ドクター・ストレンジ A
(DOCTOR STRANGE)2016
監督 | スコット・デリクソン | |
キャスト | ベネディクト・カンバーバッチ | Dr.ストレンジ(スティーヴン・ストレンジ) |
レイチェル・マクアダムス | クリスティーン・パーマー | |
ティルダ・スウィントン | エンシェント・ワン(至高の魔術師) | |
マッツ・ミケルセン | カエシリウス(ゼロッツのボス) | |
キウェテル・イジョフォー | モルド | |
ベネディクト・ウォン | ウォン (図書館管理人) | |
マイケル・スタールバーグ | ウェスト(ニック ストレンジの同僚医師) | |
ベンジャミン・ブラット | パングボーン(半身不随から復活) | |
スコット・アドキンス | アストラル体で戦ったゼロッツ | |
トポ・ウェルネスニーロ | マスター・ハミヤ(老魔術師) | |
クリス・ヘムズワース | ソー | |
スタン・リー(原作者) | バスで読書しているじいさん |
マーベル・コミック原作のヒーローによるクロスオーバー作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の14作目
交通事故で両手に
後遺症が残り失意に沈む天才外科医ストレンジが救いを求め訪れたのはネパールのカトマンズにある謎の修行場カマー・タージ。
魔術師として生まれ変わったストレンジと闇の魔術師達との戦いが始まる!
魔術師ヒーロー、ドクター・ストレンジがMCUに参戦です!
かっこいいマスクや全身タイツが標準装備のアメコミ・ヒーロー中では、
おじさんにマント&道着というやや地味めのビジュアルかもしれませんが、空間・時間を自在に操る魔術師という他のヒーローとかぶらない設定や視覚的にユニークなアクションが面白かったです。
ストーリーは薄いですが、空間・時間を自在に操る映像表現&バトルだけでも見応えあります。
魔術師の拠点の一つがロンドンにあるからか、メインキャストにはイギリス出身の俳優が多いです。
・主演ベネディクト・カンバーバッチ(ロンドン出身)
・エンシャント・ワン役 ティルダ・スウィントン(ロンドン出身)
・モルド役 キウェテル・イジョフォー(ロンドン出身 アフリカ系)
・ウォン役 ベネディクト・ウォン(マンチェスター出身 香港系)
(魔術師たち)
●ドクター・ストレンジ(スティーヴン・ストレンジ)
自信家で傲慢なところは、トニー(アイアンマン)と似てるかも。
いろんなヒーローがいる中で、魔術という能力はユニーク。
浮遊マント(The Cloak of Levitation)
マントはヒーローのたしなみ。ソーやヴィジョンも付けてます。
ストレンジのマントは意思を持って主人を守ってくれます。マントとストレンジのユーモラスなやりとりも楽しい。
マントや魔法陣をまとうとなかなかカッコイイ!
※ちなみにマントは仏語です。
英語ではクローク(cloak)や、ケープ(cape)と言います。
アガモットの目(The Eye of Agamotto)
時間を操る魔力を持ったペンダント。有事の際にはストレンジが装備。
その正体はインフィニティ・ストーンの1つ、タイム・ストーン。
●エンシェント・ワン
至高の魔術師。
原作コミックではハミヤ(手のない魔術師)のような如何にもな感じのヒゲの老子ですが、ティルダ・スウィントンのミステリアスで中性的な存在感が生きて、印象的なキャラに仕上がってます。
●ウォン
魔術書図書館の管理人。笑いのツボがわかりずらい太っちょ魔術師。
以後、ストレンジと共にアベンジャーズと協力して戦うことに。
●モルド
正義感が強く、それ故柔軟性のない性格。エンシェント・ワンを崇拝していたが、彼女の秘密を知り激しく動揺。本作ラストでストレンジたちと決別。
次はヴィランとして登場しそう。
(ヴィラン)
●カエシリウス
闇の魔術師集団ゼロッツの棟梁。
ヒーローモノで重要なヴィラン(悪役)ですが、残念ながらカエシリウスや、闇の魔術師達には全然魅力がなかったです。マッツ・ミケルセンというせっかくの大物起用が無駄になった感じ。悪者なのが分かりやすいあのKISSみたいなメイクでは演技が分かりにくい。
●ドルマムゥ
ダーク・ディメンションの支配者。原作コミックではストレンジの宿敵。
昔はドーマムゥと表記されることも。
本作ではストレンジが「無限ループコンボ」で追い返しましたが、倒したわけではないので、また出てくるかも。
ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチがモーション・キャプチャーで演じてます。
(インフィニティ・ストーン)
ストレンジが時間を操るのに使ったアイテム、アガモットの目こそがインフィニティ・ストーンの1つタイム・ストーン。
これで6つの内、5つのストーンが登場した事になります。
(スペース、マインド、リアリティ、パワー、タイム)
未登場なのはソウル・ストーンのみ。
(MCUリンク)
●マルチバース(多元宇宙)
エンシェント・ワンが「この世界はたくさんある宇宙(次元)の1つ」というような説明をしてます。
多くのヒーローが作品の垣根を越えて登場するマーベル・コミックが、たくさんの世界観を整理するために使っているのが「マルチバース(パラレル・ワールド)」という設定で、それぞれの世界観(次元)に名称を付けてます。
コミックのメインとなる正史世界は「アース616」と呼ばれてます。
他にもコミック、映画、ゲーム等々で、多くの次元が設定されてます。
例えば映画でいうと、サム・ライミ監督のスパイーダマン3部作は「アース96283」、アメイジング・スパイダーマンの2作品は「アース120703」。
MCUは「アース199999」という次元でのお話という事になってます。
2019年の「アベンジャーズ エンドゲーム」でタイムトラベルをしたり、「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」でマルチバース・ネタの台詞があったり、そしてドクター・ストレンジの2作目のサブ・タイトルがズバリ「イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」
今後のMCU作ではアースが入り乱れる??
●ローズの事?
ストレンジが事故に遭う直前に聞いていた患者情報の1つに、「35歳。空軍大佐。武器で脊椎下部を損傷。胸部破裂骨折。」というのがありました。
これってMCU前作「シビル・ウォー」で負傷したローズ(ウォーマシン)の事かなと思いましたが、監督は違うと言ってるそうです。
(エンド・クレジット)
クレジット途中で、ストレンジとソーが、オーディンの行方について話をしてます。これは2017年「マイティー・ソー バトルロイヤル」でのシチュエーションです。
クレジット最後には、ヤバくなってる感じのモルドが登場。
次作ではヴィランで登場か!?
(スタンじいさんを探せ!)
バスで本を読んでるじいさん。
(見どころ)
●時空間アクション!かっこいい!面白い!
序盤の「エンシェント・ワンVS悪の魔術師軍団」から引き込まれます。
最終戦の、巻き戻る時間の中での戦いも楽しかったです。
★★★PICK UP LINES★★★
現代の魔術師 部屋に案内されたストレンジに渡された謎のメモ
ストレンジ
What's this? My mantra?(これは?マントラ(真言)?)
モルド
The Wi-Fi password. We're not savages.
(Wi-Fiのパスだ。我々は未開人じゃないんだ。)
シリーズ作品 | ||
2016年 | ドクター・ストレンジ | A |
2022年 | ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス | |