ブレット・トレイン 

(BULLET TRAIN)2022

監督  
デヴィッド・リーチ  
キャスト  
ブラッド・ピット レディバグ(天道虫🐞) 
アーロン・テイラー・ジョンソン タンジェリン(みかん🍊) 
ブライアン・タイリー・ヘンリー レモン 🍋
ジョーイ・キング プリンス(女子学生風)
アンドリュー・小路 木村雄一(ファーザー) 
真田 広之 木村(長老、雄一の父)
バッド・バニー ウルフ 
ザジー・ビーツ ホーネット(毒蛇の殺し屋)
マイケル・シャノン ホワイト・デス(白い死神) 
ローガン・ラーマン ホワイト・デスの息子
サンドラ・ブロック マリア(仲介役、ハンドラー)
マシ・オカ 車掌 
チャニング・テイタム 乗客(ゲイ?)
福原 かれん 社内販売員
ライアン・レイノルズ カーバー(病欠の殺し屋)
デヴィッド・リーチ監督 一般人(17人目の犠牲者)

そうだ、京都行こう!

 

東京から京都に向かう新幹線(BULLET TRAIN)に集まる曲者揃いの殺し屋たち。

それぞれの思惑、そして幸運、悪運が交差する殺し屋協奏曲アクション!

 

(原作)

伊坂幸太郎が「グラスホッパー」の続編として書いた小説「マリアビートル」が原作。

「グラスホッパー」は2015年に日本で映画化されてます。

 

(新幹線)

原作では東京発の東北新幹線「はやて」が舞台でしたが、本作では東京から京都を目指す「ゆかり」号という架空の新幹線が舞台。

「こだま」みたいな各駅停車のようでしたが、東京を夜に出発して、日が昇ってから京都に着いていた。夜行列車?

 

コロナの影響もあってか日本でのロケは無し。

ハリウッド映画における日本のキテレツな描き方は、訝しむものではなく、楽しむものだと心得るようになって久しい私には愉快でした。

 

新幹線は英語でも SHINKANSEN または Super Express。

どちらも駅や車内の英語アナウンスで使われています。

弾丸のようなフォルムと速さから、海外では Bullt Train と呼ばれることも多いようです。

 

(機関車トーマス)

レモンが人物の比喩にトーマスのキャラクターを使ってます。

ディ―ゼルは揉め事を起こす悪役キャラ。

ホワイト・デスの息子はおでこにパーシーのシールを貼られてました。

演じたローガン・ラーマンが「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」でパーシー・ジャクソンを演じたからかな?

 

(アクション)

デヴィッド・リーチ監督は元々はスタントマンやスタント・コーディネーターをしてきた人。

ブラピとは「ファイト・クラブ」撮影時の格闘トレーニングで初めて会ったそう。

その後監督となり「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」などアクション大作を撮ってきました。

 

本作はハードなアクションよりか、コミカルさを推した展開&アクションで魅せてくれます。

テイストはタランティーノ風で、特に「キル・ビル」にかなり似てます。

 

(運)

ゴリゴリアクションで推してくる作品ではなく、運命や幸運、悪運などの巡り合わせをテーマにしたドラマも結構しっかりしてます。

原作、脚本が良いんでしょう。キャストも良かった。

 

(見どころ)

●愉快な殺し屋たちの数奇な巡りあわせ

 

(好きなところ)

●長老の木村(真田広之)

佇まいやアクションカッケー!!

賢者感溢れる彼が無神経にレディバグのスニーカーに刀の返り血を浴びせるシーンが好きです。

 

●ホワイト・デスのロシアン・ルーレット

自分で腕の上を滑らせてリボルバーを回す仕草カッケー!!

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)レディバグ

 

木村

Fate will do what it wills. Why do you laugh at fate?

(運命は定められている。なぜ運命を笑う?)

 

レディバグ

Man, fate for me is just another word for bad luck.

And that follows me around like....

I don't know, something witty.

My handler calls me Ladybug. She's witty.

(運命はオレにとっては悪運と同じ。つきまとってくるんだ。まるで・・・

上手いこと言えないな。仲介役はオレのことをレディバグって呼ぶ。

冴えてるだろ。)

 

木村

Ladybug? (レディバグ?)

 

レディバグ

Yeah.(ああ。)

 

木村

This is very licky, indeed.(実に幸運な呼び名じゃないか。)

 

レディバグ

No, she's being ironic, she... Never mind.

(違う。彼女は皮肉で・・・まいかっか。)

 

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(シーン②)天道虫

 

木村

Do you know what they call a ladybug in Japan?

Tentoumusi.

As a boy, I was told there is a spot on its back for each of the seven sorrows of the world.

You see, tentoumusi is not lucky.

It holds all the bad luck so that others may live in peace.

(日本でレディバグは何と言うか知っているか? 天道虫だ。

子供の頃、背中の斑点は世界の7つの悲しみを背負ったものだと聞かされたよ。そうだ、天道虫は幸運ではない。人々が平和に暮らせるように、全てを悪運を背負ってくれているのだ。)

 

レディバグ

I don't wanna hold the seven sorrows.

(7つの悲しみなんてごめんだぞ。)

 

木村

Everything that's ever happened to you has led you here.

Fate.

(これまで起きたこと全てが君をここへ導いた。運命だよ。)

 

レディバグ

Well, that's a shit deal.(クソみてーだな。)