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フロム・ヘル B
（FROM HELL）2001
| 監督 | アルバート・ヒューズ | （ヒューズ兄弟） |
| 監督 | アレン・ヒューズ | |
| キャスト | ジョニー・デップ | アバーライン |
| ヘザー・グレアム | メアリ | |
| ロビー・コルトレーン | ピーター | |
| イアン・ホルム | ウィリアム卿 | |
| テレンス・ハーベイ | キドニー | |
| ジェイソン・フレミング | ネトリー | |
| イアン・リチャードソン |
チャールズ卿 |
舞台は1888年のロンドン。有名な連続娼婦殺人事件、切り裂きジャック（JACK THE RIPPER）を題材にしたお話です。ジャックと対決する主人公の敏腕刑事をジョニー・デップが演じてます。若干えぐいシーンもあるホラーサスペンスです。
人物の描き方が少し浅かったです。特にジャックに関してはいまいちキャラが伝わって来なかったのが残念。
またフリーメイソンを知らないとわかりにくい部分があるかも。
実際の切り裂きジャックは結局捕まらず事件は迷宮化。今日まで様々な説や憶測がされとります。おもしろい題材だと思います。
実際の事件でも、被害者の一部臓器を持ち去ったり、ほとんど原形を留めない遺体もあったりしたそうです・・・恐ろしい。
映画内でも言っていましたが、人体に詳しい医者が犯人というのも有力な説だそうです。
本作はアラン・ムーアのアメコミが原作です。彼の作品は他にも
「ウォッチメン」や「Ｖフォー・ヴェンデッタ」等が映画化されてます。
アメコミにしてはシリアスでダークな作風のが多いですね。
（見どころ）
●犯人の正体も含めた事件全体のストーリー。
本作は一つの解釈だし虚構ですが、実際の犯人が捕まってない
のでどんな解釈や想像も出来きておもしろい題材だと思います。
（好きなところ）
●切り裂きジャックの囁くような低い声。
●切り裂きジャックの黒いお目目。怖い。
★★★PICK UP ENGLISH!★★★
切り裂きジャックと、彼を運ぶ御者ネトリー
ネトリー
You say three more have to be killed. I can't take it, sir.
It's everywhere. It's in all the papers. I'm just a simple chap, sir.
I'm not a great man like you.
I just don't know where I am at anymore.
（旦那様は後３人殺すとおっしゃいますが、私にはもう耐えられません。
新聞でもどこでも、世間はこの話題で大騒ぎです。私はただの御者です。
旦那様のように偉くもありません。自分の居場所さえもわかりません。）
ジャック
There, there, Netley. I shall tell you where we are.
We are in the most extreme and utter region of the human mind.
A radiant abyss, where men meet themselves.
（落ち着くんだネトリー。居場所なら教えてやろう。我々は人間の心の最も奥深い所にいるんだ。底知れぬ深い穴、自分の本性と出会う場所。）
ネトリー
I don't understand that. I don't understand, sir.
（わかりません。私には理解できません、旦那様。）
ジャック
Hell, Netley. We're in hell.
（地獄だよ、ネトリー。我々は地獄にいるんだ。）