ミスター・ガラス B

(GLASS)2019

監督 M・ナイト・シャマラン  
キャスト ジェームズ・マカヴォイ ケヴィン、ビースト、パトリシア、デニス等々 
  ブルース・ウィリス デヴィッド・ダン(監視人) 
  サミュエル・L・ジャクソン イライジャ・プライス(Mr. ガラス) 
  サラ・ポールソン エリー・ステイプル(精神科医)
  スペンサー・トリート・クラーク ジョセフ(デヴィッドの息子)
  アニャ・テイラー・ジョイ ケイシー(前作生き残り)
  シャーレイン・ウッダード イライジャの母 
  アダム・デヴィッド・トンプソン ダリル(髭の病院職員)
  ルーク・カービー ピアース(イライジャに絡む病院職員)
  M・ナイト・シャマラン ダンの店の客

自分の超常的な力を自覚して以降、息子と共に悪党を見つけては退治して、街を守る「監視人(オーバーシア)」と呼ばれるようになっていたデヴィッド・ダン(「アンブイレカブル」の主人公)。

 

逃亡中の多重人格の殺人犯ケヴィン・ウェンデル・クラム(「スプリット」の主人公)を探し出し、超人的パワーを持った2人が激突するが、警察に包囲されて2人とも精神病院へ拘束されてしまう。

2人が収容されたその病院にはデヴィッドの宿敵Mr.ガラス(イライジャ)が!

 

ヒーローの存在を世に知らしめるため、再びMr.ガラスが動き出す。

 

メイド・イン・シャマランのヒーロー・スリラー・シリーズ第3弾にして完結編になります。

ヒーローやコミックを題材にした作品で、アクションシーンもありますが、メインは人間ドラマになってます。

 

シャマラン作品らしく、終盤で二転三転するオチを用意してはくれてますが主役3人が全員死んでしまうという後味の悪さのせいで、どんでん返し的ドラマを素直に楽しみにくくなっている気がします。

 

(シリーズ作)

2000年「アンブレイカブル」、2016年「スプリット」続く3作目。

「アンブレイカブル」は少し間が空いてもいいですが「スプリット」と本作「ミスター・ガラス」は続けて観た方が良いと思います。

スプリットの主人公ザ・ホード(ケヴィン)の主な人格を把握しておいた方が話が分かりやすいので。

 

(キャスト)

メイン3人、脇役3人の演者は全員今までのシリーズ作から続投してます。

2000年の1作目「アンブレイカブル」からは19年の月日が経っており、デヴィッドの息子ジョセフ役のスペンサー・トリート・クラークはつぶらな瞳はそのままに、あどけなさが残る少年から逞しい大人へと成長しております。

 

ただ脇役3人(デヴィッドの息子、イライジャの母、ケヴィンの理解者の女)はあまり要らなかったような・・・・

 

(ヒーローの力が渋め)

デヴィッド(オーバーシア)やケヴィン(ビースト)は肉体的に凄いパワーを持っているわけですが、常人を一回りか二回り強くした感じで、メチャクチャ人間離れしているわけではありません。

一応ヒーロー映画ですし、私的には、鉄の扉ごときは一撃で壊してほしいですし、レッスルマニアに毛が生えた程度の肉弾戦ではなく、もう少し画的に派手な大立ち回りを見たかったです。

マーベル・ヒーロー達のド派手なアクションに見慣れてしまったせいかもしれません・・・・

 

(見どころ)

黒幕(マスターマインド) Mr.ガラス

●超人たちの悲しき末路。世界を目覚めさせる!?

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)監視人(オーバシア)

 

They're not calling you "The Tip-Toe Man" or "The Float" anymore.

They're pretty much settled on "The Overseer".

It's cool.

(「忍び足男」や「浮き男」とか呼ぶのはやめて、「監視人」で落ち着いたみたい。いいじゃん。)

 

 

(シーン②)ビーストの口上

Rejoice.  You have suffered and are now pure.

(喜べ。お前は苦痛を味わい、汚れ泣き存在だ。)

 

        シリーズ作品  
2000年

アンブレイカブル

C 
2016年 スプリット
2019年 ミスター・ガラス