蝋人形の館 

(HOUSE OF WAX)2005

監督 ジャウム・コレット・セラ  
キャスト エリシャ・カスバート カーリー(妹)
  チャド・マイケル・マーレイ ニック(兄)
  ブライアン・ヴァン・ホルト

ボーとヴィンセント

  ジャレッド・パダレッキ ウェイド(カーリーの彼)
  パリス・ヒルトン ペイジ
  ロバート・リチャード ブレイク(ペイジの彼)
  ジョン・エイブラハムズ ドールトン (ビデオ小僧)
  デイモン・ヘリマン 動物死骸処理屋

ダーク・キャッスル製作のホラーです。

原作はチャールズ・ベルデンの舞台劇の脚本で1933年と53年に「肉の蝋人形」のタイトルで映画化さてます。

”生きた人間に蝋を塗って人形にする”

という設定は踏襲されてますが、ストーリーは作品ごと違うようです。

 

 

「蝋人形の館」というタイトルから、ゴシックな雰囲気かなと思ってましたが、バリバリのスプラッター系でした。舞台は館ではなく町全体だったので「蝋人形の町」といった方がしっくりくる気がします。

 

町に着くまでが長すぎて飽きてくる。

そこまでに半分くらいの時間を使ってしまっている。

”蝋”や”双子”という設定を巧く使っているシーンは随所にあったものの

ストーリーは平凡。ただ殺戮が始まってからはかなり怖かったです。

怖かったということは、ホラーとしては成功ってことかなー。

 

セラ監督はその後も2009年「エスター」、2011年「アンノウン」で、

ダーク・キャッスル作品の監督してます。

どれも結構おもしろい。

 

(見どころ)

●蝋人形の館でのバトル

 ドロドロと溶けて崩れ落ちる館内でのバトルはSF作のような迫力があり

 ました。

 

(好きなところ)

●主演のエリシャ・カスバートが、かわいくてセクシーだった。

 

★★★PICK UP LINES★★★

タウン・オブ・ワックス

 

カーリー

What if he turns him to wax?(彼も蝋人形にされちゃったかも。)

 

ニック

What do you mean, wax?(蝋人形?)

 

カーリー

You don't get it. They're all wax, everyone.

The whole town is rigged.

(そうよ、みんな蝋人形なのよ。町の人みんなが蝋人形にされてる。)

 

ニック

That's impossible.

You're saying that that's a real person underneath?

(そんなバカな。蝋の中は本物の人間だっていうのか。)

 

 

※蝋は英語で wax です。本作では wax を”蝋人形”とも訳してますが、

 蝋人形を英語で言うなら正確には wax figure かな。

 ”蝋人形の館”も wax museum の方がわかりやすいかな。

 蝋燭(ロウソク)は candle です。