同名のアメコミが原作です。

シリアス・ヒーローものの中でも、また一風変わった作風の映画です。

西暦何年とか、時代設定がはっきりしていて、米露の冷戦が下地にあったり、

ニクソン大統領が出てきたり、現実社会をベースにした妙にリアルな設定の中に、超人的ヒーローが登場するという

アンバランスさがおもしろいです。

ヒーロー達もそれぞれが葛藤をかかえていて、人間ドラマを観ているような感じがしました。勧善懲悪の一般的なヒーローものとは違いますね。

「ヒーロー」というお題を借りて人間世界を描いてる感じです。

哲学的な感じも。

 

僕は気に入りましたが、好き嫌いの分かれる映画だと思います。

 

（見どころ）

● 新感覚のヒーロー設定。

 

（好きなところ）

●Dr.マンハッタン　特異な存在。神？　哲学的。

 

●ロールシャッハ　ロールシャッハ・テストをキャラにしようという

　アイデアが奇抜ですよね。あのマスクかっこいいー！

　Dr.マンハッタンが作ったそうです。

　野太い声もいいです。アメコミヒーローはマスク被るとみんな声が野太く

　なる。バットマンやアイアンマンも。