてしまう部分もあります。しかし、主人公以外にも強烈な癖やユーモアを持ったキャラがわんさか出てくるので、その掛け合いが愉快で楽しめます。
ドラッグやセックスにまみれた下品でお下劣なネタや台詞のオンパレードなので、好みは分かれるかもしれません。
(”FUCK”という言葉が最も多く使われている映画だそうです。)
ヤク中詐欺集団のお話なので、登場人物たちに嫌悪感を抱く事もあるかもしれませんが、全体としては愛着の持てるキャラに仕上げるバランス感覚は、さすが大ベテランのスコセッシ監督でしょうか。
スコセッシ監督&ディカプリオ主演のタッグは実に5作目となります。
2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」、2004年「アビエイター」、2006年「ディパーテッド」、2010年「シャッターアイアランド」
(好きなところ)
●副社長のドニー
本作の中で一番好きなキャラ。真正のおバカ。
●ジョーダン VS ハンナ(マシュー・マコノヒー)
LFロスチャイルド(ジョーダンが最初に勤めた会社)のイカレた上司ハンナをマシュー・マコノヒーが愉快に演じてます。
突然自分の胸を叩いて唄いだすシーンは彼の即興。
戸惑ったディカプリオがスコセッシ監督の方に顔をむけるシーンがそのまま使われてます。
このシーンに限らず、俳優たちはかなり自由に演じられたようで、作品全体を通して即興の演技が非常に多いようです。
●ジョーダン VS デナン(カイル・チャンドラー)
FBI捜査官デナンは登場人物の中で、唯一まっとうなキャラ。
物腰は柔らかいながらも、狙った獲物は逃がさないという強さも感じるキャラをカイル・チャンドラーが好演。
クルーザーでの対峙シーンでは、後のジョーダンの破滅を予感させます。
●ジョーダンVSソーレル(ジャン・デュジャルダン)
資金洗浄を行うズル賢く抜け目ないスイスの銀行家ソーレル。
それでいてアホっぽさも満天のソーレルを仏人のジャン・デュジャルダンが好演。
●2番目の妻ナオミ役のマーゴット・ロビー
テンプレート的なブロンドセクシー美女役ですが、見事なトップレスもご披露いただき熱い注目を浴びました。
2016年「スーサイド・スクワッド」のハーレクイン役で大ブレイクします。
●ジョーダンがルード(ヤク)のやりすぎでヘロヘロになり、ろれつも回らず、まともに立つ事すら出来ないながらも、なんとか車を運転して無事?に家に帰るシーン。笑える。
●クルーザー、ナオミ号沈没。
あのシーンだけディザスター・ムービーみたいで笑えた。
さすがにこれはフィクションかなと思いきや、これも実話。
★★★PICK UP LINES★★★
おバカ破天荒
ジョーダン
I held my bachelor party at the Mirage in Las Vegas.
The flight there alone was a bacchanal.
One last blowout for the gods before I settled down for good.
A hundred Strattonites, 50 hookers, plus 50 more waiting once we landed.
Oh, and the drugs.
I mean, I tell you, our plane was like a pharmacy with wings.
All told, the weekend cost me two million bucks, including the cost of refurbishing the entire 28th floor.
バチェラー・パーティーはベガスのミラージュ・ホテルにした。
飛行機から大騒ぎ。独身最後のランチキ騒ぎだ。
社員100人、娼婦は50人で、さらに現地で50人追加。
それにドラッグもね。空飛ぶ薬局ってなもんさ。
この週末、総額200万ドル使った。28フロア全室の修理代も込みでね。