ついに結婚！

初めての秘め事！

そしていきなり妊娠！

ベラのお腹の中で急速に成長する子供。

ベラの命を脅かす危険な出産！

 

人生のハイライトが一気にやってきたベラの覚悟や、それにより分裂する人狼族を描いたシリーズ第4弾！

 

原作最終章で4作目「Breaking Dawn」を1部、2部に分けて映画化。

撮影は1部、2部同時に行われました。

 

（監督＆製作）

ブレイキング･ドーン1部＆2部の監督はビル・コンドン。

トワイライト・サーがは毎作監督が変わってきました。

 

また原作者のステファニー・メイヤーが製作に加わりました。

これまでの3作品でもアドバイザー的立ち位置で積極的に関わっていましたが、本作ではより深く携わってます。

ちなみにベラとエドワードの結婚式のシーンで出席者として出演してます。

 

（激変するベラ）

前半の結婚式、ハネムーン、初体験あたりは、相変わらず女子の妄想具現化的展開。観る人によっては退屈と思うかもしれませんが、ここがこのシリーズの色でもあるので。

 

後半は、胎児に体力を奪われ恐ろしいほどにやつれていきます。

美貌が売りの主演クリステンですが、出演シーンの半分くらいは、目がくぼみ、頬骨が浮き出たホラー感漂う酷い顔にしたのはちょっとビックリ。

 

出産シーンはホラーそのもの。かなりキツめの描写。

途中でエドワードの口が血まみれになってます。

映画では描かれていませんが、原作にある胎盤を嚙み切ったシーンを踏襲したものです。

シチュエーションに違いはありますが「スター･ウォーズ  EPⅢ」のパドメの出産シーンを思い起こしたりしました。

 

ラストシーン。吸血鬼となりみるみると回復したベラの顔の美しいこと。

 

吸血鬼一家のカレン家のみなさんは、こまでの作品では吸血鬼である事を強調するため不自然なほど顔を白塗するメイクで浮いてましたが、本作ではだいぶ改善されてかなりナチュラルなメイクになってます。

 

（見どころ）

●ジェイコブの運命　ベラとエドワードの娘レネズミが刻印の相手に！

だたひたすらにベラを追い求めてきたジェイコブに衝撃の展開でした。

「ハリポタ・シリーズ」のスネイプを思い起こしたり。

 

人狼族における刻印（imprint）とは、一目ぼれの上位版みたいな感じ。

相手を自分で選べるわけけでなく、運命の相手と出会うと、それと理解できる体験。

刻印と訳されてますが、体に何かタトゥー的なもの刻むわけではなく、内的なもの。

 

エドワードは初めから完成された吸血鬼で変化に乏しいのに対して、ジェイコブは初めはただの高校生から人狼化し、愛した人ではなく、その娘と運命で繋がるなど変化あるので観ていて面白いです。

 

ベラの娘、命名レネズミ。欧米的にもかなり変わった名前である事は作中から分かりますが、日本語的にも････　ネズミ🐀？

 

（3・11）

 2009年3月11日。

カナダの西岸バンクーバー島トフィーノの海岸で本作を撮影中、日本で東日本大震災が起こりました。TSUNAMIが発生し、トフィーノでも避難指示があり、撮影開始が危ぶまれたエピソードが特典映像にありました。

幸い当地では被害もなく、遅れて撮影を開始できたそうですが、こんな所にまで影響を及ぼしていたのかと驚きました。