アトミック・ブロンド A

(ATOMIC BLONDE)2017

監督 デヴィッド・リーチ  
キャスト シャーリーズ・セロン ロレーン・ブロートン
  ジェームズ・マカヴォイ パージヴァル(MI6 ベルリン担当)
  トビー・ジョーンズ エリック・グレイ(MI6 ロレーンの上司)
  ジョン・グッドマン エメット・カーツフェルド(CIA)
  ソフィア・ブテラ ロレーヌ(仏DGSE諜報員)
  エディ・マーサン スパイグラス(情報の漏えい者)
  ローランド・ムーラー ブレモヴィッチ(KGB)
  ジェームズ・フォークナー C(MI6の責任者)
  ビル・スカルスガルド ベルリンでのロレーンの協力者
  サム・ハーグレイブ ガスコイン(殺されたMI6工作員)
  ヨハネス・ヨハンソン バクスティン(ガスコインを殺したKGB)
  ティル・シュヴァイガー 時計屋
  バルバラ・スコヴァ ベルリンの女性検視官

冷戦が終わりを迎える1989年。

壁が崩壊する直前のベルリン。

潜伏中のMI6の諜報員が殺され、スパイの情報が記された機密データが奪われる。

 

奪われたデータの奪取のためMI6は最強女スパイ、ロレーン(シャーリーズ・セロン)をベルリンへ送り込む!

 

超タフ&超クール&超セクシーな女スパイ ロレーンが魅せるアクション・スリラー

 

監督は「ジョン・ウィック」のデヴィッド・リーチ。

ジョン・ウィック」で培ったアクションや演出をパワーアップして盛り込んでます。

 

アクションのカッコよさ、クール&セクシーなキャラを体現した主演のシャーリーズ・セロンに頼る部分が大きい作品ですが、キャラやアクション以外にも、スパイの世界の騙し騙されのストーリーもしっかり作ってます。

 

(スパイの花形時代)

70~80年代のハリウッドのスパイ映画では定番だった冷戦ネタ。

今さら冷戦時代の設定を使うのかとも思いましたが、逆に新鮮な感じもしました。

 

イギリス(MI6)や東ドイツ、西ドイツ、さらにソ連(KGB)、アメリカ(CIA)フランス(DGSE)まで登場し、各国、各組織や人物の利害関係がやや複雑。終盤にかけてその辺が混乱するかもしれません。

そのため「英MI6諜報員の主人公ロレーンは、実はCIAの工作員で、二重ならぬ三重スパイだった」という大オチが少し解りにくくなっているかも?

 

ストーリーはシンプルにして、アクションをもっとたくさん見たかった気もします。 

 

「ジョン・ウィック」でもそうでしたが、字幕の表記が面白い

本作ではスプレーを吹きかけるような演出。

 

ジョン・ウィック VS ロレーン とか面白そう。

 

(音楽)

2014年「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の頃からでしょうか。

ポップな懐メロ音楽をアクション作品に使うのが流行ってます。

確かにカッコイイですが、やや飽食気味な感もすでにあります。

本作では、場面に合わせて急に音を落としたり、工夫して使ってる感じはします。

 

(見どころ)

主演シャーリーズ・セロン! カッケー!!ツエー!!セクシ~!!

カー・アクションやガン・アクションもありますが、やっぱり見せ場は格闘アクション!

生々しく泥臭く血みどろのアクションは見応えあり。

クールに次々と難なく敵を殺していくのも爽快ですが、本作では一人一人の相手とのガチな命の取り合いを濃密なアクションで魅せてくれます。

中盤に敵ともどもフラフラヘロヘロになりながら殺り合うシーンは印象的。

 

(好きなところ)

●シャーリーズ・セロン × ソフィア・ブテラのレズ絡み

そそられますね~。

 

★★★PICK UP LINES★★★

騙し合いの世界

 

パーシヴァル

It's a double pleasure to deceive the deceiver.     

(騙す者を騙すのは愉快だ。)                       

 

ロレーン

Niccolo Machiavelli.  It was on your shelf.

(マキャベリね。本棚にあったわ。)

 

パーシヴァル

Oh my God, I think I fucking love you!   

(驚いたね。君を好きになっちまいそうだ。)    

 

ロレーン

That's too bad. (お気の毒様。)

 

メインカテゴリー  
アクション  
   
サブカテゴリー  
スパイモノ 冷戦 
公開年  
2017年  
ランク  
A  
年代  
1989年  
舞台