シンドラーのリスト 

(Schindler's List)1993

監督 スティーヴン・スピルバーグ  
キャスト リーアム・ニーソン オスカー・シンドラー
  レイフ・ファインズ アーモン・ゲート
  ベン・キングズレー イザック・シュターン(会計士)
  エンベス・デイヴィッツ ヘレン(ゲートのメイド)
  キャロライン・グッドオール シンドラーの妻
  エズラ・ダガン 司祭
ダビデの星 六芒星(ヘキサグラム)です。
ダビデの星 六芒星(ヘキサグラム)です。

ユダヤ人に対するホロコーストを描いた代表的な映画です。

シンドラーの話は有名ですよね。本作もだいたい史実通りのお話になってます。

原作はトーマス・キリーニの「シンドラーズリスト 1200人のユダヤ人を救ったドイツ人」です。

 

ホロコーストを描いた映画としては秀逸だと思います。

基本的に全編白黒の画面で、ドキュメンタリーではないかと思わせる迫力とリアリティーがあります。

一体何があったのか、行われたのか、人がどこまで残酷になれるのか、どれだけ思考を放棄できるのか、その辺を考えさせられます。

 

実際のオスカー・シンドラーがどんな人物だったかは今となってはわからないと思うので、どんな風に描いてもいいと思いますが、本作でのシンドラーの人物像の描き方はイマイチ弱かったように思います。

野心家で実業家で、ユダヤ人を安い労働力以上とは思わず、決して人道主義者ではなかった彼が変わっていく様子にイマイチ説得力が無かったです。

 

ゲートやシュターンも実在の人物です。

 

アカデミー作品賞、監督賞を受賞しています。

スピルバーグは本作以前からもヒット作を多数生みだし、監督として成功していましたが、アクション・SFイメージが強く、シリアスドラマの本作でアカデミー作品賞、監督賞の獲得に至りました。

 

(見どころ)

●ホロコースト 人は恐ろしい。

 

 

★★★PICK UP ENGLISH!★★★

(シーン①)野心家シンドラー

There's no way I could have known this before but there was always something missing.

 

In every business I tried, I can see now, it wasn't me that failed.    Something was missing.

 

Even if I'd known what it was, there's nothing I could have done about it because you can't create this thing.

 

And it makes all the difference in the world between success

and failure.

 

War.

 

今まではいつも欠けているものがあった。

今まではそのせいでなにをやっても失敗してきた。

何かが欠けていたんだ。

欠けていると気づいても手に入らないもの。作る事が出来ないもの。

でもそれが成功と失敗を分けるんだ。

戦争だよ。

 

*「War.」っていう時のリーアム・ニーソンの不敵で悪そうな表情が

 いい。

 

(シーン②)シンドラーのリスト

 

The list is an absolute good.

The list is life.

All around its margins lies the gulf.

 

このリストはまさに善意です。

命のリストです。

この紙の外は死の淵です。