プライベート・ライアン A

(Saving Private Ryan)1998

監督 スティーブン・スピルバーグ  
キャスト トム・ハンクス ジョン・ミラー大尉(中隊長)
  トム・サイズモア マイク・ホーバス軍曹
  バリー・ペッパー ジャクソン(狙撃手)
  エドワード・バーンズ ライベン
  アダム・ゴールドバーグ メリッシュ(ヒゲのユダヤ人)
  ジェレミー・デイヴィス アパム伍長(通訳)
  ジョバンニ・リビシ ウェイド(衛生兵)
  ヴィン・ディーゼル カパーゾ
  マット・ディモン ジェームズ・ライアン二等兵
  テッド・ダンソン ハミル大尉
  ポール・ジアマッティ ヒル軍曹
  マックス・マーティーニ ヘンダーソン伍長
  ジョーグ・スタドラー 一度捕虜にしたドイツ兵

第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を舞台に、ある一人の兵士を見つけだす任務を受けて激戦地を進む部隊を描いた作品です。

スピルバーグが2度目のアカデミー監督賞を受賞しました。

(1回目は1993年「シンドラーのリスト」)

 

人と人とが殺し合う戦争という極限状態が続く中で、人としての心を失うまいとする主人公や彼の率いる部隊に焦点を当てた作りになっています。

ただその辺りのドラマ性はイマイチで、序盤の上陸作戦と、終盤の市街戦のド迫力な映像が一番印象に残ります。アカデミー監督賞も、この戦闘シーンの撮影を評価したものじゃないかと思います。

 

フィクション作ですが、ナイランド兄弟の実話が基になっています。

米軍にはSole Survivor Policy(ソウル・サバイバー・ポリシー)という

規定(方針?)があり、他の兄弟がみな戦死したら残りの1人を死なせないために前線から本国に送還するというものです。

ノルマンディー上陸作戦に参加したナイランド軍曹は、兄3人が戦死した

ため、この方針にのっとり本国に帰されたそうです。

 

 

(見どころ)

●序盤の上陸作戦と終盤の市街戦

どちらも30分近い時間をかけてます。

ハンディカメラを使った撮影で、自分もその場にいるんじゃないかと思わされる臨場感あふれる映像です。すごい迫力で、戦争の凄まじさ恐ろしさを見せつけられます。吹っ飛ぶ手足、とび出す内臓等リアル過ぎて画的にキツい所もあります。

 

史上最大の上陸作戦と言われるノルマンディー上陸作戦。

序盤の戦闘は、その中のオマハビーチ上陸戦になります。

撮影はアイルランドで行ったそうです。

 

★★★PICK UP LINES★★★

リンカーンの手紙

 

May our Heavenly Father assuage the anguish of your bereavement and leave you only the cherished memory of the loved and lost, and the solemn pride that must be yours to have laid such a sacrifice upon the altar of freedom.

Yours very sincerely and respectfully,          

Abraham Lincoln.

 

願わくば神があなたの別れの悲しみを和らげ、幸せな思い出だけを残すことを。自由の祭壇に捧げた尊い犠牲。それを誇りとして下さい。

心より敬意を込めて。           アブラハム・リンカーン

 

 

*Yours sincerely や Sincerely yours またはYours respectfully で

「敬具」の意になります。コンマを付け改行して署名するのが通例です。 「拝啓」は Dear~ ですね。

 

*private は「二等兵」の事です。

 軍の階級については「シン・レッド・ライン」のページで。