トータル・フィアーズ A

(The Sum of All Fears)2002

監督 フィル・アルデン・ロビンソン  
キャスト ベン・アフレック ジャック・ライアン
  モーガン・フリーマン キャボットCIA長官
  ジェームズ・クロムウェル ファイラー米大統領
  キーラン・ハインズ ネメロフ露大統領
  ブリジット・モイナハン キャシー(ジャックの恋人)
  リーヴ・シュレイバー クラーク(エージェント)
  フィリップ・ベイカー・ホール デイヴィッド・ベッカー
  ロン・リフキン オーウェンズ国務長官(メガネ)
  ブルース・マッギル 国家安全保障担当補佐官
  マイケル・バーン グルシュコフ
  アラン・ベイツ ドレスラー(ヒゲのネオナチ)
  コルム・フィオール 武器商人オルソン

トム・クランシーの小説「恐怖の総和(The Sum of All Fears)」が原作です。ジャック・ライアン・シリーズの

映画化4作目です。

主人公のジャック役が前二作のハリソン・フォードからベン・アフレックに

変わりました。

若返りを計ったのでしょう。

原作小説ではジャックはCIA副長官ですが、ベンに合わせて映画では若き分析官になってます。

 

「テロリストが核でアメリカに攻撃しようとする」という設定のアクションや

サスペンスはたくさんあって、大体は

爆発寸前でストップ、ハッピーエンドというパターンですが、本作は爆発しちゃって、そこから話が盛り上がっていくので、そこにはちょっと驚きました。

 

脚本がちょっと雑でした。こういうシリアスな話は、もう少しリアリティーを感じられる設定にしないとしらけてしまいますね。 パラマウントの創立90周年記念作ということなので、もう少ししっかり作ってほしかったですね。

 

(見どころ)

●爆発後の、緊迫感は見応えありです。

 錯綜する情報、感情と理性、決断の責任の重さ

 

(気になったところ)

●核爆弾爆発の描き方

私が日本人だからでしょうか、ナメきっているとしか思えません。

描き方が甘すぎる。放射能の恐ろしさについては無視されて、ほぼ描かれていない。ちょっと規模の大きな爆弾程度にしか描かれていない。

遺憾ですな。

★★★PICK UP LINES★★★

恋人(キャシー)に本当の事を打ち明けるが信じてもらえないジャック

 

ジャック

I work for the CIA and the director asked me at the last minute to come with him to Russia to do a nuclear arms inspection.

(僕はCIAで働いていて、ちょっと前に長官から核兵器の査察のため一緒に

ロシアに来るように頼まれたんだ。)

 

キャシー

That is so lame.(ふざけないで。)

 

 

*このシーンの後にCIA長官役を演じたモーガン・フリーマンが、吹き出して笑う場面があります。その笑う演技がいいんですよねー。

セブン」で主人公の家を訪れた場面とか、モーガン・フリーマンは笑う

演技に味があります。

     ジャック・ライアン作品  
1990年 レッド・オクトーバーを追え!  SS 
1992年 パトリオット・ゲーム
1994年 今そこにある危機  
2002年 トータル・フィアーズ
2014年 エージェント:ライアン